ブロ研 [ブロンコス研究所]

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ドラフト候補 QB 1

2021年のNFLドラフト候補を紹介する1回目。

今年もダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

クォーターバック編の1回目、上位の2人です。

  • 01位 トレバー・ローレンス(クレムソン)
  • 04位 ザック・ウィルソン(BYU)
  • 11位 トレイ・ランス(ノース・ダコタ州立) 
  • 12位 ジャスティン・フィールズ(オハイオ州立)
  • 33位 マック・ジョーンズ(アラバマ

 

Daniel Jeremiah's top 50: 2021 NFL Draft prospect rankings 1.0

 

  

1位 QB トレバー・ローレンス

Trevor Lawrence / 身長6-6 体重213 / Clemson / 21歳 ジュニア

長身で長さのあるアスレチックなクォーターバック。投球フォームは大きいものの、それでも素早くボールを放出し、手からボールが飛び出す。クレムソン大学のオフェンスはクイック・スクリーンやクイックなパスを多用している。彼はそれらのパスで素晴らしいタッチとボールプレイスメントを見せている。求められればダウンフィールドにパスを投げ込むことができ、フィールドの中央でLBの奥、Sの手前に落とすこともできる。短中長どのレベルのパスでも素晴らしい正確さがある。ポケットアウェアネス(ポケット内での意識)は向上する必要がある。バックサイド(背後)からのプレッシャーを感知できていない時があり、フロントサイド(正面)からのプレッシャーに対してはもっと素早く対処する必要がある。大学最後の試合(大学プレイオフ準決勝でオハイオ州立に敗北)を除けば、彼の判断能力には感心させられた。その加速とタフさによって危険なランナーにもなれる。全体として、彼は即戦力の選手であり、リーグでトップ5のQBになれる資質を備えている。

 

1年目のフレッシュマンから先発に昇格すると、そのままチームを全米王者に導いたブロンド長髪のスター選手ですね。大学3年間で通算34勝2敗の成績を残しており、チームは3年連続で大学プレイオフ(優勝、決勝、準決勝)に進出しています。

2020年はコ口ナ陽性で2試合を欠場。10試合でパス成功率69.2%、3,153ヤード、24TD、5INTを記録。将来のドラフト1位候補、アンドリュー・ラック以来の逸材などと評価されてきましたが、ついにプロ入りを表明。全体1位でジャガーズから指名されるのは確実と見られていますね。近いうちに左肩上唇の修復手術をするそうですが、キャンプには間に合うとの話です。

長所:実績、正確さ、判断 短所:高すぎる身長、ポケット内意識、長髪

 

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4位 QB ザック・ウィルソン

Zach Wilson / 身長6-2 体重214 / BYU / 21歳 ジュニア

QBとしては平均的な身長に、細くて薄い体格をしている。素晴らしいアスリートであり、私がチェックしたどの試合でも驚くようなプレイを生み出している。ダイナミックな投球モーションをしている。低い位置でボールを持っているが、手が離れるとボールは(ハイレベルの回転数で)急速に飛び出す。いろんな体勢、腕の角度から正確なパスを投げる。両足が地面から離れている流れた体勢からいくつか驚くようなパスを投げており、反対側のハッシュマークの位置からバウンダリー(狭いサイド)にボールをドライブすることもできる。クイックネスと創造性によって、レシーバーがオープンになるための時間を稼ぐことができる。デザインされたQBのランで効果的だが、サイズがないのでプロでは走る機会を限定する必要があるだろう。唯一の懸念は耐久性だ。フレッシュマンの時には肩の手術を受けており、理想的な体格をしているとも言い難い。もし健康でいられれば、彼の伸びしろはものすごい。

 

大学3年間で通算28試合に先発。2018年は12TD / 3INT、2019年は11TD / 9INTという数字でしたが、3年目に大きく飛躍して評価が急上昇。2020年は12試合でパス成功率73.5%、3.692ヤード、33TD、3INTの活躍。ランでも10TDを記録しています。

動いて時間を稼ぎ、プレイを延長できる能力、いろんな投げ方でパスを決められる能力があり、その点でパトリック・マホームズに似ているという評価も見られますね。全体2位でジェッツが指名するという予想も?

長所:運動能力、正確さ、対プレッシャー、伸びしろ 短所:実績、耐久性?

 

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ブロンコスは全体9位の指名権を持っていますが、今年は1巡で5人のQBが指名されると予想するアナリストもおり、9位より上で3~4人が消えている可能性もありますね。

ブロンコスの新GMジョージ・ペイトンがミネソタにいた期間、バイキングスはベテランQBのブレット・ファーヴ、サム・ブラッドフォード、ケース・キーナム、カーク・カズンズなどを獲得している一方で、ドラフト1巡ではQBクリスチャン・ポンダー(2011年)とQBテディ・ブリッジウォーター(2014年)を指名しています。

GMがチームのQB問題をどう解決するのか、気になるところです。

 

 

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