ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 Edge 1

2019年のドラフト候補について調査した7回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。

 

今回はエッジ(DE / OLB)の前編、以下の4人です(後編はこちら

 

Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com

 

 

 

1位 Edge ニック・ボサ

Nick Bosa / 身長6-3 6/8 体重266 腕長33 / オハイオ州立 / ジュニア

4-3守備のDEとして理想的な体格をしており、私が確認したどの試合においても常に破壊的だった。パスラッシャーとしてはクイックネス、パワー、いくつもの手の動きで相手に勝つ。兄のジョーイ・ボサ(チャージャーズ)がマスターしているのと同じスワイプ、リップ、フラッテン(水平になるくらい低く突っ込む)ムーブの組み合わせをしばしば見せている。スピードをパワーに変換することができ、内側に入ってガードを相手にラッシュする能力も見せている。ラン守備ではアタックのポイントにおいて頑強で、素早くボールを見つけて追いかける。昨年の秋にコアマッスルの手術を受けてシーズンエンドになっており、いくらか耐久性の懸念がある。兄のジョーイほど大きくはないが、同じくらいの支配と実績をプロでも見せると期待している。

 

2018年は大活躍が期待され、3試合で4サックを決めていますが、9月に手術を受けて長期離脱することになり、10月には(リハビリに専念するため)大学から去ることを表明しました。コンバインでは回復具合が注目されそうです。ドラフトは全体1位(カーディナルス)の予想が目立ちますね。

 

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3位 Edge ジョシュ・アレン

Josh Allen / 身長6-4 7/8 体重262 腕長33 4/8 / ケンタッキー大学 / シニア

背が高く腕の長いエッジの選手で、素晴らしい敏捷性、万能性、実績を備えている。パスラッシャーとしてはスピード、膝の曲げ、巧みなインサイド・カウンタームーブで相手に勝つ。パワーはそこまでないが、ラッシュのトップにおいてGumby(クレイアニメのキャラ)のような柔軟性でそれを補っている。ラン守備では長い腕でエッジをセットし、バックサイドから物凄い速さでプレイを決める。パスカバーではとても有能で、フィールドのいたる場所でRBやTEをカバーする運動能力がある。彼には近代フットボールに求められる理想的なスキルセット(走り、ラッシュし、カバーする)がある。

 

2018年は17サックを決めてケンタッキー大学のシーズン記録を更新しており、All-American、SECの最優秀守備選手賞、ブロンコ・ナグルスキー賞(最優秀守備選手)など、いくつもの賞に選ばれています。ドラフト全体1位のカーディナルスは3-4守備を導入するということもあって(ボサではなく)アレンをトップ指名に予想しているモックもありますね。

 

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4位 Edge ラシャーン・ゲイリー

Rashan Gary / 身長6-4 3/8 体重277 腕長34 1/8 / ミシガン大学 / ジュニア

彼はフリーク(怪物)だ。サイズ、スピード、爆発力、パワーのユニークなブレンドがある。しかし、残念ながらそれらが必ずしも実績に結びついていない。パスラッッシャーとしてはダイナミックな発進があり、腕一本を伸ばしただけでOTを押しのけるパワーを見せている。しかしながら彼は補完する動きを欠いており、ラッシュのトップで失速することが多すぎる。ラン守備では強さとパワーだけでエッジのTEを破壊する。だが、頭が下がるためボールの位置を見失ってしまう時がある。パスカバーでは走ってスロットレシーバーをカバーするなど運動能力を見せている。怪我で休んでおり、いくらか耐久性の懸念がある。彼は時にフットボール選手と言うよりはアスリートという感じだが、その伸びしろは天井知らずであり、奮闘ぶりは並はずれてる。

 

主にDEで先発していますが、あちこち移動して3テクニックのDTも経験しているそうです。2017年は5.5サック、2018年は3.5サックを記録。2年連続でAll-Big Tenに選ばれています。プロではDTをやるという意見もあります。

  

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20位 Edge モンテズ・スウェット

Montez Sweat / 身長6-5 6/8 体重260 腕長35 6/8 / ミシシッピー州立 / ジュニア

長身で腕の長いアスレチックなディフェンシブ・エンド。パスラッシャーとしては膝を曲げてエッジをまわりサックを決める前に、その素早い発進と長い腕によってポップしてセパレートする。コンタクトでのスナップやパワーはあまり見せていないが、それでも勝つ方法を見つける。彼の奮闘ぶりは素晴らしい。ラン守備では少し身体が高く、守備タックルに動かされてしまう。パッドを下げてプレイすることを学べば向上できる。TEと対戦する方が活躍できる。パスカバーではフラットに下がる敏捷性がある。もっと強くなる必要はあるが、その腕の長さ、敏捷性、実績のコンビネーションによってドラフトでは人気が出るだろう。

 

2015年まではミシガン州立でプレイしていましたが、理由不明の出場停止処分を受けてそのままシーズンエンド。その後はジュニアカレッジを経て、2017年からミシシッピー州立に転校しています。2年間で22.5サックを記録しており、All-SECにも選ばれています。

 

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今年は「守備のドラフト」とも言われるだけあって、このポジションには高評価の選手が揃っていますね。

ブロンコスにはボン・ミラーとブラッドリー・チャブがいるので、あまりニーズは高くないですが、1巡4位のレイダースがエッジラッシャーを指名するという予想もあるので気になるところです。 

同地区にボサ兄弟が揃ったらヤバイですし…(汗

 

 

ドラフト候補紹介

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