ブロンコスの開幕前デプスチャートが発表されました。
いつものように確認しておきたいと思います。
今年は新型コロナ対策として、PS(練習生)に登録できる人数が16人に増え、試合に出場できるルールも緩和されていますね。ロスターに感染者が出た場合など、すぐにPSから選手を補充できるようになっています。
- 色付き=新たに加入した選手
- 黄色=ベテラン選手
- 青色=ドラフト指名の新人
- 緑色=ドラフト外の新人
オフェンス(26人)
QB(2)
D.ロック、J.ドリスケル / B.リッピン
ベテランのジョー・フラッコを放出し、期待の2年目ドリュー・ロックを先発に指名。今年はロックを試すシーズンになりますね。
控えはライオンズのジェフ・ドリスケルと契約。2016年の6巡指名。
新OCパット・シャーマーは過去にQBを3人残してきたそうですが、今年はQB2人体制になっています。
PSにはドラフト外2年目のブレット・リッピンを登録。
ここは層の厚さに不安があるかもしれません。
RB(4)
M.ゴードン、P.リンジー、R.フリーマン / L.ベラミー(外)
A.ベック / J.コックス
チャージャーズの2015年1巡指名メルビン・ゴードンをFAで獲得。2年契約。
ドラフト外の星フィリップ・リンジーは2年連続で1,000ヤードを記録。
この2人が先発で併記されていますが、新OCシャーマーは1人のRBを使う傾向があるそうで、レシーブとブロックに優れるゴードンがメインで使われるとも予想されています。
控えは今年も2018年の3巡ロイス・フリーマン。
PSには(2019年に大学トップの23TDランを記録している)ドラフト外新人のレバンテ・ベラミーを登録。
フルバックは大学でTE兼Hバックだったアンドリュー・ベックが兼任。
WR(7)
C.サットン、T.パトリック、J.ジューディ(1巡)、D.ハミルトン、K.J.ハムラー(2巡)、T.クリーブランド(7巡)、D.スペンサー / T.ベンソン、F.ブラウン
先発は絶賛売り出し中の3年目コートランド・サットン。
反対側の先発には4年目のティム・パトリックと、期待の1巡新人ジェリー・ジューディが併記されています。
次いで3年目のデイショーン・ハミルトン。落球を減らしたい
2巡の快速K.J.ハムラーは怪我で休んでいて3列目スタート。
7巡のタイリー・クリーブランドはサイズがあり、スペシャルチームで貢献できる。
リターナーは今年もディオンテ・スペンサー。
ここは新人が3人も残るなど、世代交代が進んでいます。
TE(4)
N.ファント、N.バネット、J.バット、A.オクエブーナム(4巡)
先発は昨年の1巡ノア・ファント。新人年は40回のレシーブを記録しており、2年目の飛躍が期待されます。
控えは(ジェフ・ハイアマンを解雇して)ブロックができる5年目ニック・バネットとFA契約。
ドラフト前からずっと怪我に苦しんできた4年目のジェイク・バットがようやく健康になり完全復活か!?
4巡のアルバートOはQBロックの大学時代のチームメイト。ブロックは期待できませんが、スピードと高さを活かし、ゴール前の隠し玉として面白そう。
OL(9)
L.クッシェンベリー(3巡)、A.シュロットマン / P.モリス
G.ボールズ、E.ウィルキンソン、D.ドットソン、C.アンダーソン / D.パウロ(外)、Q.ベイリー、J.ロジャース
昨年の先発コナー・マクガバンはジェッツに移籍。
新センターの先発争いはLSU出身の新人ロイド・クッシェンベリーが勝利し、3年目のシュロットマンはセンターとガードの控えを兼任。
先発ガードは2年目ダルトン・ライズナー、相方は(ロン・リアリーが去り)ライオンズからFA加入したグラハム・グラスゴーで安定。
控えの6巡ネタニ・ムーティは怪我がなければもっと上で指名されていたという選手。
レフトタックルは1巡指名4年目のギャレット・ボールズ。今年が新人契約の最終年ですが、反則王の汚名を返上できるか。
控えのカルビン・アンダーソンはドラフト外の2年目。キャンプで評価を上げていました。
ライトタックルは先発予定だったジャワーン・ジェームズがオプトアウト(1年休み)したため、昨年も先発していたイライジャ・ウィルキンソンが昇格。
しかし、ここは不安もあり、バッカニアーズで長年先発していた34歳のデマー・ドットソンと1年契約しています。
攻撃ラインはもっとも心配なポジションですね。
ディフェンス(24人)
DL(6)
S.ハリス、J.ケイシー、D.ジョーンズ、D.ウォーカー / D.ウィリアムズ
長年先発だったデレク・ウォルフはレイブンズに移籍。
代わりにトレードでタイタンズからプロボウル5回選出のジュレル・ケルシーを獲得。まぢ強いです。
先発シェルビー・ハリスは1年契約でキープ。
2年目のドレモント・ジョーンズは昨年の第16週AFC最優秀守備選手に選ばれるなど期待大。
最後の枠を争っていたクリス・コビントンがトレード放出され、4年目デマーカス・ウォーカーが生き残り。大学最終年に16サックを記録した元2巡指名も今年は正念場。
先発NTは今年も巨漢のマイク・パーセル。控えは新人マクテルビン・アジーム。
OLB(4)
V.ミラー、B.チャッブ、J.アタオチュ、M.リード / D.タスカ(7巡)
先発のボン・ミラーは練習で足首を負傷してシーズンエンドの見込み。近日中になんらかの補強をするのではないかと思います…
2018年の1巡指名ブラッドリー・チャップは昨年のACL断裂から復帰。まだ100%ではないようですが、14サックを記録した新人年のような活躍を期待したい。
控えは7年目のジェレマイア・アタオチュ。昨年はチャッブが怪我した後に契約し、3.5サックを記録。今年も再契約しています。
ドラフト外の2年目マリク・リードも安定。目指せ第2のシャック・バレット!
