2巡 OT タイ・サムブライロ
地元コロラド州立大学の選手を指名しています。
2巡 27位(全体59位)
OT タイ・サムブライロ
- 名前: Tyler William Sambrailo
- 身長: 6-6 (1.98m)
- 体重: 311 (141kg)
- 大学: Colorado State
- 年齢: 23歳 (1992年3月10日)
- 学年: RSシニア
- 腕の長さ: 33インチ (83.8cm)
- 手の大きさ: 10インチ (25.4cm)
- 40ヤード: 5.36秒
- 10ヤード: 1.85秒
- 20ヤード: 3.10秒
- 20ヤードSS: 4.58秒
- 3-Cone Drill: 7.54秒
- 垂直跳び: 29インチ (73.6cm)
- 立ち幅跳び: 8フィート 1インチ (2.46m)
- ベンチプレス: 23回
大学の成績
- 2010年
- 2011年 先発7試合(出場11試合)
- 2012年 先発10試合(出場12試合)
- 2013年 先発14試合
- 2014年 先発11試合
評価
概要
少年時代にスキーのスラローム、グランド・スラローム、スーパーGの競技で、Far West DivisionのUSSA王者となった。
高校では3年間キャプテンを務め、攻守のラインマン、タイトエンド、キッカーをプレイした。サッカー、バスケ、野球も経験している。
大学からのオファーはあまりなく、唯一の1部リーグ校だったCSUに進学した。
2010年はレッドシャツ登録。2011年はフレッシュマンで7試合に先発。2012年はLTで2試合、LGに移動して5試合、RGにも入り、最後は怪我人の代わりにRTで先発した。
2013年はLTで全14試合に先発。2014年1月には肩の手術を受けた。2014年は開幕戦で左膝を怪我して次の2試合欠場したが、LTで11試合に先発した。
2015年1月のシニアボウルに招待された。
2012年3月、ナイフの喧嘩で肩を14針縫合する怪我を負った。その3週間後には、パーティーで新入生4人を殴って出場停止処分を受けている。
2013年は2ndチーム All-MWC、2014年は1stチーム All-MWCに選出されている。
長所
レフトタックルをやれる身体能力がある。スクリーンで動く相手をブロックできる。足をうまくスライドさせ、パスラッシャーに相対する。足の内側に重心を残し、手を正しい位置にキープする。パンチが上手い。まだ体重を増やせる余地がある。笛が鳴るまで激しくプレイする。
スナップでの素早さと、下半身の柔軟さがある。横の動きに優れる。ダウンフィールドへ動ける。セット・アンド・パンチのテクニック、優れたフットボールIQ、アングルの使い方が上手い。プロのような振る舞いで、チームメイトに努力と熱心さを指導する。カリスマ性のあるキャプテン。4年間先発している。主にLTだったが、RTとOGの経験もある。
短所
ランブロックは向上する必要がある。ランで手の使い方に難がある。セカンドレベルまで上がれるが、そこで何をするか見失う。パスプロで押し込まれて曲がり、バランスを崩す。コアの強さに欠ける。身長の割りに腕が短い。
ずんぐりした胴体と細い肩、理想的な体格ではない。下半身が軽くブルラッシュに苦戦する。上半身のパワーが不足している。スナップでのレバレッジに欠け、相手に入られて上体が反り、簡単に押し込まれる。アグレッシブなあまり、時に突っ込みすぎてブロックをミスすることがある。怪我歴の懸念がある。
総評
評価の難しい選手。脚と機動力はプラスだが、機能的な強さはプロで苦戦するかもしれない。もっとアンカーとパワーを向上させないと、ブルラッシャーやエッジセッターにやられてしまう。3-4巡指名予想。
フリースタイル・スキーの元チャンピオン。バーサタイルなアスリート。タフさには問題ないが、アンカーのパワーを欠いている。運動能力と頭脳はNFLで通用するが、先発するには1年くらい鍛えて強くなる必要があるかもしれない。
似たタイプの選手
- OT Tyson Clabo(前HOU)
- OT Riley Reiff(DET)
感想
今年のドラフトでは、オフェンスラインの上位指名が予想されていましたが、2巡でコロラド州立のOTを指名しました。地元ということで、ファンの間でも前から名前が挙がっていた選手ですね。
コロラド州立というと、ブロンコスには、昨年のドラフト外RBカプリ・ビブスがいますが、近年では他にもC ウェストン・リッチバーグ(2014年2巡)、QBギャレット・グレイソン(2015年3巡)などがドラフトで指名されております。
以前はドラフト1巡候補という予想もありましたけど、シニアボウルで苦戦したこともあってか、身体能力は高いものの、テクニックに欠けるという評価で、3巡予想くらいに落ちていました。ややリーチぎみの指名になったかもしれません。
長所(脚)と、短所(パワー)がはっきりしていて、評価も割れていますが、ブロンコスのゾーンブロックにはフィットすると言われていますね。
パスプロでも、2013年は1個もサックを許しておらず、2014年もユタ大学と対戦したラスベガス・ボウルまではサックをやられていなかったという話です。しかし、シニアボウルではスピードラッシャーに苦戦していました。
子供時代からのスキーの経歴は、脚の動きや、一瞬の反応・判断など、フットボールでも活かされていると語っています。
とてもバーサタイルで、センター以外すべてのポジションを経験していますが、ブロンコスはセンターとしてもワークアウトをしていたという話も出ています。一部ではガード向きという評価も目にします。
本人はドラフト前に「プロでもレフトタックルをやれると思うし、挑戦したい」と発言していました。ブロンコスでは1年目からライトタックルを争うことになりそうですね。(追記:ライアン・クレイディのシーズンアウトにより、レフトタックルで試されるようです)
ドラフト評価
- B+ Pete Prisco(CBS Sports)
- B- bleacher report
- C WalterFootball
動画
引用元
NFL.com / CBS Sports.com / CSURAMS.COM
- 1巡 OLB シェーン・レイ
- 2巡 OT タイ・サムブライロ
- 3巡 TE ジェフ・ホイエルマン
- 4巡 C マックス・ガルシア
- 5巡 CB ロレンゾ・ドス
- 6巡 NT ダリアス・キルゴ
- 7巡 QB トレバー・シーミアン
- 7巡 DB トリアン・ニクソン
- 7巡 DB ジョシュ・ファーマン