NFLドラフト、ブロンコスのQB指名について考えてみました。
ペイトン・マニングは39歳。控えのブロック・オスワイラー(2012年2巡)は今年が新人契約の最終年。最悪の場合、来年どちらもいなくなる可能性があります。
今年のドラフトでは、さすがに1巡指名はないと思いますけど、2日目か3日目に、QBの指名があるかもしれませんね。
記事なんかでは、有力候補として4人の名前が挙がっているようです。
- Bryce Petty(2-3巡)(動画1)(動画2)
- Garrett Grayson(3巡)(動画1)(動画2)
- Chris Bonner(7-FA)(動画1)
- Trevor Siemian(FA)(動画1)(動画2)
- 2013年 250/403 62.0% 4,200yd 32TD 3INT
- 2014年 207/428 63.1% 3,855yd 29TD 7INT
ベイラー大学出身。先発2年間で21勝4敗。充分なサイズ、肩の強さ、機動力がある。2巡上位で消えるといった予想も目にしますけど、ベイラーのショットガン、スプレッド攻撃システムで活躍していたので、プロでは時間がかかる、プロでは通用しない、という評価もあるようです。資質的には惹かれます。
ギャレット・グレイソン 6-2 218 rSr
- 2013年 297/478 62.1% 3,696yd 23TD 11INT
- 2014年 270/420 64.3% 4,006yd 32TD 7INT
地元コロラド州立大学出身。4年間で先発35試合。大学の通算ヤードやTD記録を更新している。プロスタイルの攻撃を経験していて、クービアックの攻撃システムに合うと評価されていますね。ただ、肩の強さ、リリースの遅さ、足の速さ、コントロールなど、ずば抜けたところがないという印象もあり、「プロではバックアップ」という意見も分かるような気がします。
クリス・ボナー 6-6 231 Sr
- 2013年 225/374 60.2% 3,413yd 33TD 9INT
- 2014年 258/461 56.0% 3,291yd 30TD 8INT
地元CSUプエブロ校出身。背が高く、強肩。サイズの割りにポケット内で動ける。ジョー・フラッコに似ているという評価もあって、動画を観ると「なるほど」という感じもします。ただしコントロールやタッチなどかなり未熟で、活躍したとはいえ、レベルの低い2部リーグ出身というのもマイナス要素ですね。
トレバー・セミアン 6-3 220 rSr
- 2012年 128/218 58.7% 1,312yd 6TD 3INT
- 2013年 178/298 59.7% 2,149yd 11TD 9INT
- 2014年 228/392 58.2% 2,214yd 7TD 11INT
ノースウエスタン大学出身。昨年11月にACLを怪我してシーズンエンド。肩は強くないですが、ポケット内で冷静にフィールドが見えている感じ。ブロンコスは施設に呼んで、QBコーチと食事をしています。ほとんど無名で、「なぜ呼んだのか分からない」と評価は低いですけど、ベアーズやブラウンズも接触したそうで、ちょっと注目されている気配もありそうです。
もし上位でQBを指名することがあれば、ブロンコスは控えのオスワイラーを評価していない、ということにもなりそうですね。
下位指名なら、ブロンコスは補償ピックの7巡が3個あります。
えーと、この4人から選ぶならペティ推しでしょうか。今年はジェイミス・ウィンストンとペティが良さそうかなと感じています。でもQBに2巡を使うのはブロンコス的にどうなんでしょうねえ・・・
あと、個人的に注目している下位指名QBは、アラバマの Blake Sims(7-FA)なのですが、たぶんブロンコスの指名はなさそうです(背が低いし)。