7巡のデレク・タスカはまだ時間がかかるためPSに登録。
ILB(5)
A.ジョンソン、J.ジュエル、A.カリトロ、M.バロン、J.ジョーンズ / J.ワットソン
ロスターカット直前に7年目の先発トッド・ディビスを解雇。
3年目のジョジー・ジュエルが先発に昇格。アイオワ大学出身の2018年4巡指名。
もうひとりの先発は28歳のアレキダンサー・ジョンソン。昨年はシーズン途中で初先発し、そのまま先発に定着。PFFが大絶賛する活躍を見せた注目株。
5巡新人ジャスティン・ストルナードが負傷して怪我人リストに登録されたため、パス守備のできるマーク・バロンと契約。昨年はスティーラーズで先発した9年目のベテラン。
ロスターカット前にベンガルズからオースティン・カリトロをトレードで獲得。ブロンコスが前から狙っていた選手。スペシャルチームで活躍し、先発経験もある。
在籍4年目のジョシュ・ジョーンズもスペシャルチームで貢献する。
昨年の5巡指名ジャスティン・ホリンズはロスターカットで生き残れず。チームはPSに登録したかったものの、ラムズにクレームされて移籍。
CB(6)
A.J.ボイエー、B.キャラハン、D.ハリス、M.オージェイムーディア(3巡)、D.ドーソン、 E.バッシー(外) / D.ボーズビー、K.トリバー
先発だったクリス・ハリス Jrはチャージャーズに移籍。
4巡指名権との交換でジャガーズからA.J.ボイエーをトレード獲得。プロ8年目。
反対側の先発ブライス・キャラハンは昨年ベアーズから移籍して来たものの怪我の回復が悪くシーズン全休。今年は調子が良いので復活に期待。
3番目争いに敗れた2018年の3巡アイザック・イアダムはジャイアンツにトレード放出。
3年目デバンテ・ハリス(2018年のベンガルズ5巡指名)と、今年の3巡マイケル・オージェイムーディアが3番目を争っている。
デューク・ドーソンは2018年にペイトリオッツから指名されたものの、わずか1年でトレード放出されて来た選手。ストロング・セーフティーの控えにも入っており、この多様性でロスターに残った。
今年のドラフト外新人でロスターに入ったのはイーサン・バッシーのみ。
キャンプで3番目争いをしていると報じられていたデバンテ・ボーズビーはドーソンに敗れる形でPS登録。
S(3)
K.ジャクソン、J.シモンズ、T.マーシャル / P.J.ロック、A.ホルダー
カリーム・ジャクソンが今年も先発。 昨年テキサンズから移籍して来たベテラン。
相棒のジャスティン・シモンズはフランチャズ・タグに登録され、今年は1年契約でプレイする。
控えはドラフト外3年目のトレイ・マーシャルとCB兼任のデューク・ドーソン。
ロスターには3人しかいないものの、PSに若い控え選手を2人登録している。
スペシャルチーム(3人)
キッカーはチーム最古参、8年目のブランドン・マクマナス。
パンターはライオンズの8年目サム・マーティンとFA契約。過去2年間はマーケット・キング、コルビー・ワッドマンと安定せず補強した。
ロングスナッパーはクレイターと再契約せず、昨年もブロンコスのキャンプに参加していたジェイコブ・ボーベンモイヤーと契約。
新型コロナによるオプトアウト(1年休み)は3人が表明しており、怪我人リストにはTEオースティン・フォート、5巡新人ILBジャスティン・ストルナードが入っています。
いよいよ開幕!
しかし、ボンさん…(涙)