ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ライアン・クレイディの契約内容

ボン・ミラーなにやってんねん!!(怒)

 

…さて(気を取り直して)先週の話になりますが、7月15日の期限前に、フランチャイズ・タグを付けていたOTライアン・クレイディと長期契約を結びました。その契約内容について調べたことを書いてみたいと思います。

クレイディの契約は5年で52.5ミリオン(33ミリオンが保障)、別にオプション・ボーナスがあって最大で57.5ミリオンになるようです。ちなみに昨年のオフには、5年で50ミリオン(28ミリオン保障)のオファーを却下しているので粘り勝ちですねえ。

 

f:id:KeroBro:20130723074338j:plain

 

図の黄色になってるところが保証されているサラリーになります。

  • 2013年の基本給1.5ミリオンと、サインボーナス3ミリオンと、ロスターボーナス10.5ミリオン
  • 2014年の基本給8ミリオン
  • 2015年の基本給8.5ミリオンと、ロスターボーナス1.5ミリオン

つまり2013年の計15ミリオン、2014年の計8ミリオン、2015年の計10ミリオン、これで合計33ミリオンが保障になりますね。

 

他に細かい点では以下のようになっているようです。

  • 2014年の計8ミリオンと、2015年の計10ミリオンは怪我に対してだけ保障。(怪我が原因で解雇しても支払われる)
  • 2014年と2015年の基本給は各リーグ年の5日目に保証され、2015年のロスターボーナスも同じくリーグ年の5日目に支払われる。
  • 契約にオフセット条項はないので、たとえ解雇して他チームと契約しても、ブロンコスは保証されたサラリーをフルに支払う義務がある。

 

さらにオプション・ボーナスとして、以下の条件を満たすと最大5ミリオンが支払われます。

  • オールプロ(1stチーム)に1回選出されると、残り毎年0.5ミリオンが基本給にプラス
  • オールプロ(1stチーム)に2回選出されると、残り毎年さらに1ミリオンが基本給にプラス

このボーナスを最大でもらうためには、2013年(1年目)と2014年(2年目)に2年連続でオールプロに選ばれる必要があり、その場合は2014年に0.5ミリオン、2015年から2017年までの3年間は各1.5ミリオンがプラスされて、合計5ミリオンが支払われます。

クレイディは入団してから過去5年間で、2009年と2012年の2回オールプロ(1stチーム)に選出されていますので、達成する可能性はありそうです。ただしオプション・ボーナスは保障されていないので、解雇されたらもらえません。

 

あと、2016年と2017年のサラリーは保障されていないので、図にもありますように、解雇することでサラリーキャップを約9ミリオン節約できる計算になります。

2016年というとクレイディは30歳なので、まだまだやれると思いますけど、たとえ解雇しても将来のデッドマネーを生まない契約になってますね。

 

最後に、クレイディの契約を、他のオフェンスラインと比べてみますと

  • 33ミリオン保証は、ジョー・トーマス(ブラウンズ)の37ミリオン保証、トレント・ウィリアムズ(レッドスキンズ)の36.75ミリオン保証に次ぐ3番目の金額。
  • 最初の3年間で33ミリオンの支払いは、トーマスの40ミリオンに次ぐ2番目の金額。

ということのようで、やはりトップクラスの契約なんですねー

こうして大型契約を手にしたわけですから、あとはマニングのブラインドサイドをしっかりと守ってもらいたいですね。(肩の回復状態は大丈夫よね?)