ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第12週 ペイトリオッツ戦の感想

第12週、アウェイでのペイトリオッツ戦が行われました。

 

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第1Q
DEN: LBミラーの60ヤードのファンブル・リターンTD (7-0)
N.E:  ブレイディがLBミラーにサックされてファンブルロスト
N.E:  RBブラントがファンブルロスト
DEN: RBモレノが2ヤードのTDラン (14-0)
DEN: 27ヤードのフィールドゴール成功 (17-0)

第2Q
N.E:  ギャンブル失敗
DEN: マニングからTEタミーへの10ヤードTDパス (24-0)
DEN:  パントリターンでWRヒルマンがターンオーバー

第3Q
N.E:  ブレイディからRBエデルマンへの5ヤードTDパス (24-7)
DEN:  RBモンティ・ボールがファンブルロスト
N.E:  RBボールデンが1ヤードTDラン (24-14)
N.E:  ブレイディからTEグロンコススキーへの6ヤードTDパス (24-21)

第4Q
N.E:  マニングのパスをDBローガン・ライアンがインターセプト
N.E:  ブレイディからRBエデルマンへの14ヤードTDパス (24-28)
N.E:  31ヤードのフィールドゴール成功 (24-31)
DEN: マニングからWRトーマスへの11ヤードTDパス (31-31)

OT
DEN:  パントリターンでCBトニー・カーターがターンオーバー
N.E:  31ヤードのフィールドゴール成功 (31-34)

 

前半は24対0とリードしながら後半に逆転され・・・
オーバータイムまでもつれた激闘は、31対34の敗戦となりました。 (´・ω・`)  

 

強風のフォックスボロで行われたこの試合。試合開始時で気温マイナス5度(華氏22度)、風速およそ10メートル/秒(22mph)、体感温度はもっと寒かったようです。

両チーム合わせて11個のファンブル(ブロンコス5個&3ロスト、ペイトリオッツ6個&3ロスト)、ターンオーバー合計7回という、寒さでボールが手につかない、ミスの多い試合になりました。最後もブロンコスのミスが勝敗を決めてしまいましたね・・・

負けた試合の方がいろいろ気になったり、反省点がありそうなんですけど、今週は現実逃避してほとんど記事とかチェックできなかったので、あえて良かったところを簡単に確認してみたいと思います。せっかくなのでプラス思考で!

 

RB ノーション・モレノ

この試合は37回で244ヤード1TDの活躍。ブロンコスでこんな数字は久しぶりに見た気がしますね。最後は消耗して痛んでましたけど。さすがに無理させすぎでした。

PFRのリストによると、1試合244ヤードはリーグ歴代37位タイ。ブロンコスのチーム記録では、2000年のRBマイク・アンダーソン(251ヤード)、2002年のRBクリントン・ポーティス(228ヤード)に次ぐ第3位になっているようです。

センターのマニー・ラミレズ、右ガードのルイス・バスケスのブロックもすごかったですね。ペイトリオッツのDLが怪我に苦しんでいるのはありますけど、最後までランを出し続けたのは見事でした。

解説者も言ってましたけど、この先マニングのパフォーマンスが落ちた時にどう勝つかという問題に、ひとつの形が出せたのかもと思いました。

 

QB ペイトン・マニング

19 / 36回 (52.7%) 150ヤード 2 TD 1 INT Rating(70.4)

この試合は苦戦しましたね。成功率、獲得ヤード、平均獲得ヤード(4.2)、レイティングどれも今シーズン最低の数字でした。 明らかに寒さと強風による影響が大きかったです。

マニングが寒さに弱いというのは間違いないですが、この試合はマニングでなくても苦労するような悪条件だったのかなと思います。ブレイディも前半はパス成功率59%で平均4.8ヤードと苦しんでいました。(後半は完全復活しましたけども)

デンバーポストの記事に、マニングは4.4度(華氏40度)以下だとパフォーマンスが落ちる、みたいなことが書かれていました。次のチーフス戦は大丈夫そう?

 

LB ボン・ミラー

2サック、2ヒット、2ハリー、1ファンブル・フォース、1リターンTDの大活躍でした。相手OTのネイト・ソルダーを圧倒していたシーンもありましたね。第2Qと第3Qは活躍してない(何があったんでしょう)という話も出てましたけど、それでもボン・ミラーの復活は頼もしいです。

 

最後のミスとコイントス

オーバータイムのコイントスで、相手HCビル・ベリチックが強風の影響を考えて、攻撃権ではなくフィールドポジションを選んだのは面白い決断でした。ペイトリオッツの選手もこのコールには半信半疑だったみたいですね。

解説者は、最初のフィールドゴールでは決勝点にならないという、オーバータイムのルール改正がなければ、この決断はなかったかもしれないと言ってました。先にマニングにボールを渡しても、この強風なら(少なくともタッチダウンは)防げるという地の利を選んだんですね。

強風、左利きで逆回転のボールを蹴るパンターのライアン・アレン、前半にリターナーのWR トリンドン・ホリディがミスしていたこと、後半はWR ウェス・ウェルカーが代わりにリターンしていたこと、などの伏線があって、それらがベリチックのコイントス選択と、最後のCB トニー・カターのミスという結果につながってしまったのかなと思いました。ウェルカーがもっと早くフェアキャッチのコールをしていればという話もあるので、カーターだけを責めるのは酷ですね・・・

もしブロンコスがコイントスに勝っていた場合、HCデルリオはどういう選択をしていたのかなというのも気になりました。やっぱりレシーブだったでしょうか。

 

怪我人は、DTケビン・ビッカーソンが怪我でシーズンオーバー、IR入りしてしまいました。今シーズンの強いラン守備を支えていただけに大きいロスですね。ドラフト1位のDTシルベスター・ウィリアムズに期待したいです。

 

さて、次というかもうすぐチーフス戦。

アローヘッドはいつも苦戦しているという印象がありますけど、同地区のチーフスには負けられないです。ワイルドカードだと5番目まで落ちてしまいますし。ここはしっかりと勝ってほしいですね!