第3週、アウェイのレイブンズ戦です。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
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DEN(2-0) | 14 | 0 | 0 | 0 | 14 |
BAL(1-1) | 10 | 10 | 7 | 0 | 27 |
14対27で敗北。
アウェイでこれだけミスしたら勝てないですね…
前半 14 - 20
- DEN TD、TD、パント / パント、パント、パント、パント、
- BAL* パント(ブロック)、TD、FG / パント、TD、FG(ブロック)、パント、FG
雨。守備はOLBチャブがサック。さらにパントブロックで敵陣6ヤードから攻撃開始。RBフリーマンがTDランを決めて先制。守備は反則とパスで進まれ、TDランで同点にされる。WRサンダースがリバースで35ヤードTDラン。BALはFG成功。
BALがTDパスで逆転。FSシモンズがジャンプしてFGをブロックし、CBハリスがリターンTDを決めるがTDは反則で取り消しになる。RBリンジーが退場処分になる。最後にBALがFGを決めて前半終了。
パス攻撃はわずか37ヤード。新人CBイアダムが狙われ、パス守備は212ヤードやられた。スペシャルチームのブロック2回に助けられて6点差。
後半 14 - 27
- DEN* パント、パント / 被INT、ギャンブル失敗
- BAL TD / パント、パント、終
BALがTDランを決めて13点差に広がる。攻撃はFG圏内まで攻め込むもOLの反則で下がってパントに終わる。
ゴール前まで攻めるがQBキーナムがINTを投げる。BALのINTリターンTDは反則で取り消しになる。残り4分、攻撃は再びゴール前まで迫るが1ヤードを更新できず、反則で下がってギャンブル失敗。終了
攻撃は何度か攻め込みながらもINTと反則で無得点。アウェイでの戦い方、チームの規律が問われる、残念な負け方でした。
これで昨年からアウェイは1勝8敗となっています。
欠場選手
- 控 QBケビン・ホーガン
- 控 Cサム・ジョーンズ
- 控 OTイライジャ・ウィルカーソン
- 控 DEデマーカス・ウォーカー
- 控 ILBアレキサンダー・ジョンソン
- 控 CBアダム(パックマン)ジョーンズ new
- 控 S ダイモンテ・トーマス new
ブロンコスはパックマンの代わりに新人CBアイザック・イアダムが出場登録。Sシャマルコ・トーマスも出場。
レイブンズはLB C.J.モズリーが欠場。
QBケイス・キーナム
22 / 34回(64.7%)、192ヤード、0TD、1INT、Rate 67.3
被サック3個。ファンブル1回。最初の2ドライブで2TDを決めていますけど、どちらもランによるもので、キーナムの活躍ではなかったですね。
雨のせいなのかコントロールは乱れ気味。この試合は明らかにボールを持ちすぎていて、そのせいで攻撃ラインの反則も多くなり、サックされてファンブルもやらかすなど、攻撃はなかなかリズムに乗れず、第2Q以降はまったく得点することができませんでした。
レシーバーの落球があったり、パスプロが漏れたり、反則で下がって長いヤードが残ったり、まわりに足を引っ張られた部分もありましたけど、第4Qに敵陣内で(ピック6になりかけた)インターセプトを投げたのは、けっこう致命的だったかと思います…
インタされた後、キーナムがリターンする相手を追いかけて、後ろから押される反則をもらい、そのおかげでピック6のTDは取り消しになったので、そのガッツは褒めたいですけど、ミスを帳消しにするとまでは言えないですね。
ここまで3試合で3TD、5INTという数字。もうちょっと頑張ってほしいですけど、はたして劇的に向上するのかどうか…
反則13回で120ヤード喪失
この試合は馬鹿な反則で多くのチャンスを潰してしまいましたね。
第1Q、ブロンコスが先制TDを決めた直後のキックオフ、新人CBイアダムがサイドラインでアンネセの反則(15ヤード喪失)をとられたせいで、相手にブロンコス陣内48ヤード地点から攻撃をスタートさせてしまい、そのドライブでTDを決められ同点になってしまいました。
第2Q、CBクリス・ハリスのFGブロック・リターンTDは、リターン中に相手を背後から押した反則で取り消しになってしまいました(77番のOLビリー・ターナーの反則になっていますが、ターナーはこのプレイに出ていません。実際にはDTドマタ・ペコが相手の77番を横から押しているのが反則をとられたようですが、リターンには影響しない離れた位置での接触でもあり、厳しい反則コールにも見えます…)
