ドラフト3日目の4巡。
誕生日に指名されたのは、TEアルバート・オクエブーナムでした!
What a way to celebrate your birthday, @AOkwuegbunam!
— Denver Broncos (@Broncos) 2020年4月25日
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ミズーリ大学でQBドリュー・ロックのターゲットだったオクエブーナムを指名。
もしかしたらというのはありましたが、タイトエンドは(昨年の1巡でTEノア・ファントを指名していますし)必ずしもニーズではなかったので、「うわっ!本当に獲った!」というサプライズになりました。
今年のドラフトは「QBロックに武器を与える」という目標があったわけですが、大学時代のロックとオクエブーナムには特別なコネクションがあったので、ブロンコスでもその再現を期待したいですね。
4巡12位(全体118位)
TE アルバート・オクエブーナム
Albert Okwuegbunam / 身長6-5 体重255 / Missouri / 22歳 RSジュニア
長所と短所が二極化されているため、この選手を評価する際にはどちらを重視するか選ばなくてはならない。彼のルートは未熟で非効率だ。相手をセパレートしてブレイクすることを求めらる時はそれほどカバーするのは難しくないが、彼には over routes(奥のルート)や守備のシーム(隙間)をアタックするスピードがある。空中での競り合いでボールをキャッチする能力(特にエンドゾーン内)は傑出している。フィジカルなブロッカーではなく、どちらかと言えばムーブTEに分類される。全体的なタフさを疑問視するスカウトもいるが、ポテンシャルは非常に高く、まさに典型的なブーム・オア・バスト(イチかバチか)の選手である。3~4巡評価。
2016年: レッドシャツに登録。
2017年: 11TDを決めてAll-SEC(2nd Team)に選出。
2018年: 最初の9試合に先発したが、肩の負傷で残りの4試合を欠場。
2019年: 11試合のうち9試合に先発。肩の負傷で少し休んだ。
大学では「アルバート・オー(Albert O)」とも呼ばれていた。
父親は19歳の時にナイジェリアからアメリカに移住した。
QBドリュー・ロックがいた2018年にターゲットとして活躍しており、2017年もシーズン11TDを決めている。
かつては1巡で指名されるという予想もあった。
サイズがある。キャッチ能力が高い。エンドゾーンで活躍している。
試合では40ヤードの数字ほど速さがない。発進が遅い。機敏さに欠ける。
怪我で試合を休んでいる。タフさや意欲に疑問がある。
コンバインの40ヤード走では今年のTEでトップ(2003年以降で5番目に速い)記録を出して周囲を驚かせた。
40ヤード4.49秒。腕の長さ34 1/8インチ。
TE比較
オクエブーナム 身長6-5 体重258 腕長34 1/8 40ヤード4.49秒
ノア・ファント 身長6-4 体重249 腕長33 1/2 40ヤード4.50秒
Year | GP | Rec | Yards | Avg | Long | TD |
---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 13 | 29 | 415 | 14.3 | 57 | 11 |
2018 | 9 | 43 | 466 | 10.8 | 58 | 6 |
2019 | 11 | 26 | 306 | 11.8 | 36 | 6 |
98 | 1,187 | 12.1 | 23 |
指名評価
QBドリュー・ロックにさらなる武器を! オクエブーナムはかつて1巡指名に予想されていたこともあったので、これは素晴らしい指名だ。最終的に彼は3巡か4巡の評価に修正されたので1巡評価は間違いだったが、それでもNFLで確かな先発になれるポテンシャルがあるのは間違いない。
B- Chris Trapasso(CBS Sports)
スピードを基礎にしたタイトエンド。シームルートを除くすべてで相手をセパレートすることに問題があった。いくらかブロックを経験している。確かな手がある。ブロンコスにはTEノア・ファント(2019年の1巡)がいるので、そこまで大きなニーズではなかった。チームはQBドリュー・ロックのまわりに武器を集めている。
C+ Mike Tanier(Bleacher Report)
長所:サイズ、計測のスピード、タフなキャッチ能力
短所:クイックネス、ブロックの一貫性
体重258ポンドで40ヤードを4.49秒で走り、コンバインの勝利者となった。しかし、試合のテープではこの数字ほど速くは見えない。
ラインからの発進でも、方向転換する時でも、横方向のクイックネスを欠いており、直線的なスピードを台無しにしている。最近の典型的な大学タイトエンドと同じくらいのブロッカーだが、典型的な大学タイトエンドはあまり良いブロッカーではない。
コンバインの数字、特性、ハイライト映像に出てくるようなレシーブによって、伸びしろのある魅力的な育成候補にもなりうるが、ブロンコスは(フットボール選手というよりも)スピードとウエイトルームに優れているアスリートを指名したという結果に終わる可能性もある。幸運なことにチームにはすでにTEノア・ファントがおり、スキルポジションにもタレントが揃ってきたので、こういう指名をする余裕が少しあった。