3個ある3巡指名の1個目。
最初にアイオワ大学のCBマイケル・オージェイムーディアを指名しています。
Ready to see @GotMo_J 🔒 'em down in the orange & blue.#BroncosDraft pic.twitter.com/kbhT1tR7EH
— Denver Broncos (@Broncos) 2020年4月28日
ブロンコスはCBがニーズだったので、3巡までに指名されるのは予想されていましたが、この指名はややリーチということで評価が分かれていますね。
身長が高く、40ヤードを4.45秒で走るスピードがある。ゾーンの理解がある。タックルできる。腕も長い。即先発ではないかもしれませんが、HCヴィック・ファンジオの守備にフィットするタイプだと思います。
3巡13位(全体77位)
CB マイケル・オージェイムーディア
Michael Ojemudia / 身長6-1 体重200 / Iowa / 22歳 RSシニア
サイズ、長さ、ボールに対してプレイできるポテンシャルは魅力的だが、試合テープではフットボール本能、仕留める爆発力、オフカバレッジでチャレンジする姿勢が欠けている。カバー2の守備でチームが望むほどのフィジカルさはないが、プレスヘビーなスキームならレシーバーとの距離が近くなり、長さを活かせるかもしれない。天性のボールホークになれる資質は見せていないが、コンバインの数字は良かったので、育成候補として下位で指名されるかもしれない。 指名予想:4~5巡
2015年: レッドシャツに登録。
2016年: 全13試合に出場。
2017年: CBで3試合に先発。
2018年: 全13試合に出場。7試合に先発。
2019年: 12試合に先発。怪我で1試合を欠場。APのAll-Big Ten(2nd Team)に選出。
高校ではLBとTEだった。地元ミシガンの大学からは奨学金がもらえず、いくつかの大学からアイオワ大学を選んだ。
兄のマリオは2015年までミシガン大学でプレイし、2017年はXリーグのノジマ相模原ライズに所属していた。
4年間で51試合に出場。22試合に先発。過去2年間で6個のINTを決めている。
大学では主にゾーンカバーをやっていた。プレスカバーは115回のスナップしか経験していない。
サイズ、身体能力に優れている。腕が長い(32 1/4インチ)
ボディコントロールやバランス、ボールを追跡する能力は平均以下。
シニアボウルやコンバインで評価を上げた。
コンバインでは40ヤード4.45秒(CB9位)、3コーン6.87秒(2位)、20Ydシャトル4.21秒(6位)、垂直飛び36インチ(11位)、立ち幅跳び122インチを記録。
試合 | TKL | TFL | Sack | INT | PD | FF | FR | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 13 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
2017 | 13 | 29 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
2018 | 13 | 39 | 0.5 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 |
2019 | 12 | 52 | 1 | 0 | 3 | 12 | 0 | 1 |
計 | 51 | 125 | 1.5 | 0 | 6 | 23 | 0 | 1 |
TKL=タックル、TFL=ロスタックル、PD=パス防御、FF=ファンブル誘発、FR=同リカバー
指名評価
A- Mike Tanier(Bleacher Report)
長所: 長さ、アンダーニーズのカバー
短所: 転換のクイックネス
CBオージェイムーディアはシニアボウル(シニア選手のオールスター戦)で気に入った選手のひとりだった。今年は高評価のレシーバーが揃っていたため、シニアボウルでは多くのCBが苦戦していた。しかし、オージェイムーディアは1対1のドリルでレシーバーたちに張り付き、一貫して彼らを苦しめていた。
彼の試合テープにはそれほどの一貫性はなかった。走り出す時の機敏さはあまり見られず(シニアボウルでは頑丈でフィジカルに見えたのに)シーズン中の試合ではしばしばブロッカーに捕まっていた。それでも、シニアボウルでの1週間の練習は、試合テープよりも大きな印象を与えた。
彼には確かな先発になれるだけの資質が揃っている。ブロンコスは(近年のドラフトやFA補強により)そこまで多くのニーズはなかったので、これは良い指名になった。
A- Chris Trapasso(CBS Sports)
優れた長さ、スピード、機敏さがあり、オフ・カバレッジでプレイを決めることができる。新人年からインパクトのある先発になれる。ルートを素早く読む。ダウンフィールドで相手にぴったりと張り付く名人ではない。しかし、ブロンコスにはCBブイエーがいるので、1番目のCBになる必要はない。
C Eric Edholm(Yahoo Sports)
長いフレームがあり、セーフティもプレイできる多様性がある上昇中の選手。ボールへの嗅覚がかなりあり、アイオワ大学でも確かな選手だった。願わくば、プロでもフットボール本能を成長させ続け、そのうち優れたゾーンの守備選手になれるかもしれない。
D+ Steven Ruiz(For The Win)
CBオージェイムーディアの試合テープは迫力に欠けており、3巡とはいえこの指名はリーチだった。コンバインでは立派な数字を記録しているが、試合テープにはそれらが見られない。
ブロンコスは切実にCBを必要としていたが、だからと言ってこのリーチ指名の言い訳にはならない。CBオージェイムーディアは5巡くらいに評価していた選手なので、なぜここで指名したのか理解不能だ。少なくともリーチ指名するために(いくつかのチームがやったように)トレードアップしなかっただけマシだった。