ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

7巡 CB キャリー・ヴィンセント Jr.

7巡の1個目

 

 

 

ルイジアナ州立大学(LSU)のDB キャリー・ヴィンセント Jr.を指名。

 

優秀なDBを多く輩出しているLSU出身のニッケルバックですね。大学ではスロット(内側のCB)とセーフティをプレイしていて、2019年シーズンの全米優勝にも貢献しています。

HCファンジオ「大学ではニックルやダイムで出場しており、外側のCBも少し経験していた。今のところセーフティをやるとは思っていないが、スロットでプレイできるならチームに残る助けになる」

GMペイトン「我々は必ずしもCBを必要としていたわけではなかったが、彼を無視することはできなかった。とても能力があり(怪我のせいもあってか)指名されずに7巡まで落ちていた」

40ヤード4.33~36秒のスピードを誇り、陸上でも活躍しているアスリートですが、サイズはないのでプロではスロットをやるみたいですね。2020年はオプトアウトして休んでおり、そのせいで指名順位が落ちたという見方もあるようです。なので、この指名もバリューがあるという評価が目立ちます。

 

 

7巡 9位(全体237位)

CB キャリー・ヴィンセント Jr.

Kary Vincent Jr. / 身長5-10 体重185 / LSU / シニア

平均的なサイズのスロット・コーナーバックながら、並はずれたスピードと運動能力がる。ワークアウトの数字で評価が上がる可能性がある。プロでもルートをしっかりカバーできるだけのヒップ、足、爆発力は備えているが、パターンの認識とテクニックは向上する必要がある。NFLレベルの選手たちと対戦(練習)してきており、質の高い相手と競ってきた豊富な経験がある。まだまだ成長できるが、そのためにはアスリートからコーナーバックに変化する必要がある。

4巡指名予想。(NFL,com

 

高校では4つ星、全米25位のリクルートに評価されていた。

陸上でも活躍しており、高校では200m競走でテキサス州のメダルを獲得。大学でも4×100mリレーでSECのタイトルを獲得し、2019年には100m競走で追い風参考ながら10秒07を記録している。

2018年は13試合のうち7試合で先発し、31タックル、1INTの成績だった。

2019年は15試合のうち9試合に先発。ニッケル・バックとして47タックル、13パス防御、4個のINTを記録するなど活躍し、チームも全米王者に輝いている。

2020年はオプトアウトを表明して休んだ。

父親のキャリー・ヴィンセント・シニアはテキサスA&Mのレシーバーで、1992年にセインツから6巡で指名され、練習生として2シーズンを過ごした。後にアリーナ・リーグにも所属している。

父親は2018年に47歳の若さで亡くなっており、その後ジュニアは背番号を父親が高校時代に付けていた5番に変更した(ちなみにブロンコスではQBブリッジウォーターが5番を付けているせいか35番になっています)。

 

練習熱心で頭が良い。フリーセーフティとスロットをプレイしている。ルーズ、機敏、運動能力が非常に高い。ペダルがスムーズで流れるように方向転換できる。スピードがあり、リカバリーの爆発力もある。積極的にルートをアンダーカットしてボールを狙う。

カバーが乱れることがある。テクニックよりも運動能力に頼っている。ルートのトップで相手をつかみがち。ダウンフィールドでボールを見つける能力は平均以下。タックルのアングルが良くないことがある。

 

 

個人成績 

試合 Total Sack INT PD FF FR
2018 13 31 1.0 1 7 0 0
2019 15 47 0 4 13 0 0
  28 78 1.0 5 20 0 0

Total=総タックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバリー 

 

プロデイの数値

 

 

 

指名評価

 

A+ Chris Trapasso(CBS Sports

純粋なスロット・コーナーバックとしては、今年のドラフトでベストの選手だと評価していた。ブレイクでのスムーズさと爆発力があり、空中のボールに対してアグレッシブにプレイする。2020年はオプトアウトしているが、2019年はプレイメイカーだった。

 

A Walter Football

CBブライス・キャラハンは怪我が多いので、その後継者を指名しているのは良い動きだ。5巡に予想していた選手なので、この指名にはバリューがある。

 

A- Ian Cummings(PFN

これは良い指名だった。キャリー・ヴィンセントは素晴らしいアスリートで、フィールドを飛びまわってプレイを決められるスピードがある。万能性はあるが、特にスロットで活躍できる。CBブライス・キャラハンの控えとして、長期的な保険になる。

 

B+ Brent Soleski(Bleacher Report

ブロンコスは1巡9位でCBパトリック・サーテイン2世を指名している。ロスターにはCBカイル・フラーやCBロナルド・ダービーもいるが、チームは彼らをうまく使うだろう。キャリー・ヴィンセントはニッケルやダイムのコーナーにピッタリなので、この中にもぐり込んで出場できるかもしれない。

 

 

 

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