ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

3巡 LB バロン・ブラウニング

2日目(3巡の2個目)

 

 

  

2日目のラスト、セインツからもらった3巡の補償ピックで指名したのは、オハイオ州立大学のLBバロン・ブラウニングでした!

 

ブロンコスのILBは、先発のA. J. ジョンソンとジョジー・ジュエルが来年どちらもFAになるということもあり、ドラフト上位での指名は予想されていましたね。

ブラウニングは元5つ星の有望株で、プロデイでは40ヤード4.51~58秒を記録するなど、今年のドラフトでも屈指の運動能力が評価されています。

大学では内側と外側どちらも経験していて、プロではどちらをやるのかという疑問はありますが、HCファンジオによると「まだ決まっておらず、最初はILB(内側)で試してどうなるか様子を見る」という話です。

 

 

3巡 42位(全体105位)

LB バロン・ブラウニング

Baron Browning / 身長6-3 体重245 / Ohio State / Rシニア

彼を見ていると、すべての身体的ツールを備えているのに、本能や試合感覚がなかなか追いついてこないためイライラしてしまうかもしれない。大学ではマイク(内側)とサム(外側)の両方を経験しており、パスカバー、ラッシュ、ラン守備の能力がある。とても優れたスピードとモーターがあるものの、プレイの認識と読みを欠いているせいで動き出すのが遅い。たいていの場合、プレイの先を読んで動くのではなく、目の前で起こっていることに対してプレイするため、ソロでプレイを決めるスター選手ではなく、背後で動く選手になってしまう。彼のサイズと資質を考えると、ラッシュとカバーのポテンシャルを持った3-4守備の控えOLBとして、スペシャルチームで活躍する選手になるかもしれない。(NFL.com

 

高校では5つ星、全米トップ10の有望選手と評価されていた。 

2017年は1年目から控えで出場。2018年は3試合に先発した。

2019年はILBで1試合しか先発していないが、43タックル、5.0サックを記録している。

2020年からポジションをOLBに移動し、7試合のうち5試合で先発した。

大学通算で43試合に出場、9試合に先発している。

高校ではOLBだったが、大学ではILBをプレイし、最後のシーズンはOLBに移動した。

サイズ、長さ、強さがある。外を走るRBを追いかけるスピード、TEに対抗できる強さがある。笛が鳴るまでプレイを続けるモーターがあり、フィールド全体を追いかける。

本能は平均以下。プレイの判断に一貫性がない。

インサイドとアウトサイドどちらのLBもプレイしており万能性がある。

本人は「(高校からプレイしていた)アウトサイドの方がやりやすく、自分に合っていると思う」と語っていた。 

シニアボウルで評価を上げ、ブロデイでも素晴らしい数値を出している。

 

 

個人成績 

  試合 Total TFL Sack FF PD INT TD
2017 12 14 1.5 0 0 0 0 0
2018 12 23 3.5 1.0 0 0 0 0
2019 12 43 10 5.0 0 1 0 0
2020 7 30 3 1.0 2 2 0 0
  43 110 18.0 7.0 2 3 0 0

Total=総タックル、TFL=ロスタックル、FF=ファンブル誘発、PD=パス防御

 

プロデイの数値

 

 

 

 

指名評価 

 

A+ Ian Cummings(PFN

ブロンコスは、3巡の最後を今年のドラフトでもっともバリューがある指名のひとつで締めくくった。ブラウニングにはエリートの運動能力とサイズがあり、2日目というよりは1巡指名の選手に見える。彼にはオフ・ボールの万能性があるが、エッジで活躍できる爆発力と長さも備えている。ブロンコスは犯罪的な指名をした。

 

A Vinnie Iyer(SN

ブロンコスは2日目の最後で、HCヴィック・フィンジオを喜ばせる指名をした。ブラウニングはすでにインパクトのあるオールラウンドのプレイメイカーだ。プロではもっと一貫した活躍ができるようになる方法を学ぶ必要がある。

 

B+ Luke Easterling(Draftwire

2日目の最後を素晴らしい指名で終えた。ニーズとバリューどちらも満たしつつ、素晴らしい身体能力のある先発級のLBを獲得している。高校時代はとても高く評価されていた選手で、いくらかの改善は必要になるが、とても高いポテンシャルがある。

 

B Eric Edholm(Yahoo Sports

これは本当に良い指名だ。ブラウニングは洗練されたLBというよりは、体格のいいアスリートという感じではある。それでも、ブリッツの能力と相手を追いかけるパシュートのスキルがあるので、それにより魅力的な候補になる。HCファンジオの守備でやれるだけの本能があるのか? それは問題だが、伸びしろはある。大学でもしばらく成長に時間が必要だったが、彼には真の能力があり、さらにそれを引き出せるだろう。

 

B Walter Football

私はブラウニングを3巡の下位に予想していたので、この指名順位は理解できるものだった。彼はとても伸びしろのある選手だ。でかくて速くてアスレチックだが、本能を欠いており、まだ未熟でもある。ブロンコスはこの数年LBの補強を必要としていたので、HCファンジオは彼を確かな先発に育成できるかもしれない。 

 

B Brent Soleski(Bleacher Report

長所:前に突っ込む破壊者、アスレッチックなエッジラッシャー、ボールに向かう爆発力

短所:スペースで迷子になる、リードを判断するのが遅い

厳密に言うとブラウニングはLBではあるが、真実を言うなら彼はエッジだ。

オハイオ大学のLBコーチは「彼は高いレベルでスペースでも、ボックスでもプレイしており、インサイドとアウトサイドからブリッツし、パスラッシュもやり、マンツーマンでパスカバーもしている」「彼に仕事を任せると、彼はその仕事をやってくれる。彼のキャラクターは飛び抜けており、最高のチームプレイヤーでもある。今年のドラフトでもっとも万能なLBのひとりだ」とツイートしている。

素晴らしいチームメイトであるというのは立派だ。しかし、どんな役割でも活躍できる万能性となるとまた違った話になる。

たしかにブラウニングは(コーチが言うように)すべての役割ができる。とはいえ、スペースでは自然に動けるわけではないし、攻撃を読んで素早く動けるわけでもない。彼は前へとプレイし、パスのダウンでパスラッシュする時にもっとも活躍できる。

彼の体格(身長6-3 体重245)では、やや制限があるかもしれないが、明らかにスクリメージラインの近くでプレイする方が優れている。

なので、2日目の最後で彼を獲得したのは、ブロンコスの守備にとってエキサイティングな指名だった。彼はデンバーのスキームで、OLBボン・ミラー、OLBブラッドリー・チャブの控えとして育成することができる。ブラウニングにとっても(多くの役割をやらされるのではなく)彼のスキルをフルに活かせる状況は歓迎だ。

 

B- Chris Trapasso(CBS Sports

オハイオ大学ではキャリアの遅くで花開いた。分厚く、手足が長い。本能にはアタリとハズレがあり、パスカバーは成長する時間が必要になるかもしれない。ブリッツでは優れている。

 

 

5番

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