6巡 ILB キイショーン・ビエリア
6巡指名の2人目。
トレードダウンでラムズから獲得した指名権の2個目になります。
Welcome to the @NFL, rookies.
— Denver Broncos (@Broncos) 2018年5月12日
This is your job now.
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6巡 43位(217)
ILB キイショーン・ビエリア
Keishawn Bierria 身長6-0 体重230 Rシニア Washington
8歳の頃に父親を病気で亡くしている。近年には母親が白血病で闘病しており、治療はうまくいっている。
高校では全米49位のアウトサイド・ラインバッカーに評価されていた。
2013年は試合に出場していない。
2014年は全14試合に出場し、開幕戦を含む4試合に先発した。オレゴン大学戦ではキャプテン務めている。
2015年は13試合のうち12試合に先発した。 USC戦でキャプテンを務めている。
2016年は全14試合に先発した。開幕のラトガー戦では12タックルを記録し、勝利に貢献するファンブルを誘発させ、その週のチーム守備MVPに選出されてる。
ファンブル・リカバーを5回決めており、これはFBSのトップ、大学のタイ記録だった。ワシントン大学でもっとも歴史のあるチーム賞で、インスピレーションのある選手に与えられる、第109代のGuy Flaherty Awardを受賞している。
2017年は全13試合に先発した。ペン州立と対戦したフィエスタボウルでは、チームでトップの11タックルを決めている。2年連続でGuy Flaherty Awardを受賞しており、2回受賞しているのはチーム史上で5人しかいない。
2016年と2017年のAll-PAC 12(2ndチーム)に選出されている。
通算で43試合に先発しており、ファンブル・リカバーを8回記録しているが、パスの多いPAC 12にありながらインターセプトは1度も決めていない。
40ヤードは4.79秒。 ベンチプレス21回(LB8位)、垂直飛び30.5インチ、立ち幅跳び117インチ(12位)、3コーン7.26秒(15位)を記録している。
指名予想
PFA(契約金ありドラフト外)
概要
頭が良く、ハードにトライするラインバッカーで、大学での確かな実績がある。しかし、運動能力とプレイメイキング能力を欠いており、ドラフトの上位で指名される選手ではない。彼の練習熱心さとリーダーシップはプラスだが、プロでは控えのままで終わるかもしれない。生き残るにはスペシャルチームで活躍する必要がある。
長所
過去3年は先発として一貫した活躍をしていた。常に理想的な熱心さ、努力・奮闘でプレイする。我慢して待ち、頭が良い。内側のランでポジションに入りボールキャリアーを見つける。たいていはクイックに判断して動くことができる。必要なかぎり速いスピードでプレイする。ガードが上がってくるのを察知し、加速してかわすことができる。ミスディレクションに騙されても上手くリカバーできる。ゾーンカバーで隙間を空けずにレシーバーの受け渡しができる。リーダーシップが評価されている。
短所
とても平均的なアスリートで、ヒップと足が少し粘っこい。トップエンドのスピードと反応する運動能力がないため、エラーの許される余裕が小さい。難しいアングルでタックルしないといけない時はミスする。奮闘して相手を追いかけるが、コーナーで純粋なスピード勝負になるとやられる。アタックするというよりは、相手の動きを見てから反応する。NFLのリード・ブロッカーに対しては、ギャップでレバレッジを保つのに苦労する。スペースで直立するため、動くまでがスローで加速がない。
似たタイプの選手
ヘイズ・プラード(LAC)、ジャタビス・ブラウン(LAC)
試合 | Tackles | TFL | Sacks | PD | FF | FR | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | 14 | 35 | 3.0 | 1.0 | 0 | 0 | 0 |
2015 | 13 | 77 | 7.5 | 3.5 | 0 | 1 | 1 |
2016 | 14 | 70 | 5.0 | 2.0 | 2 | 2 | 5 |
2017 | 13 | 60 | 4.0 | 1.0 | 2 | 2 | 2 |
54 | 242 | 19.5 | 7.5 | 4 | 5 | 8 |
指名評価
運動能力は限られているが、チームのためにできることはなんでもやる選手。スペシャルチームで活躍できるかもしれない。6巡の終わりなら理にかなっている。
C Travis Wakeman(Broncos Wire)
大学では50試合に出場している。彼は身体能力に頼らず努力・奮闘で相手に勝たないといけない。本能的なラインバッカーで、良いタックラーでもあるが、2ダウンでしか活躍できず、パスカバーでは何もできない。
下位指名のラインバッカーが生き残るには、スペシャルチームで活躍できるかにかかっている。コンバインの数字は参加者の下半分に入っており、そのせいで指名順位が落ちた。
ビエリアは(特に新人年は)たいして貢献できるとは思えない。しかし、この指名順位ならそこまで批判もできない。
D+ CBS Sports
学年が上がるにつれてスローになったように見える。ブロックを外せないことがあり、パスカバーでも穴になる。
Fair Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:本能、奮闘
短所:スピード
頭が良く、頼れる、とても奮闘する守備選手。リスクは小さいが、伸びしろも小さい。キャンプで生き残れるか競争する。