2021年のNFLドラフト候補を紹介する4回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
コーナーバック編の2回目、下位の3人です。
- 05位 ケイレブ・ファーリー（バージニア工科）
- 15位 パトリック・サーテイン2世（アラバマ）
- 25位 ジェイシー・ホーン（サウス・カロライナ）
- 39位 アーロン・ロビンソン（UCF）
- 40位 グレッグ・ニューサム2世（ノースウエスタン）
- 47位 エリック・ストークス（ジョージア）
Daniel Jeremiah's top 50: 2021 NFL Draft prospect rankings 1.0
39位 CB アーロン・ロビンソン
Aaron Robinson / 身長5-12 体重190 / UCF / RSシニア
背が高くて長いコーナーバック。大学では主にスロットに入っており、プレスカバレッジをやっていた。流れるように転換し、縦のルートでは労せずスピードでレシーバーのトップにとどまり続ける。彼の運動スキルを気に入っている。とてもスムーズでルースだ。ダウンフィールドでボールを見つけてプレイできる。ダウンフィールドで相手レシーバーをさわりすぎる時があるが、そこまで大きな問題ではない。ブリッツでのタイミングと爆発はあるが、サックをミスしないように膝を曲げる必要がある。スペースではとても頼れるチェストアップのタックラーである。もっと外側をプレイするところも見てみたいが、プロに入ったらニッケル守備（スロット）ですぐに先発できる。
最初はアラバマ大学に入って、1年目は控えで13試合に出場しましたが、2年目の夏にUCFへと転校。NCAAのルールで1年間休んだ後、2018年は開幕戦のキックオフでいきなり負傷してカートで退場。数試合を欠場し7試合に出場しました。
2019年からはニッケル（スロット）に移動して10試合に先発し、54タックル、3INTを記録。2020年は短縮シーズンで全8試合に先発し、41タックル、7パス防御の成績。2年連続でALL-ACCの2nd Teamに選出されています。
40位 CB グレッグ・ニューサム2世
Greg Newsome II / 身長6-0 体重192 / Northwestern / ジュニア
背が高く機敏なコーナーバック。ノースウエスタン大学のスキームでは、オフカバレッジで多くプレイしていた。バックペダルでは腰を低く落とし、常に制御できている。転換して縦のルートを走る時にとても流動的。正対したままボールを見つけてプレイできる。ドライブでの爆発力はあるが、パスを予期する意識は欠いている。ランとパスに対する素晴らしい本能がある。ラン守備ではブロックに捕まりすぎる時があるものの、自由になりさえすれば手堅いタックラーである。プロでもキャリアの早いうちから頼れる先発になれると期待している。
2018年は4試合に先発。2019年は8試合に先発して、36タックル、11パス妨害の活躍。2020年は6試合で12タックル、1INTの成績で、TDを1つも許しておらず、カンファレンスでトップとなる10回のパス妨害を決めており、All-Big Tenにも選出されています。
3年間で通算21試合に出場していますが、怪我が多くてフルシーズン戦ったことは1度もないらしく、耐久性は気になるかもしれません。INT数が少ない（キャリアで1個）ことや長距離のスピードに懸念があるという指摘もあるようです。
47位 CB エリック・ストークス
Eric Stokes / 身長6-1 体重194 / Georgia / 21歳 ジュニア
サイズとスピードを兼ね備え、優れたボールスキルもある。プレスカバレッジでは片手のジャムで相手を妨害するが、転換して走る際には少し硬さがある。ラインで抜かれてもリカバリーできるだけのスピードがある。オフカバレッジでは優れた視野でプレイを読みボールにドライブできる。ディープでの優れた意識があり、ボールを見つけてプレイする能力がある。スムーズで流れるように動ける選手ではないものの、直線の爆発力がある。タイミングと爆発力によりブリッツで効果的。スペースでは頼れるタックラーでもある。全体として、やや硬さはあるが、サイズとスピードのコンビネーションを気に入っている。プロでも確かな先発になれるチャンスがある。
2018年は3試合、2019年は13試合に先発。2020年は全10試合に先発して20タックル、4パス防御、4INT、1TDを記録。All-SECに選出されています。
高校時代は陸上もやっていたという話で、スピードのある選手と言われてますね。ジョージア大学だとCB Tyson Campbellの方を上に評価しているアナリストも見かけます。
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