2020年のNFLドラフト候補を紹介する14回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
エッジ(DE/OLB)編の2回目、下位の3人です。
- 01位 Edge チェイス・ヤング(オハイオ州立)
- 24位 Edge ケイラボン・チェイソン(LSU)
- 28位 Edge A. J. エペネサ(アイオワ)
- 30位 Edge マーロン・デビッドソン(オーバーン)
- 48位 Edge ブラッドリー・アナイ(ユタ)
- 49位 Edge テレル・ルイス(アラバマ)
Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 1.0 - NFL.com
30位 Edge マーロン・デビッドソン
Marlon Davidson / 身長6-3 3/8 体重303 / オーバーン大学 / シニア
平均的な身長に鍛えられた分厚い肉体がある。大学では主にエンドに入っていたが、内側でもプレイできる能力を持っている。パスラッシュでは進む道が出来ている時は破壊的。ブルラッシュで多くのパワーを生み出し、いろんな手の動きをパスラッシュに組み込んでいる。一流の発進は欠いているが、先に書いた方法で相手に勝つ。強さとパワーで相手TEを破壊する。ラン守備では長さを活かしてブロックをスタックし、相手を追いかける奮闘も素晴らしい。全体として、彼には内側と外側をやれる万能性があり、プロでも大学と同じように活躍できるはずだ。
2019年は48タックル、12.5ロスタックル、7.5サックを記録。4年間で51試合の先発経験があります。
オーバーン大学で1年目の守備ラインが開幕戦で先発したのは1985年以来だったそうです。2018年にはキックを3回ブロックしています。機敏なパスラッシャーではないのと、どのポジションをやるのかは疑問があるようです。
腕長33インチ。 40ヤード5.04秒。1~2巡評価
48位 Edge ブラッドリー・アナイ
Bradlee Anae / 身長6-3 3/8 体重257 / ユタ大学 / シニア
大学では守備エンドに位置していた。パスラッシュではダイナミックなファースト・ステップはないものの、スナップカウントを読み、速攻で勝つ能力を見せている。手の使い方と身体を平らにしてQBへと迫る能力により、ラッシュのトップで優れている。相手OTが外側に対してセットしている時に察知することができ、内側へのカウンタームーブを決める。素晴らしいモーターがある。ラン守備ではいつでもアタックのポイントでホールドすることができるが、アスレチックなRBやQBに対してスペースで孤立してしまうと苦戦する。全体として彼は超機敏なアスリートではないが、とても生産性の高い選手だ。
2019年は41タックル、14ロスタックル、13サックを記録し、総意のAll-Americanに選出されています。
4年間で計47試合に出場、38試合に先発。通算30.0サックはユタ大学の新記録。実績のある選手で、シニアボウルでも活躍して評価を上げましたが、40ヤードのタイムなどコンバインでは評価を落としたようです。
腕長32 1/8インチ。40ヤード4.93秒。2日目評価
49位 Edge テレル・ルイス
Terrell Lewis / 身長6-5 2/8 体重262 / アラバマ大学 / RSジュニア
未熟でアスレチックなエッジの守備選手。アラバマ大学では立ったままと3ポイント・スタンスの両方でプレイしていた。パスラッシュでは一流の発進があり、えげつないロングアーム・ムーブを見せている。爆発力と身体を細くしてラインをすり抜ける能力によりツイストやスタントでとても効果的。手の立て直しはもっと上手くやる必要がある。カバーに下がる際、スペースで恐るべき方向転換のスキルがある。ラン守備ではスピードを活かしてバックサイドで活躍する。フロントサイドではブロックに対して肩で当たることが多すぎる。耐久性の不安がある。彼にはLSUを卒業した時のDEダニエル・ハンターに似た未熟な能力がある。バイキングスが彼を3巡で指名したギャンブルは大成功だった。
2019年は31タックル、11.5ロスタックル、6.0サックを記録しています。
1年目のフレッシュマンは控えで出場。2年目は腕の怪我で10試合に欠場しましたが、最終週に復帰して全米王者決定戦に先発。3年目は開幕前にACLを断裂して全休。怪我でほぼ2シーズン休んでいます。
腕長33 7/8インチ。1~2巡評価
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