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大学QBランキング

ドラフト候補の大学QBたちが、今シーズンどんな活躍だったかをランキング形式で紹介しているUSA Todayの記事です。

 

元記事

2018 NFL draft: Ranking QBs by best season

 

 

昨シーズンの魅力的なローズボウル(ペン州立大学とUSCが対戦)が終わった頃、2017年のオフシーズン物語は確定した。今年は大学QBの当たり年になるだろうと。

ハイズマン賞のラマー・ジャクソンはルイビル大学に戻り、USCのサム・ダーノルド、UCLAのジョシュ・ローゼン、他にも高評価の選手がいて、2018年のドラフトはQBたちが話題を独占するはずだった。それはQBが不作と言われた2017年のドラフトと対照的でもあった。

しかし、大学のシーズンが終わりを迎えると、QBたちはプロのスカウトやフロントにこき下ろされることとなった。NFLは先発QBに飢えているにも関わらず、今年は昨年以下の興奮しかない。

アナリストは言う「今年のQBはいまいち輝きがない」

 

以下は、大学のトップQBたちを(ドラフト候補としての評価ではなく)今シーズンの活躍度でランキングしたものである。

 

 

1. ラマー・ジャクソン(ルイビル大学)

ハイズマンを受賞した昨年ほどは注目されていなかったかもしれないが、実は昨シーズンよりも数字は良くなっている。パス成功率は56.2%から60.4%に上昇し、パス1回平均ヤードは8.66から8.74に伸びた。パス回数はほとんど変わっていないのに、インターセプトの数も減少している。シーズン最後は6試合連続で100ヤード以上を走った。彼はすでに素晴らしかったが、そこから明らかに成長している。しかし、これだけの才能がありながらも、今のところトップ15で指名されるという話はあまり聞かない。

 

 

2. ベイカー・メイフィールド(オクラホマ大学)

ハイズマン賞の本命候補。彼はほとんどひとりでチームとその弱い守備を背負い、11勝1敗の成績でチームをBig 12のタイトル戦へと導いた。彼の個人成績(4097ヤード、37TD、5INT)は素晴らしい。彼はただガッツがあるだけの選手ではないが、次のレベルにおいては少し懸念もある。身長も理想よりは小さいものの、ラッセル・ウィルソンとよく比較されている。より重要なのは彼の振る舞いだ。彼はオハイオ州立大学戦で旗をフィールドに立てたり、カンザス大学のファンに暴言を吐き、股間をにぎるジェスチャーをするなどの問題行為をしており、こうした点はプロのチームから精査され続けるだろう。

 

 

3. ジョシュ・ローゼン(UCLA

さまざまな理由により、彼の大学キャリアはそのポテンシャルに見合ったものではなかった。その結果として、HCのジム・モーラが解雇されている。新HCに就任したチップ・ケリーの下で大学に残る可能性は小さいにしろ、正統派のQBとしてはベストの才能を持つ選手が、ドラフトのトップ10指名を辞退するとは想像しにくい。彼はまだ成長する必要があり、いくつかの酷いインターセプト(本当に酷かった)は精査されるだろう。しかし、良い時の彼は本当に良かった。彼は「選ばれしローゼン(Chosen Rosen)」と呼ばれることもあり、素晴らしいメカニクス、柔軟性、アンティシペーション、ボールの勢いなど、教えることのできない能力を備えている。また、彼は4試合で400ヤード以上を投げており、その中には守備の強いテキサス工科大やUSCも含まれている。

 

 

4. サム・ダーノルド(USC)

彼はもう1年大学に残るのか? そうするという合理的な噂も出ているが、 1巡で指名されるであろう選手が大金を辞退するとも想像しにくい。大学に残るにしろ、プロに進むにしろ、さらなる成長が必要なのは間違いない。ひとつには前評判のハードルが高すぎたという問題もある。彼は昨シーズンのローズボウルで453ヤードと5TDを投げ、今シーズンはずっと異常な期待をされていた。シーズン後半はミスが減ったものの、前半の6試合で9個のインターセプトを投げたことは大きなレッド・フラッグだ。

 

 

5. ジョシュ・アレン(ワイオミング大学)

今シーズン、第2のカーソン・ウェンツを探しているスカウトとレポーターたちは、大学のあるララミーに集まった。アレンはその体格(6-5 233)らしく立派に見えたが、個人成績は残念な結果に終わった。問題は、それが誰の責任なのかという点だ。彼が過大評価されていたのか、それともまわりの戦力に恵まれていなかったせいなのか。アレンはシーズン序盤のアイオワ戦(23/40回 174ヤード 2INT)やオレゴン戦(9/24回 64ヤード 1INT)といった大舞台のチャンスで活躍することができなかった。それ以降、彼は忘れられてしまった。 もし彼がプロ入りを決断したなら、プロデイやコンバインでの活躍が重要になるだろう。

 

 

6. メイソン・ルドルフ(オクラホマ州立)

ハイズマン候補とまではいかなかったが、ルドルフは素晴らしいシーズンを送った。個人成績は4553ヤード、35TD、9INT、キャリアハイのパス成功率65%を記録している。シーズン途中でどこかを痛めたようにも見え、パスの正確さやディープへ投げることに苦戦する姿もあった。彼は身長6-5 体重230で、必要とされる身体的な要素をすべて備えている。しかし、彼はその不安定さ、優秀なレシーバーに恵まれ、QBに優しいシステムでプレイしていたという点により、評価の分れる候補になるだろう。

 

 

7. ライリー・ファーガソン(メンフィス大学)

経験不足という点は指摘できる。彼は時おりフットワークが乱れ、酷いパスを投げてしまう。しかしそれも、彼がメンフィス大学で出場機会を得るまで、テネシー大学、2年制大学と遠まわりしてきた証だ。ファーガソンの粗削りな才能は印象的で、彼はいくつものタフなパス、ロールアウトのパス、フィールドを横断するようなパスを決めては、見る者を驚かせる。身長6-4のサイズがあり、わずか2年間で64個のTDパスを投げ、チームを10勝1敗の成績とACCのチャンピオンシップに導いた。

 

 

8. ルーク・フォーク(ワシントン州立)

選手評価で知られているダニエル・ジェレマイアは、フォークが1巡指名もありえるタレントで、NFLで先発できると信じている。フォークは強肩ではないものの、クイックリリースと良いタッチを備えている。チームは9勝3敗の成績だったが、ベンチに下げられたり、怪我に悩まされるなど、彼にとってはベストのシーズンとはならなかった。

 

 

9. ライアン・フィンリー(ノース・カロライナ州立)

彼はTVゲームのような数字を決めはしないものの、ダウンフィールドに投げる時のポケットでの落ち着き、優れたタイミングと正確さといった魅力的な要素を持っている。さらに、シーズン最初の7試合ではインターセプトを投げておらず、長身の選手にしてはスクランブルで上手く走ることもできる。おそらく1巡や2巡で指名される選手ではないが、彼を支持する人はNFLにもいる。

 

 

10. クレイトン・ソーソン(ノースウエスタン大学)

ソーソンはジュニアでチームを9勝3敗の成績に導いたが、大学に戻らずプロ入りすると噂されている。彼はそのサイズ(6-4 225)と運動能力が魅力の選手だ。しかし、彼の個人成績は期待されたほどではなかった。今シーズン、彼は平凡な2809ヤードを投げ、15TD、12INTの記録だった。

 

 

 

うーむ、はたしてブロンコスはQBを指名するのでしょうかー