ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

7巡 OLB ジョナサン・クーパー

7巡の2個目

昨年CBアイザック・イアダムをトレード放出してジャイアンツからもらった指名権。

 

 

 

オハイオ州立大学のDE/OLB ジョナサン・クーパーを指名。

 

ブロンコスは、3巡でもオハイオ州立のLB バロン・ブラウニングを指名しているので、同じ大学のチームメイトが揃うことになりますね。この2人は大学でも親しい関係だったと語っています。

クーパーは高校時代の評価は高かったそうですが、大学では期待されたほどのインパクトを残せておらず、 心臓の施術を受けていることもあってか、7巡指名となったようです。

GMペイトン「我々はドラフトで特定の資質を備えた選手を探している。そして、クーパーにはスペシャルな資質がある。私はオハイオ州立のプロデイに行った。そこで彼がワークアウトに取り組む姿勢を見ていた。そして、彼と話をした。彼はまさにチームメイトにしたい選手、チームの代表にしたい選手だ」

 

 

7巡 11位(全体239位) 

OLB ジョナサン・クーパー

Jonathon Cooper / 身長6-3 体重253 / Ohio State / 23歳 Rシニア

非常に高くもてはやされてオハイオ州立大学に来たが、飛び抜けた個人成績を残すことはできなかった。ドラフト下位で指名されそうな身体的な特性があり、パワーラッシャーとしての強さも興味をそそる。しかし、機能的な機敏さ、動きの流動性は欠いているため、プロでは大学で見せていたほどのものは得られないかもしれない。

7巡/ドラフト外予想(NFL.com

 

高校では5つ星、全米トップ50のリクルートに評価されていた。

2016年は1年目から6試合に出場。

2017年はDEの選手層が厚かったこともあり、控えで14試合に出場した。

2018年は13試合に先発。25タックル、2.5サックを記録している。

2019年は8月に足関節を捻挫。負傷に苦しみながら4試合に先発したが、レッドシャツに登録されてシーズンを終え、5年目も大学に戻ることを決めた。

2020年は全8試合に先発し、24タックル、チームトップの3.5サックを記録した。

2017年と2018年はAcademic All-Big Ten(学業優秀)に選出されている。

2019年と2020年はキャプテンを務めている。

シニアボウルに招待された。

プロでやれる筋肉質な体格をしている。初動で決まればブルラッシュが効果的。リーダーシップが評価されている。

スナップの反応は平均以下。意識や本能を欠いている。柔軟性がない。基本的なラッシュしかない。

大学では5シーズンで通算46試合に出場し、25試合に先発している。

ジョナサンの綴りは、Jonath"a"n ではなく、Jonath"o"n の方になっている。

  

2020年シーズンから大学フットボールで背番号0番の使用が許可されることになり、オハイオ州立大学はDT Bill Willis(故人。1940年代に活躍。大学とプロで殿堂入りしている)を称えるため、毎シーズン新しく選ばれた選手が0番「the Block O jersey」を着用することに決定した。クーパーはその最初の選手に選ばれ、2020年は背番号を18番から0番に変更。オハイオ州立で初めて0番を着用した選手となっている。 

 

高校時代からウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群(Wikipedia)の治療を受けている。生まれつき心臓に余計な電気刺激が伝えられる副伝導路があることで、心拍数が異常に速くなる頻脈などの症状が出る。

高校では2度の施術を受けている。心臓にペースメイカーを付けるのではなく、フットボールを続けるために手術を選択した。

ドラフト後の5月12日には最小侵襲手術(10cm程度の切開による手術。患者の負担が少なく回復も早い)を受けており、ブロンコスの新人ミニキャンプは欠席した。夏のトレーニング・キャンプにはフルで練習できる予定。

 

 

個人成績 

試合 Total Sack TFL FF PD INT TD
2016 6 6 1.0 1.0 0 0 0 0
2017 14 15 2.0 3.0 0 0 0 0
2018 13 25 2.5 6.5 0 0 0 0
2019 5 6 1.0 1.0 0 1 0 0
2020 8 24 3.5 3.5 1 1 0 0
  46 76 10.0 15.0 1 2 0 0

Total=総タックル、TFL=ロスタックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発 

 

プロデイの数値 

 

0番ジャージ 

 

 

 

指名評価

 

A Ian Cummings(PFN

ブロンコスはここまでエッジの層を補強できていなかった。エッジはドラフトでの大きいニーズであり、7巡でとてもバリューのある指名を決めている。ジョナサン・クーパーはシニアボウルで目立っていた選手のひとりだった。トップ級のアスリートではないものの、素早く正確な手で相手に勝ち、確かなローテーションの選手として長くやれるだろう。

 

B+ Chris Trapasso(CBS Sports

活発で、適正な柔軟性のあるエッジ。強い手があり、QBを仕留めるスピードもある。多くのことをやれるが、秀でたものはない(Jack of all trades, master of none.) 

 

B Walter Football

私はクーパーを(実際に指名されたよりも)10個下の指名順位に予想していたので、この指名のバリューには納得している。ブロンコスは(ボン・ミラーの将来を考えると特に)エッジの層を厚くする必要があった。クーパーは将来的には先発できるかもしれない。 

 

C+ Brent Soleski(Bleacher Report

オハイオ州立大学でチームメイトだったLBバロン・ブラウニング(3巡)と、ブロンコスでまた一緒になる。この2人はプロでは同じポジションをプレイすることになる。ブラウニングはエッジで活躍したものの、大学ではより伝統的なLBとして使われていた。クーパーはエッジであり、ブロンコスの守備スキームではOLBをやることになる。

 

 

 

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