2019年のドラフト候補について調査した14回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。
今回は守備タックルの後編、以下の3人です（前編はこちら）
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com
21位 DT デクスター・ローレンス
Dexter Lawrence / 身長6-4 4/8 体重342 腕長34 6/8 / クレムソン大学 / ジュニア
巨大な守備タックル。パスラッシャーとしては主に強さとパワーでポケットを押し込んでいる。印象的な足のクイックネスがあり、時には優れたスイム・ムーブを見せている。しかし、クレムソン大学では明らかなパス・シチュエーション時には下げられていたため活躍の機会は少なかった。ラン守備では支配的。フロントサイドでは簡単にシングル・ブロックを塞ぎ、バックサイドでもカットオフに抵抗する。薬物テストで運動能力向上薬が検出されてカレッジ・プレイオフを欠場しているため、それに関しては調査する必要がある。ラン守備では即戦力であり、パスラッシュにおいても（ただポケットを押し込む以上に）成長する可能性があると信じている。
2018年はトータルで36タックル、1.5サック、7ロスタックルを記録して、All-ACCに選出されています。PFFによると254回のパスラッシュで33回のQBプレッシャーを記録しているそうです。
高校時代から高く評価されており、2016年にはフレッシュマンとしては大学記録となる5サックを記録してACCの守備新人賞を獲得しています。1～2巡指名予想。
46位 DT ジェリー・ティレリー
Jerry Tillery / 身長6-6 4/8 体重295 腕長34 2/8 / ノートルダム大学 / シニア
このポジションとしてはレアな身長と腕の長さがある。試合のテープではとてもムラのある選手。パスラッシャーとしては素早い手、パワー、奮闘によりいくつか圧倒している試合（スタンフォード戦では4サックを記録）がある。しかし、他の試合ではブロックに捕まったままに甘んじ、プレイの体勢も高すぎる。ラン守備では塞ぎ、投げ倒し、ボールを追いかける能力を見せている。もっとパッドの位置を低くする必要はあるが、アタックのポイントで押し負けることは滅多にない。どのチームでもフィットするという選手ではないが、DTディフォーレスト・バックナー（49ers）に似たものを少し見せている。彼にはもっと一貫性が必要なだけだ。
2018年はトータルで30タックル、8.0サック、10.5ロスタックルを記録。PFFによると413回のラッシュで47回のQBプレッシャーを記録しており、パスラッシュの勝率19.1%はDTクイネン・ウィリアムズに次ぐ2位になるそうです。
フレッシュマンから3試合に先発していて、4年間で計50試合に出場。2016年にはチームのルールを破ったとしてボウルゲームの出場停止処分を受けるなど、いくつか問題がありました。2日目指名予想。
49位 DT ドレモント・ジョーンズ
Dre'Mont Jones / 身長6-2 6/8 体重281 腕長33 6/8 / オハイオ州立 / RSジュニア
守備タックルとしてはアスレチックな体格と傑出したクイックネスがある。パス守備では発進のバーストと素早い手によって初動で相手に勝つ。爆発的なクラブ/スイムのムーブがあり、ラッシュのトップで身体を細くしてすり抜けることができる。ブルラッシュでのパワーはあまりない。ラン守備ではブロックを受けて塞ぐのは苦手で、ギャップに突っ込む方が活躍できる。インサイドのペネトレイターが欲しいチームにはとてもフィットする。これからも強くなり続け、ラン守備でもっと頼れる存在になる必要がある。
2018年はトータルで43タックル、8.5サック、13ロスタックルを記録して、All-Big Tenに選出されています。PFFによると2018年は53回ものQBプレシャーを記録しているそうです。
プロでは体重や強さ、ラン守備が足りないと見られているので、ポジションやスキームを選ぶかもしれません。1～2巡予想。
ブロンコスは来年のオフに先発のDEデレク・ウルフとDEアダム・ゴトシスがUFAになる予定なので、将来のことも考えておく必要がありますね。
ドラフト候補紹介
