ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 9

デンバーポストの記者がファンの質問に答えている記事。

担当はNick Kosmider氏。

 

If Broncos' Paxton Lynch plays well Sunday, does it matter since it's against backups?

 

 

 

次のチーフスは主力を休ませるようだ。仮にQBパクストン・リンチが控えの守備を相手に活躍したとして、それに意味があるのか?

 

リンチにとっては、どんな相手であっても良いプレイをすることに意味はある。彼はこの2シーズン、わずかな時間しか出場していない。プレイ機会を得られるなら、贅沢は言えないはすだ。チーフスは練習生を大量に出場させるわけではない。チームを地区優勝に導いた選手たちも出るだろう。良いプレイを見せることは、リンチの将来にとって重要だ。相手が控えなのは、取るに足りないことだと思う。

 

 

今シーズンのチームMVPは誰だろう? 攻撃の選手ではないと思うので、攻撃のMVPも教えてほしい。

 

素晴らしい質問だ。これは我々がメディア・ルームでよく議論していることでもある。数字を見て、さらに彼を抑えるために必要とされる労力を考えると、OLBボン・ミラー以外を選ぶのは難しい。他チームは彼を抑えようとゲームプランを考える。それでも彼は4年連続となる10サックを記録し、シーズンを通してプロボウル級の活躍を続けている。

攻撃の選手であれば、私はRB C.J.アンダーソンを選びたい。彼はブロンコスのRBとしては2013年のノーション・モレノ以来となるシーズン1000ヤード・ラッシュを記録するチャンスがある。現在のNFLにおいて、1000ヤードを走るのは大変なことだ。

 

 

もしシーズン最初からQBブロック・オスワイラーを先発させていたら、何かが変わっていただろうか?

 

面白い質問だ。まずQBシーミアンは開幕から3勝1敗の成績で、NFLの先発らしい活躍を見せた。その後に崩壊が起こった。シーミアンはターンオーバーを連発して3連敗した。そして、QBオスワイラーが先発して3連敗した。オスワイラーは途中出場したコルツ戦で活躍してチームを勝利に導いたが、先週のレッドスキンズ戦では敗北した。私にはオスワイラーがもっと先発していたとしても、それで問題が解決していたとは思えない。

 

 

来シーズンもチームに残るQBは誰だろう?

 

オスワイラーが来年、どこか他のチームでバックアップの仕事を得たとしても驚きはない。シーミアンとリンチはどちらもブロンコスとの契約が残っている。彼らはトレードされるのか? あるいはリリースされるのか? どちらも可能性はある。おそらく来年の先発QBは現在のロスターにいないと思う。しかし、チームが控えQBをどうするのかはまだ分からない。

 

 

ビル・マスグレイブは攻撃コーディネーター職をキープできるだろうか?

 

マスグレイブは攻撃コーディネーターの候補になるはずだ。前任のマイク・マッコイが解雇された後、マスグレイブは11月26日のレイダース戦から、この仕事を引き継いだ。彼が就任してから、ラン攻撃がコンスタントに出るようになったり、いくつか良い変化が起きている。しかし、チームは多くの候補を考慮することになるだろう。そして、その決断は「将来のQBを誰にするのか」とも関係しているかもしれない。

 

 

RBジャマール・チャールズが「試合に出れないなら解雇して欲しい」と語っているニュースを見た。彼はなぜ成功できなかったのだろうか?

 

チャールズはあまりチャンスを得られなかったという事実はある。彼は全スナップの21%でしかプレイしておらず、300ヤード以下の数字に終わった。個人的には、10月30日のチーフス戦がターニングポイントになったように思う。彼はその試合でファンブルし、相手にリターンTDを決められてしまった。それ以降、チャールズがヘビーに使われることはなかった。おまけに、彼は31歳で、大きな膝の怪我から復帰しており、チーフスで活躍していた頃と同じ選手ではないという現実もある。さらに、先発のC.J.アンダーソンが(キャリアで初めて)ずっと怪我せずに頑張っていたため、出番が少なくなったという事情もあった。 

 

 

CBアキブ・タリブは来年もチームに残るだろうか? チームがペイカットを申し入れたら、彼はそれを断る気がする。タリブは好きな選手だが、CBブラッドリー・ロビーを起用すれば、浮いたお金を他に使える。

 

タリブはまだまだ一線級の選手だ。今年もプロボウルに選ばれている。彼はほとんどのチームが欲しがるエリートCBだ。しかし同時に、彼は来年のキャプヒットが12ミリオンで、解雇した場合のデッドマネーは1ミリオンでもある(つまり放出すれば差額の11ミリオンを節約できる)。もしブロンコスが大物QB、たとえばカーク・カズンズと平均25ミリオンの契約をするならば、サラリーキャップの余裕は役に立つだろう。しかし、タリブはまだまだ全盛期が残っており、圧倒的な活躍をしている。ロビーが控えているとはいえ、タリブほどの選手を失うことをチームは受け入れられるのか? これはオフシーズンの難題になるだろう。

 

 

ベテランQBを獲得するか、ドラフトで新人QBを指名するか。どっちが良い?

 

私の勘だと、チームは将来のQBよりも、現在のQBを求めていると思う。なので、ブロンコスがカーク・カズンズを獲得しようと大きく動いても驚きはない。おそらくブロンコスの指名順位では、ドラフトのトップ2QB(UCLAのジョシュ・ローゼン、USCのサム・ダーノルド)を指名するのは難しい。なので、FAでQBを獲得するのが良い選択だと思う。そのうえで、ドラフトの前半でもQBを指名するという可能性もある。とはいえ、チームがドラフト候補の中に気にいったQBを見つけたら、すべてが変わるかもしれない。いずれにせよ、チームが活発にQBを探すことは間違いない。

 

 

QBジョシュ・アレン(ワイオミング大学)の指名はどれくらい真剣な話なのか?

 

GMエルウェイと人事部長のマット・ラッセルは先週、ジョシュ・アレンのラストゲームを見るためにアイダホに行っていた。アレンは3TD決める活躍で、セントラル・ミシガンに勝利している。QBが必要なチームは、1巡あたりでアレンの指名を検討することになるだろう。ブロンコスもそのひとつだ。チームが彼をどう評価しているのか、その答えが判明するまでには、しばらく時間が必要だ。

 

 

ドラフト1巡でQBを指名するのは間違いないよね?

 

ドラフトに確実なことは何もない。NFLのスケジュールでは、ドラフトよりもフリーエージェントが先に来る。もしブロンコスがFAで先発QBと契約したなら、ドラフトの1巡でQBを指名する可能性は低くなるだろう。