この4巡(116位)はシーホークスからもらったもので、QBラッセル・ウィルソンをトレード獲得した際に付属してきた指名権になります。
Broncos rookie DL Eyioma Uwazurike.
— Dave Althouse (@davealthouse) 2022年5月14日
Says he’s a balanced defensive lineman. Should add depth for Denevr pic.twitter.com/5DRkmg9G9Y
結果
ふたつ目の4巡でアイオワ州立大学のDLイオマ・ウワズリケを指名。
でかくて腕の長い守備ラインマンですね。ブロンコスの守備ラインはパスラッシュもラン守備も向上が必要だったので、2021年に9サックを記録している巨大な選手を指名できたのは良かったと思います。
アシスタントGMは「チームにサイズを加えることができた。大きくて才能のある選手で、こういうでかい選手を見つけるのは簡単ではない。私は彼を2~3年チェックしてきた」と語っていました。
大学ではラインの内側と外側あちこちに入って活躍していたそうですが、今のところブロンコスでは守備エンドをやるようです。
4巡 11位(全体116位)
DL イオマ・ウワズリケ
Eyioma Uwazurike / 身長6-6 体重316 / Iowa State / RSシニア
サイズ、長さ、運動能力のコンビネーションによって、魅力的な守備ラインの候補になる。オッド(奇数DL)とイーブン(偶数DL)どちらの守備でもラインのすべての位置でプレイ経験があり実績もあげている。最初にテープを見た時は平均以下のパッドレベルと、アタックのポイントにおける一貫性のなさが見られたが、よく確認してみるとテクニックは向上しており、内側のノーズでプレイする機会が増えていた。活発に手を使うアクティブなパスラッシャーで、エッジからアタックする能力、内側から一直線にブルラッシュする能力がある。3-4守備のノーズ(NT)または5テクニック(DE)として魅力的だろう。(NFL.com)
高校では3つ星の評価
2016年は学業の問題でレッドシャツに登録
2017年は控えで13試合に出場
2018年は8試合に先発して活躍。鼠径部の怪我で4試合を欠場
2019年は全13試合に先発して32タックル、5.5ロスタックル、1.5サックを記録
2020年は全12試合に先発して27タックル、8ロスタックル、3サックを記録
2021年はエッジと内側で全13試合に先発。42タックル、12ロスタックル、9サックと活躍してAll-Big 12に選出された
4年間の先発経験があり、過去3年は全試合に先発している
2021年には9サックを記録している
大きなサイズがあり、サイズの割に動ける
長い腕(35 1/8インチ)で相手をつかまえる
アイオワ州立大学の3-3-5守備でラインのあちこちに入っており、主に5テクニック(DE)でプレイしていた
ラインの外側と内側でプレイできる万能性がある
大学でフィールドゴールを2回ブロックしている
発進の爆発や機敏さはない
重心が高い。ラン守備のアンカーは一貫していない
大学に6シーズン在籍していて今年24歳になる
ウワズリケはナイジェリアにルーツがあるらしい
指名予想:4巡
似ている選手:Corey Williams
大学成績
年 | 出場 | タックル | TFL | サック | PD | FF | FR | BLK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 13 | 16 | 4.0 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2018 | 9 | 27 | 5.0 | 1.0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2019 | 13 | 32 | 5.5 | 1.5 | 1 | 0 | 2 | 0 |
2020 | 12 | 27 | 8.0 | 3.0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
2021 | 13 | 42 | 12.0 | 9.0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
計 | 60 | 144 | 34.5 | 15.0 | 3 | 0 | 2 | 2 |
TFL=ロスタックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー、BLK=FGブロック
RAS(相対的運動能力成績)= 6.58(最高が10)
Eyioma Uwazurike was drafted with pick 116 of round 4 in the 2022 draft class. He scored a 6.58 RAS out of a possible 10.00. This ranked 500 out of 1459 DT from 1987 to 2022. https://t.co/dn3TBy3rKe #RAS #Broncos pic.twitter.com/zkLWF221TB
— Kent Lee Platte (@MathBomb) 2022年4月30日
指名評価
A Chris Trapasso(CBS Sports)
年長の選手でかなりのスリーパー。素晴らしい爆発力、パワー、パスラッシュムーブのブレンドがあり、大学ではスクリメージラインのあちこちに入って活躍していた。ユニークなボディタイプがある。ブロンコスはDLシェルビー・ハリスをシアトルにトレードしたので、これこそチームが必要としている選手だった。
C+ Ian Cummings(PFN)
PFNのトップ300で199位の選手だったので、この指名はリーチと言わざるをえない。この時点ではまだテネシー大学のDT Matthew Butlerも残っていて指名できた。とはいえ、ウワズリケはブロンコスのニーズを埋めている。年長の選手ではあるものの、彼はチームの守備フロントに多様なオプションを与えてくれる。素晴らしいパッドレベルとテクニックでプレイする能力を見せており、NFLでインパクトを残せるだけのサイズ、長さ、運動能力、判断力を備えている、
C Brent Soleski(Bleacher Report)
システムに合うことは大事だ。アイオワ州立大学では3-3-5(DL3人、LB3人、DB5人)をベースとした守備でプレイしていた。ブロンコスではDC Ejiro Everoがラムズから持ち込んだ3-4守備のスキームでプレイすることになる。ウワズリケは身長6-6 体重316でランを止める。
ドラフト前のワークアウトで印象的だった。それにより評価を上げることに成功したが、それでもやや指名順位は高すぎると思う。チームのニーズは埋めるかもしれないが、私は6巡指名に予想していたので、このピックはあまり好きになれない。
平均以下 PFF
PFFのボードでは9番目の守備タックルだった。理想に近いサイズがあり、多くのアライメント(位置)で活躍してきたので、ブロンコスでもうまくフィットするだろう。しかし一方で、大学ではダブルチームに対して苦戦することがあった。
58番