ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 8

デンバーポストの記者がファンの質問に答えている記事。

担当はNick Kosmider氏。

  

Has Trevor Siemian played his final game for the Broncos?

 

 

 

ドラフト順位が下がってるけど、チームが勝ってるのは良いことだと思う?

 

勝利は習性だ。ブロンコスはそれがどんなものかを2か月間も忘れていた。私は「今ここで良いフットボールをすることが、将来のチームに繋がる」と信じている。これは誰がチームに必要か、スキームの変更が選手にどんな影響を与えるか、1年目のヘッドコーチがどうチームを指揮するかを見極める機会になる。ドラフトは博打だ。1巡9位よりも6位の方が成功するという保証などない。そして、なにより選手たちは勝ちたいと思っている。結局はそれこそがすべてなのだ。

 

 

QBブロック・オスワイラーが来年もチームに残る可能性はある?

 

来年の先発として? それはないと思う。チームは積極的にQBをアップグレードしようと動くはずだ。オスワイラーを貶めるつもりはないが、コルツ戦は彼にとって今シーズンの初勝利だった。そして、コルツのトータル守備はリーグ30位だ。彼はいつでも試合に出る準備ができている。これはNFLのバックアップとしては優れた資質だ。しかし、来年の先発争いに加わるとは思えない。

コルツ戦の活躍は見事だった。私は彼があれほど正確にディープ・パスを投げるのを、これまで見たことがなかった。試合後、54ヤードのTDパスをキャッチしたTEジェフ・ハイアマンはこう語っていた。「信じられないボールだった。あれなら歯でキャッチできるくらいだったよ」

 

 

勝利が大事なのは分かるけど、今さら負け組のなかで勝っても意味なくね?

 

昨夜、ボン・ミラーは「これが俺たちの仕事だ」と語っていた。選手たちは勝つために働いている。彼らは常に勝利を目指すようにできている。残りの試合を負ければドラフト順位が上がり、良い選手を指名できるというのは短絡的な考え方だ。負けることを認めてしまえば、それがチームにどれだけのダメージを与えるかを無視している。ミラーは「チームはなんのためにプレイするのか」と質問されるのにうんざりしていると話していた。「毎週、勝利する機会が与えられる」と彼は語った。選手たちは今、そのことしか考えていない。

 

 

残り2試合、新人RBデアンジェロ・ヘンダーソンの出番はありそう?

 

良い質問だ。確実な話とは言えないが、HCヴァンス・ジョセフは今週、ヘンダーソンの出番があるかもしれないというヒントを出してた。チームはこれまでC.J.アンダーソン、デボンテ・ブッカー、ジャマール・チャールズのローテーションを守ってきたが、コルツ戦でチャールズは2回のスナップしか出場しなかった。これは今シーズン最低の数字だ(チャールズの出場数が減っているのは、ヘンダーソンを使うことを示唆しているかもしれないという意味)

 

 

QBトレバー・シーミアンはこれがブロンコスでの最後の試合になったと思う?

 

その可能性はある。シーミアンの怪我は懸念材料になっているし、残り2試合も欠場することになりそうだ(シーズンエンド)。来年はバックアップをやるのか? そうかもしれない。しかし、チームがQBを補強することは間違いない。そして、私の勘では、シーミアンはチームの構想に入っていない。

 

 

試合でRGコナー・マクガバンが活躍してたけど、期待していいの?

 

チームはトレーニング・キャンプ以来、マクガバンのことを気に入っていた。彼は(先発Cマット・パラディスが復帰するまで)プレシーズンではセンターに入るという大変な仕事をしていたが、とてもよくやっていた。 なので、彼がRGロン・リアリーの代わりに先発で活躍したのも、そこまで驚くことではない。この試合は彼にとって今年ベストの内容だった。

 

 

もしQBパクストン・リンチが出場できない場合、QBのバックアップ・プランはどうなってる?

 

次のレッドスキンズ戦、もしシーミアンが欠場(シーズンエンド)で、リンチがまだ出場できないなら、チームはバックアップQBが必要になる。月曜になれば、はっきりしたことがわかるだろう。私の勘だと、リンチは(少なくとも控えとしては)間に合うと思っている。しかし、答えは数日後に判明する。

 

 

コルツ戦の活躍によって、TEジェフ・ハイアマン(2015年3巡)は来年もチームに残れそう?

 

ここはオフシーズンの注目ポイントになるだろう。ハイアマンはオハイオ州立大学出身の3巡指名だったが、コルツ戦ではその片鱗を見せた。彼はタイトエンドのポジションに大きなインパクトを与えられそうな物を持っている。しかし、来年は新人TEジェイク・バット(5巡)もポジション争いに参加する。残り2試合は、ハイアマンにとって大事になるはずだ。

 

 

新人LTギャレット・ボールズ(1巡)は、ホールディングの反則が多すぎる。彼は成長してNFLのレフトタックルになれるのか? それとも違うポジションに移動することになるのだろうか?

 

ボールズは今シーズン9個のホールディングで、リーグのワースト1位に立っている。コルツ戦では、反則のせいでRBデボンテ・ブッカーのTDが取り消しになった。こうした反則は致命的だ。しかし、彼はまだ新人でもある。彼をライトタックルに移動させるという選択肢もあるだろうが、レフトタックルで失格だと判断するにはまだ早いと思う。彼には成長し問題を解決するチャンスが与えられるべきだ。

 

 

QBシーミアンはまずまずのバックアップに見える時もある。なぜ、あなたは彼がチームの構想に入っていないと思うのか?

 

「時もある」という点が問題だ。シーミアンには一貫性がない。私は「バックアップとしてもチームに残れない」と言っているわけではない。彼はQBとしてなかなかの出場経験を持っている。彼はQBマット・ムーア(ドルフィンズ)みたいなタイプになるだろうと思う。しかし、現時点では何も定かではない。