ブロ研 [ブロンコス研究所]

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ドラフト候補 TE

2021年のNFLドラフト候補を紹介する10回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

タイトエンド編、以下の2人です。

  • 03位 カイル・ピッツ(フロリダ)
  • 38位 パット・フライアミュース(ペン州立)

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2021 NFL Draft prospect rankings 1.0

 

 

03位 TE カイル・ピッツ

Kyle Pitts / 身長6-6 体重245 / Florida / 20歳 ジュニア

長さのある引き締まったタイトエンドで、素晴らしいスピード、ボールスキル、実績がある。インライン(OLの横)、スロット、ワイド(外側)に位置している。ワイドレシーバーのようにルートを走る。スクリメージラインから発進するバーストがあり、守備選手を陥れ、ブレイクのポイントから飛び出す。レベルの高いSECのCBたちと対戦し、毎週のように勝っている。加速して守備選手を引き離し、ダウンフィールドではナチュラルにボールを追跡する。キャッチできる範囲がものすごく大きい。キャッチ後はスピードでさらにヤードを稼ぐ。2020年はブロッカーとしても大きく成長した。相手と格闘し、密着し続けようとベストを尽くす。時に離れ落ちることもあるが、努力は間違いない。全体として、彼には試合を支配できるユニークな能力がある。まさにミスマッチ・プレイヤー(守備にとってミスマッチになる選手)そのものだ。

 

2019年から先発に昇格して活躍。2020年は8試合でレシーブ43回、770ヤード、12TDを記録し、ESPNによると落球がひとつもなかったそうです。2年連続のAll-SECと満場一致のAll-Americanに選出され、John Mackey Award(最優秀TE賞)も受賞しました。

2020年は怪我もあって4試合を欠場しており、ジョージア大学戦では頭部に強烈なヒットを受け、脳震盪と鼻の手術で2試合を休んでいます。LSU戦も怪我で欠場しましたが、次のSECチャンピオンシップ(アラバマ大学に敗北)では先発して、レシーブ7回、129ヤード、1TDと活躍しました。

大きいワイドレシーバーみたいなタイトエンドですね。LBがカバーするにはアスレチックで速すぎ、CBがカバーするにはでかくて強すぎる。今年のドラフトでもっとも優れた選手という評価もあったりしますが、ポジション的にトップ10くらいの指名になるのかなと思います。

 

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38位 TE パット・フライアミュース

Pat Freiermuth / 身長6-5 体重251 / Penn State / 22歳 ジュニア

大きなタイトエンドで、タフさと強くて頼れる手がある。パス攻撃ではインライン(OLの横)、ウイング(TEの外側)、フレックス(スロットなど)でプレイしている。ワンスピードの(加速ギアのない)ルートランナーだが、守備選手をだます方法を理解しており、ボールが空中にある時には身体を使って相手を遮断することができる。ボールにアタックし、スペシャルな片手キャッチを決める能力を見せている。キャッチ後はフィジカルでさらにヤードを稼ごうと戦う。トップスピードや細かい動きはあまりない。ラン攻撃ではアタック・ポイントの膠着状態で戦うが、時に離れ落ちることがある。汚れ仕事でも喜んでやる。ダイナミックなアスリートではないものの、ポジションの理解に優れており、安定した頼れる先発になれるはずだ。

 

2018年は1年目のフレッシュマンながら9試合に先発し、TEとしては全米2位となる8TDを決めています。2019年はキャプテンに任命され、13試合に先発してレシーブ43回、507ヤード、7TDという記録でした。

2020年もキャプテンとして4試合に先発しましたが、肩を負傷してしまい、11月に手術を受けてシーズンを終えました。レシーブ23回、310ヤード、1TDの成績で、All-Big Tenに選出されています。

大学では通算30試合に出場して26試合に先発。タイトエンドで通算16TDはペン州立大学の新記録になるそうです。2巡くらいの指名予想が多いですね。

 

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ブロンコスには3年目のノア・ファント、2年目のオクエブーナムもいるので、タイトエンドを上位指名することはないかなと思います。

 

 

 

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