ブロンコスの3巡指名、1人目です。
With the #71 overall pick in the 2018 #NFLDraft, the @Broncos select RB Royce Freeman @rolls_royce21!
— NFL (@NFL) 2018年4月28日
📺: NFLN/FOX/ESPN pic.twitter.com/zorEF30loU
3巡 7位(71)
RB ロイス・フリーマン
Royce Freeman 身長6-0 体重229 シニア Oregon
高校で活躍し、全米で8番目のRBと評価されていた。
5つ星の有望選手としてオレゴン大学に進学し、1年目のトゥルーフレッシュマンから11試合に先発している。
開幕戦から3人のRBが先発として併用されていたが、オレゴン大学に長年欠けていたパワーバックとして1,365ヤード18TDを走り、PAC-12の攻撃新人賞に輝いた。
アリゾナ大学戦ではパスも投げており、当時のQBマーカス・マリオタに26ヤードのTDを決めている。
2015年は全米4位の1,836ヤードを走り、オレゴン大学のシーズン記録を更新した。FBSで唯ひとり全試合で100ヤード以上を獲得しており、15ヤード以上のラン36回も全米でトップだった。
2016年は1試合に欠場し、10試合に先発した。膝の負傷により前年のような爆発力が見られず、シーズンを通して苦戦したが、945ヤード9TDを記録している。
2017年は12試合に先発した。9試合で100ヤード以上を走り、全米10位の1,475ヤードを記録している。All-PAC12の2ndチームに選出され、チームメイトからチームのMVPに選ばれた。シニアボウルにも招待されている。
4シーズンで1,000ヤード以上を3回記録しており、947回で5,671ヤード60TDを走っている。通算60TDはPAC-12の新記録。
通算のラッシング・ヤード、ラッシングTD、ポイント、100ヤード試合数、キャリー数などで、オレゴン大学の記録を更新している。
40ヤードは4.54秒。コンバインの3コーンドリル6.9秒と、ショートシャトル4.16秒はポジションで3番目の記録だった。
指名予想
3~4巡
概要
彼には能力、一貫性、一流の生産性があり、通算ラッシングヤードでオレゴン大学の記録を更新した。いくつかのチームは、彼のキャリー数の多さ、昔に比べてスピードが落ちている点を気にするだろう。彼には素晴らしいサイズがあり、優れた視野で走るので(特に3rdダウンで出番を得られれば)早いうちに先発できるかもしれない。
長所
その華々しいキャリアにおいて信頼性と生産性を誇っている。筋肉のついた素晴らしい体格をしている。その身体から生み出されるパワーがあり、プレイのスピードをキープしている時にはコンタクトでのバランスがある。ブロックが形成されるのを把握してプレイする。優れた視野がある。オレゴン大学のインサイド・ゾーン・アタックにおいてヘビーに使われ、内側を走ることをいとわなかった。走るレーンにあわせて身体をねじり、すり抜ける。過去2年はスクリーンパスのレシーバーとして使われていたが、キャッチもできる。パスプロを向上できれば3rdダウンで出番を得られる。
短所
必ずしもサイズに見合ったプレイをしていない。ヒットを分散せずにモロに受けすぎる。アームタックルで減速させられる。ヒップの硬さがあり、外のランにおいて足元のタックルから抜け出せない。ジャンプカットは低い。オープン・フィールドで守備選手に捕まると、逃れる能力は平均以下。酷使されて消耗している。昔に比べると(切り裂くように走る)スラッシャーから(ぶつかって当たる)グラインダーになっている。爆発力を欠いており、守備選手を引き離すギアはない。
某AFCスカウト談
世間の評価よりも良い選手かもしれない。昨年はずっと怪我をかかえていたし、オレゴン大学はランのスキームを変更して、彼にタックルの間を走らせていた。もっと攻撃ラインのブロックが良かったなら、サーフモア(2015年)の頃みたいに活躍できていたかもしれない。
似たタイプの選手
D'Onta Foreman、ジェローム・ベティス
試合 | Att | Yards | Avg | TD | |
---|---|---|---|---|---|
2014 | 15 | 252 | 1,365 | 5.4 | 18 |
2015 | 13 | 283 | 1,836 | 6.5 | 17 |
2016 | 11 | 168 | 945 | 5.6 | 9 |
2017 | 12 | 244 | 1,475 | 6.0 | 16 |
947 | 5,621 | 5.9 | 60 |
指名評価
新しいものがあったら追加するかもしれません
A- Travis Wakeman(Broncos Wire)
C.J.アンダーソンを解雇しているので、RBを指名する必要があった。フリーマンは51試合で5621ヤードを走っており、大学の記録を更新している。彼は通算で1000回もボールにタッチしており、それは懸念材料になる。しかし、そこまで消耗やダメージは見られていなかった。
ブロンコスのラン攻撃はビックプレイを欠いていた。フリーマンはラン1回で平均5.9ヤードを記録しており、この数字は魅力的だったろう。彼にはサイズがあり、そのパワーで守備を突破できる。タイプの違うデボンテ・ブッカーやデアンジェロ・ヘンダーソンとの親和性も高いはずだ。
B+ CBS Sports
C.J.アンダーソンの後釜として良い指名になった。フリーマンは2巡に評価する者もおり、今年のドラフトの3ダウンバックとしてはトップのひとりと見られている。RBデボンテ・ブッカーはまだチームの期待に応えられておらず、フリーマンは新しい攻撃ラインの恩恵を受けて、先発に名乗りを上げるかもしれない。
コンバインで良い結果を出し、その身体能力で一部の人々を脅かせた。それにより評価が上がったので、この指名順位は順当だ。C.J.アンダーソンが去ったことにより、チームにはRBのニーズもあった。理にかなった指名ではあるが、興奮はない。
B Luke Easterling(Draft Wire)
B- Andy Benoit(SI.com)
サラリーキャップの理由によりRB C.J.アンダーソンは解雇された。その穴は大きく、先発するRBデボンテ・ブッカーを助ける存在が必要になる。なので、ブロンコスはC.J.アンダーソンに似たRBを指名した。とても分かりやすい。
C- Mike Tanier(Bleacher Report)
運動能力:中 コンバインで良くやったが、ずばぬけたものではなかった。
エブリダウン:とても良い 優れた視野があり、可能なかぎりヤードを稼ぐ。4シーズン馬車馬のように走りまくり、オレゴン大学で歴代1位の通算ヤードを記録している。
オープンフィールド:中 爆発力はないが、セカンドレベルでいくらかヤードを稼ぐこともできる。
レシーブ:中~良 通算で79回レシーブしているが、そのほとんどはスクリーンやダンプオフだった。
パスプロ:中~良
反対意見:通算で1000回もボールにタッチしており、昨年は怪我している。怪我人リストに予約を入れておくべきだろう。
要点:昨年は怪我と新しいオフェンスのせいで成績が落ちており、2016年にはマイナーな怪我でパフォーマンスが落ちて短期間ベンチに下がっていた。彼の我慢、ランナーとしての一貫性、レシーブ能力はプロでも通用するだろう。ブロンコスはC.J.アンダーソンが抜けてニーズがあった。ただ、もっと爆発力のあるRBを見つけた方が良かったかもしれない。
Dan Kadar(SB Nation)
フリーマンは馬車馬のように走るパワーバックとなるだろう。彼はみんなが思うよりも外のエッジを走ることができる。ただ、ブロッカーをミスさせてかわすことはないので、3日目の指名だと予想されていた。2日目評価 B+