7巡の1個目
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— Denver Broncos (@Broncos) 2021年5月13日
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ルイジアナ州立大学(LSU)のDB キャリー・ヴィンセント Jr.を指名。
優秀なDBを多く輩出しているLSU出身のニッケルバックですね。大学ではスロット(内側のCB)とセーフティをプレイしていて、2019年シーズンの全米優勝にも貢献しています。
HCファンジオ「大学ではニックルやダイムで出場しており、外側のCBも少し経験していた。今のところセーフティをやるとは思っていないが、スロットでプレイできるならチームに残る助けになる」
GMペイトン「我々は必ずしもCBを必要としていたわけではなかったが、彼を無視することはできなかった。とても能力があり(怪我のせいもあってか)指名されずに7巡まで落ちていた」
40ヤード4.33~36秒のスピードを誇り、陸上でも活躍しているアスリートですが、サイズはないのでプロではスロットをやるみたいですね。2020年はオプトアウトして休んでおり、そのせいで指名順位が落ちたという見方もあるようです。なので、この指名もバリューがあるという評価が目立ちます。
7巡 9位(全体237位)
CB キャリー・ヴィンセント Jr.
Kary Vincent Jr. / 身長5-10 体重185 / LSU / シニア
平均的なサイズのスロット・コーナーバックながら、並はずれたスピードと運動能力がる。ワークアウトの数字で評価が上がる可能性がある。プロでもルートをしっかりカバーできるだけのヒップ、足、爆発力は備えているが、パターンの認識とテクニックは向上する必要がある。NFLレベルの選手たちと対戦(練習)してきており、質の高い相手と競ってきた豊富な経験がある。まだまだ成長できるが、そのためにはアスリートからコーナーバックに変化する必要がある。
4巡指名予想。(NFL,com)
高校では4つ星、全米25位のリクルートに評価されていた。
陸上でも活躍しており、高校では200m競走でテキサス州のメダルを獲得。大学でも4×100mリレーでSECのタイトルを獲得し、2019年には100m競走で追い風参考ながら10秒07を記録している。
2018年は13試合のうち7試合で先発し、31タックル、1INTの成績だった。
2019年は15試合のうち9試合に先発。ニッケル・バックとして47タックル、13パス防御、4個のINTを記録するなど活躍し、チームも全米王者に輝いている。
2020年はオプトアウトを表明して休んだ。
父親のキャリー・ヴィンセント・シニアはテキサスA&Mのレシーバーで、1992年にセインツから6巡で指名され、練習生として2シーズンを過ごした。後にアリーナ・リーグにも所属している。
父親は2018年に47歳の若さで亡くなっており、その後ジュニアは背番号を父親が高校時代に付けていた5番に変更した(ちなみにブロンコスではQBブリッジウォーターが5番を付けているせいか35番になっています)。
練習熱心で頭が良い。フリーセーフティとスロットをプレイしている。ルーズ、機敏、運動能力が非常に高い。ペダルがスムーズで流れるように方向転換できる。スピードがあり、リカバリーの爆発力もある。積極的にルートをアンダーカットしてボールを狙う。
カバーが乱れることがある。テクニックよりも運動能力に頼っている。ルートのトップで相手をつかみがち。ダウンフィールドでボールを見つける能力は平均以下。タックルのアングルが良くないことがある。
個人成績
年 | 試合 | Total | Sack | INT | PD | FF | FR |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 13 | 31 | 1.0 | 1 | 7 | 0 | 0 |
2019 | 15 | 47 | 0 | 4 | 13 | 0 | 0 |
28 | 78 | 1.0 | 5 | 20 | 0 | 0 |
Total=総タックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバリー
プロデイの数値
Kary Vincent was drafted with pick 237 of round 7 in the 2021 draft class. He scored a 4.11 RAS out of a possible 10.00. This ranked 459 out of 778 FS from 1987 to 2021. https://t.co/jj9xaNuxGE #RAS #Broncos pic.twitter.com/1y4G5c9J9x
— Kent Lee Platte (@MathBomb) 2021年5月1日
指名評価
A+ Chris Trapasso(CBS Sports)
純粋なスロット・コーナーバックとしては、今年のドラフトでベストの選手だと評価していた。ブレイクでのスムーズさと爆発力があり、空中のボールに対してアグレッシブにプレイする。2020年はオプトアウトしているが、2019年はプレイメイカーだった。
CBブライス・キャラハンは怪我が多いので、その後継者を指名しているのは良い動きだ。5巡に予想していた選手なので、この指名にはバリューがある。
A- Ian Cummings(PFN)
これは良い指名だった。キャリー・ヴィンセントは素晴らしいアスリートで、フィールドを飛びまわってプレイを決められるスピードがある。万能性はあるが、特にスロットで活躍できる。CBブライス・キャラハンの控えとして、長期的な保険になる。
B+ Brent Soleski(Bleacher Report)
ブロンコスは1巡9位でCBパトリック・サーテイン2世を指名している。ロスターにはCBカイル・フラーやCBロナルド・ダービーもいるが、チームは彼らをうまく使うだろう。キャリー・ヴィンセントはニッケルやダイムのコーナーにピッタリなので、この中にもぐり込んで出場できるかもしれない。