ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

7巡b Edge デレク・タスカ 

最後は補償ピックの7巡2つ目。

全体254位(下から2番目)でノース・ダコタ州立のEdge デレク・タスカを指名。 

 

 

FCS(下部リーグ)で活躍したエッジ・ラッシャーですね。このポジションはそこまでニーズではなかったですが、タスカには多くのチームからドラフト外契約を打診する連絡が来ていたそうで、ブロンコスは争奪戦を避けるために7巡で指名したという話です。

チームには先発のボン・ミラーとブラッドリー・チャブが揃っていて、控えにもベテランのアタオチュ、2年目のジャスティン・ホリンズとマリク・リードがいるので、生き残るのは大変そうですが、個人的に楽しみな選手として注目しています。

エルウェイ「タスカは素晴らしい奮闘で熱心にプレイする。優れたスピード、良いキャラクター、伸びしろがある」

 

 

7巡40位(全体254位)

Edge デレク・タスカ 

Derrek Tuszka / 身長6-5 体重246 / North Dakota State / RSシニア

ハードノーズな4-3守備のDEで、長さと柔軟性は欠いているものの、優れた強さとモーターで次々とプレイを決める。長さと爆発力の欠如は大学では問題にならなかったが、NFLの攻撃タックルには食い物にされそうだ。熟練した手とセカンド・エフォート(最初の動きの後にさらに努力する)が彼を助ける特性になるが、3-4守備のOLBをやれると証明することが(彼を指名候補として見ているチームから)ドラフトされるカギになるかもしれない。

 

2015年:レッドシャツに登録。

2016年:控えで8試合に出場。1サックを記録。

2017年:15試合のうち12試合に先発。7.5サックを記録。

2018年:15試合のうち7試合に先発。7.5サックを記録。

2019年:16試合のうち15試合に先発。13.5サックを記録。カンファレンスの守備MVPを受賞し、FCSのAll-Americanに選出されている。

 

ノース・ダコタ州立大学はFCSのMissouri Valley Football Conferenceに所属。過去9年間で8回、FCSの全米王者に輝いている。

兄も2017年まで同大学で一緒にフットボールをプレイしていた。

高校ではバスケと陸上もやっていた。高校フットボールでは4年間先発し、LB、S、RB、WR、TE、LS、P、Kを経験している。

大学4年間で53試合に出場し、34試合に先発している。

FCSレベルでは圧倒的な活躍だった。過去3年間で29.5サックを記録。手のテクニックがある。素晴らしいモーターと奮闘がある。

下部リーグで無双していた。エッジとしては腕が短い(31 3/8インチ)。膝の柔軟性はなく上半身が高い。パワーと爆発力を欠いている。

コンバインで良い数字を記録。方向転換のスピードと機敏さを計る3コーンドリルで6.87秒(Edgeで1位)を出している。

40ヤード4.79秒。ベンチプレス24回。20シャトル4.34秒。3コーン6.87秒。垂直飛び33.5インチ。立ち幅跳び120インチ。

 

 

  試合 TKL TFL Sack FF FR INT PD
2016 8 4 1.5 1.0 0 0 0 0
2017 15 33 9.5 7.5 1 0 0 1
2018 15 48 12.0 7.5 1 0 0 0
2019 15 48 19.0 13.5 1 0 0 5
  53 133 42.0 29.5 3 0 0 6

TKL=タックル、TFL=ロスタックル、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー 、PD=パス防御

 

 

 

指名評価 

 

A- Chris Trapasso(CBS Sports

7巡でもっとも気に入っている指名かもしれない。タスカはエッジラッシャーとしては優れたアスリートであり、洗練されたパスラッシュ・ムーブの道具箱をもっている。ボン・ミラーやブラッドリー・チャブの下で学んで強くなるには完璧なタイプだ。

 

B+ Walter Football

傑出したコンバインでドラフト指名を勝ち取った。タスカはフィールドのドリルでとても良い動きを見せていた。彼は1つ上の6巡で指名されてもおかしくなかったので、ブロンコスは良いバリューの指名をした。そのうち守備で貢献できるかもしれない。それまではスペシャルチームで活躍する必要がある。

 

優秀 Mike Tanier(Bleacher Report

長所:フィジカル、レバレッジ

短所: テクニック

タスカは大学で作物・雑草科学(Crop and Weed Science)を専攻していた。この分野はいくつかの州では新興の成長市場であり、有望そうに聞こえるが、実際には見た目ほどクールではない。いや実際にはもっとクールかもしれない。タスカは自由時間があると農薬散布の飛行機やヘリコプターを操縦しており、フットボールを引退した後は飛行機でアラスカを飛びまわるのが夢だと語っていた。

フィールドではスクリメージ・ラインから疾走し、ヒットで衝撃を与える。ラン守備ではブロッカーの内側を切り裂いてボールキャリアーを捕らえ、アウトサイドからパスラッシュする際には素早くフラットになる。マイナス面として、彼はブロックされると簡単につかまり、幅広いパスラッシュの動きもない。運動能力、激しさ、ハッスルによってカンファレンスの守備MVPに選ばれており、見事なコンバインの結果は、彼がただFCS(下部リーグ)で活躍しただけの傑物ではないことを示している。もっとテクニックを向上できればNFLの先発に成長できる。そして、コロラド周辺の飛行を楽しむことになるだろう。

 

 

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com