ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 10

デンバーポストの記者がファンの質問に答えている記事。

2018年の最初。担当はMark Kiszla氏。

 

What do you think the Broncos will do in the NFL draft?

 

 

 

ドラフト1巡5位に誰が残っているかという話ばかりだが、ブロンコスがQBを必要としていて、狙っている選手がいるなら、確実に指名できる全体1位にトレードアップするべきではないだろうか? その可能性はどれくらいあるのか?

 

ブロンコスの新年の話題は「誰がチームのQBになるのか?」そして「エルウェイが何をするのか?」であるのは明らかだ。ベテランと契約するのか? 我慢して新人を育成するのか? 今年のドラフト・トップ2は、UCLAのQBジョシュ・ローゼン、USCのQBサム・ダーノルドと言われている。私はどちらも気に入っているが、いずれにも惚れ込んではいない。

ローゼンは見事なスピンのボールで、どんなパスでも投げるが、怪我の問題があったり、性格に難があるとも言われている。ダーノルドはやばい状況からビッグゲインを決める能力があり、シーズン前半には苦戦したものの、そこから持ち直した。

私は2016年のカーソン・ウェンツ、2017年のデショーン・ワトソンに惚れ込んでいた。この2人のどちらかであれば、私はトレードアップして指名していただろう。しかし、ローゼンとダーノルドはそこまでとは言えない。とはいえ、大事なのは私の評価ではなく、エルウェイがどう評価するかだ。

 

 

ブロンコスのQB問題はどれくらいの緊急度なの?

 

非常事態だ。デンバーでは地球温暖化の問題はそれほど緊急ではない。しかし、QB問題はとっくに解決しておかなければならなかった。

 

 

1巡5位はQBを指名するには中途半端な位置だと感じる。QBベイカー・メイフィールド(オクラホマ大学)や、QBジョシュ・アレン(ワイオミング大学)を指名するには高すぎる。ブロンコスはどうするだろうか?

 

1巡はチームのニーズに関わらず、ボードに残っている中でもっともプロボウルに選ばれそうな選手を指名しろ。これが私のドラフト理論だ。なので、チームがどれだけ気に入っていたとしても、1巡5位でメイフィールドやアレンを指名するのが正しいとは思えない。ノートルダム大学のOG Quenton Nelsonは何度もプロボウルに選ばれる選手になるだろう。しかし、5位でガードを指名するのか? 私ならそうする。とは言っても、ドラフトまでにはまだまだ日にちがあるし、覚えておいてほしいが、私はQBを必要としているチームがトレードアップせず、ローゼンかダーノルドのどちらかが5位まで落ちてくる可能性があると思っている。

 

 

チームはCBアキブ・タリブと、RB C.J.アンダーソンを放出すると思う? これはQB問題を解決するのに、どれだけお金が必要になるのかにもよるのだろうか? WRデマリアス・トーマスにも放出の可能性がある。

 

チームが2018年に優勝争いできると本気で信じているなら別だが、タリブの放出は金銭的にもフットボール的にも道理にかなっている。C.J.アンダーソンには競争心があり、それはブロンコスのロッカールームにおいてはレアなものだった。私は彼を気にっているが、それでもドラフトでNo.1 ボールキャリアーを獲得するべきだと考えているし、チームは(控えになる)アンダーソンに大金を払いたいだろうか? WRトーマスは契約見直しの対象になるだろう。しかし、ベテランQBを獲得したいなら、トーマスのようなレシーバーがいることはセールスポイントになるので、現時点では彼を放出するか予想するのは難しい。

 

 

QB候補の名前がたくさん出ているけど、ベスト・フィットの選手が抜けていると思う。それはビルズのQBタイロッド・テイラーだ。彼には優れた肩と、ランの脅威があり、ターンオーバーも少ない。

 

前HCのゲイリー・クービアックはずっとテイラーを気に入っていたし、クービアックは今年からチームの選手人事に関して発言力を増している。なので、この話が実現する可能性はある。おそらくテイラーもチームのQB候補リストに入っているはずだ。しかし、彼がリストのトップにいるとは思えない。とはいえ、NFLにおけるベテランQBの状況は流動的で、現時点ではチームはあらゆる可能性(NFLで成功しているQBなら誰でも)を探る必要がある。

 

 

QBカーク・カズンズ(レッドスキンズ)か、QBアレックス・スミス(チーフス)を獲得できたら、チームは来シーズン、プレイオフに進出できると思う?

 

平均以上のQB(カズンズでもスミスでも可)を獲得し、ドラフト1巡5位で(プロボウル級の)攻撃ラインマンかランニングバックを指名する。そして、ラインバッカーに選手を補強する。これをやれば来年プレイオフに進出できるだろう。この3つを1年のオフだけで成し遂げるのは簡単なことではない。しかし、不可能でもない。

 

 

1巡5位でペン州立のRB Saquon Barkleyを指名して、2巡で攻撃ラインを補強する。FAでQBカーク・カズンズかQBアレックス・スミスを獲得する。そして、CBタリブを残す。他はこれで良いとして、タイトエンドはどうしよう? 新人TEジェイク・バットはシャノン・シャープみたいになれるだろうか?

 

なかなか良いプランだ。ペン州立のRBバークレイは気に入っている。しかし、彼は5位までに消えている可能性があるので、指名するにはトレードアップが必要になるかもしれない。もしQBカズンズを獲得するのに平均25ミリオンが必要になるなら、チームは来年CBタリブに11ミリオン、LBボン・ミラーに18.5ミリオンを支払うことができるだろうか? サラリーキャップを考えると、おそらく難しいだろう。

新人TEバットは素晴らしい若者だ。彼が(大学で怪我した)ACLの手術から復帰することを願っている。彼はプロで活躍できると思う。しかし、殿堂入りしているシャノン・シャープと比較するのは気が早すぎる。バットはまだプロで1回もパスをキャッチしていない。

 

 

もしHCビル・ベリチックがこのオフにペイトリオッツを離れたら、ブロンコスはHCヴァンス・ジョセフを解雇して、ベリチックをヘッドコーチに雇う?

 

今後12か月の間にベリチックがブロンコスのヘッドコーチになる可能性は、君と私が火星でルームメイトになる可能性よりも低いだろう。