第2Q、QBキーナムがサックされ、ファンブルしたボールを敵味方が奪い合いになった際、RBリンジーが密集の中で相手をパンチして一発退場(15ヤード喪失)になりました。このファンブル&反則により、敵陣25ヤード地点で2ndダウン1ヤードだったのが、48ヤード地点で3rdダウン28ヤードになり、パントを蹴って無得点に終わりました。
第3Q、WRデマリアス・トーマスの39ヤード・レシーブは、LTギャレット・ボールズの反則(ホールディング)で取り消しに…
第3Q、ブロンコスは敵陣27ヤードまで侵入していたのに、OGロン・リアリーの反則(アンネセ)により15ヤード下がったせいで、FGを蹴ることができず、ここでもパントで無得点に終わりました。
最後の攻撃ドライブはゴール前6ヤードまで迫りましたが、4thダウン残り1ヤードのギャンブルで12人がハドルに入る反則により5ヤード下がり、ギャンブル失敗で終戦となってしまいました。
HCバンス・ジョセフは会見で「反則の多くは、チームが冷静さを失ったことに起因している。ロードでタフな相手にこれは許されない。反則のせいで20点は失った。文字どおり反則で試合を落とした」と語っていました。
良かった
- スペシャルチームがFGとパントをブロックした
- ILBジョー・ジョーンズ(パントブロック、カバー)
- FSジャステイン・シモンズがジャンプしてFGブロック
- WRエマニュエル・サンダース(35ヤードのTDラン)
- FBアンディー・ジャノビッチ(TDランのブロック
- 1巡OLBブラッドリー・チャブは1サック
- OLBシェーン・レイがサック&ファンブル誘発
- WRデマリアス・トーマス(5回63ヤード)
- 新人ILBジョジー・ジュエル
- ラン守備(28回 計77ヤード)
FSジャスティン・シモンズが相手のラインをジャンプで飛び越えて、FGをブロックしたプレイは、少し助走をつけているので厳密には反則らしいですね。
悪かった・・・
- 攻撃ドライブ(7連続パント、INT、ギャンブル失敗)
- ゆるゆるセカンダリー
- パス守備(265ヤード喪失、QBフラッコのRating 91.4)
- 新人CBアイザック・イアダムが狙われた(アンネセの反則もあった)
- Pマーケット・キングのパント(7回 平均39.3ヤード)
- 前半にRBフィリップ・リンジーがパンチで一発退場
- 前半の赤旗チャレンジした判断(あまり意味のない場面でチャレンジしたうえに、失敗でタイムアウトを無駄にした)
- 攻撃ライン(特にLTギャレット・ボールズ)
- RBデボンテ・ブッカー(レシーブは5回34ヤードですがランは5回10ヤード)
- コーチたち
RBリンジーのパンチ1発退場。本人は「(密集で)ボールを叩こうとしたら選手に当たった」と語っていますが、実際のところはよく分かりませんね。「チームを落胆させてしまった。もう同じ過ちは犯さない」と反省も述べていますけど、リーグから出場停止(1試合?)があるかもとか…
Pマーケット・キングはパントの飛距離が出てない時があったので気になったのですが、雨のせいもあるのでしょうか?
攻撃ラインは総じて悪かったですけど、特にLTボールズは(相手がテレル・サッグスだったのもありますが)酷かったですね。2年目になって最初の2試合が良かっただけに、とてもがっかりしました…
セカンダリーは怪我人も出ていて補強が必要ですね。やぶぁいです…
DCジョー・ウッズの守備は(ラン守備、3rdダウン阻止率、失点は良い方ですけど)全体的にソフトで遅く、相手に読まれていて、いつも後手後手になっているように感じます。素早くパスを投げられるので、パスラッシュも相手に届かないですね。
OCビル・マスグレイブのプレイコールも、個人的にはランかパスか読みやすい感じがして、あまり好きになれないです。ゴール前で詰まることも多いですし。ラムズとかチーフスの攻撃コールと比べると、どうしても見劣りしてしまいます。
気になったこと
- 雨が降っていた。試合開始時の気温は15度。
- CBパックマンが欠場したので、新人WRデイショーン・ハミルトンがパントリターンをした
- 第1Q終わりにCBブロックが鼠径部(股)の怪我でアウトになった(試合前から痛めていたらしい。月曜にMRI検査を受けるそうです)
- 控えCBは新人アイザック・イアダムしかいない状態になった
- 当日はBALのHCジョン・ハーボー(56歳)の誕生日だった
- BAL攻撃はレッドゾーン3回で3TDを決めた
ハイライト動画
Broncos vs. Ravens Week 3 Highlights | NFL 2018 - YouTube
次はホームでマンデーナイトのチーフス戦です。
おそろしやー (-.-)