ブロンコスのドラフト評価です。
今年はトレードを1回もせず、そのまま10人を指名しています。
巡 | 位 | 全体 | ポジ | 名前 | 身長 | 体重 | 大学 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 15 | 15 | WR | Jerry Jeudy | 6-1 | 193 | Alabama |
2 | 14 | 46 | WR | K. J. Hamler | 5-9 | 176 | Penn State |
3 | 13 | 77 | CB | Michael Ojemudia | 6-1 | 200 | Iowa |
3 | 19 | 83 | C | Lloyd Cushenberry III | 6-4 | 315 | LSU |
3 | 31 | 95 | DT | McTelvin Agim | 6-3 | 309 | Arkansas |
4 | 12 | 118 | TE | Albert Okwuegbunam | 6-5 | 255 | Missouri |
5 | 32 | 178 | LB | Justin Strnad | 6-3 | 235 | Wake Forest |
6 | 2 | 181 | OG | Netane Muti | 6-3 | 307 | Fresno State |
7 | 38 | 252 | WR | Tyrie Cleveland | 6-2 | 205 | Florida |
7 | 40 | 254 | DE | Derrek Tuszka | 6-5 | 246 | North Dakota State |
1日目
1巡でトレードアップすることなく(指名権を失うことなく)WRジェリー・ジューディーを指名できたのはありえないことだった。彼はPFFのドラフトボードで5番目にランクされていた。彼はスペシャルなセパレイターで、キャッチ後にヤード(YAC)を稼ぐ能力がある。身体的にはアラバマ大学の先輩であるWRフリオ・ジョーンズやWRアマリ・クーパーのようには見えないかもしれないが、彼らに劣らない優れた選手だ。
「ジューディーほどのルートランナーは久しく見ていない。少なくともアマリ・クーパー以来でベストと言える」
2日目
スピードこそ命だ。そして2巡のWR K. J. ハムラーには優れたスピードがある。彼こそNFLが求めているレシーバーの姿だ。セパレーション(守備を引き離す)こそがキングであり、彼をカバーし続けるのは不可能に近い。彼は純粋なレシーバーというよりは、展開できる武器という感じだが、現代オフェンスにおいて活躍の場はある。彼はPFFのランクで11番目のレシーバーであり、全体で41番目の選手だった。
3巡aのCBマイケル・オージェイムーディアは(他のことは少ししかやっていないので)ゾーン・コーナーに分類されるだろうが、プレスをやれる資質もいくらか備えている。ロックダウン能力に関してはまだ見せていないだけだ。2019年はPFFのグレードでキャリアハイの83.4を記録しているが、ドラフトボードでは176番目となっている。
3巡bのC ロイド・クッシェンベリーは2019年にグレードが下落したが、それは頭を悩ませるものだった。彼はラン攻撃でパワーを見せているものの、敏捷性の欠如は恐ろしい結果になりかねない。彼のグレードは2018年が77.1だったが、2019年は61.1に落ちた。PFFのボードでは118番目に位置している。
3巡cのDTマクテルビン・アジームは大学でパスラッシュ能力のポテンシャルを見せてはいたものの(チームが弱くていつもリードされていたため)それほどラッシュの機会を与えられていなかった。彼はシニアボウルなどで活躍を見せたが、キャリアを通しては一貫性がなく、PFFのボードでは121番目だった。
3日目
PFFをチェックし続けてきた人なら知っているだろうが、6巡のOGネタニ・ムーティは只者ではない。怪我が多いものの、NFLで一流のガードになれる資質をすべて備えている。もし過去2シーズンの怪我による途中離脱がなかったら、もっと上の方で話題になる選手だった。彼はPFFのボードで39位にランクしている。
7巡bのLBデレク・タスカには優れた柔軟性とエッジからの発進があるものの、長さやパワーは欠いている。FCS(FBSより下位のリーグ)でプレイした、こういうタイプの選手は評価が難しい。2019年は90.1のグレードで、ボードでは150番目だった。
4巡のTEアルバート・オクエブーナムはコンバインの40ヤード走でみんなを驚かせたが、彼の試合テープは(控えめに言っても)冴えなかった。彼は即先発と言うにはダナミックさに欠けており、ランブロックではかなり苦戦していたので2番目のTEにはフィットしない。これはあまり良くない組み合わせだ。彼はPFFのボードで193番目にランクされている。
A Chad Reuter(NFL.com)
1日目:A 2日目:A- 3日目:A
ブロンコスはレシーバーを強化するだろうと思っていたが、ジューディーとハムラーの獲得は相手守備にとって頭痛のタネになるだろう。そして2日目にはセンター、CB、守備ラインを指名している。
TEオクエブーナムはフィールドでの一貫性は欠いていたものの、4巡で見逃すには惜しい優れたアスリートであり、ブロンコスが指名したことに反対はできない。
5巡のLBジャスティン・ストルナードは怪我でシニアシーズンの大半を休んでいなければ、120位以内で指名されていただろう。
6巡のOGムーティは2巡指名選手のようにプレイするが、近年は怪我で多くの試合を欠場している。6巡で指名できたのは価値があった。7巡のLBタスカはバリューのあるエッジラッシャーだ。
A Evan Silva(Establish The Run)
ホームランとなった今年のドラフト評価には、4巡指名権と交換でトレード獲得したCB A. J. ブイエーも含まれる。さらに大きなスティールとして、7巡と交換でDTジュレル・ケイシーも獲得している。
セパレーションの支配者であるWRジューディーは、私が今年のレシーバーでもっとも評価していた選手であり、WRサットンの相棒として完璧だ。さらにGMのエルウェイは2巡でも(WR T. Y. ヒルトンのクローンである)WRハムラーを連続指名して、スロットの武器を獲得している。
3巡のCBオージェイムーディアは先発できる資質を持つ育成候補だ。3巡のC クッシェンベリーはパワーのある内側の選手で、ガードもできそうな腕の長さがある。4巡のTEオクエブーナムは欠点こそ多いものの、身長6-6 体重258ポンドで40ヤードを4.49秒で走る怪物であり、大学では3年間で23TDを決めている。
エルウェイは上位指名でニーズを埋めており、全体的に運動能力とフィジカル重視のドラフトをした。不満があるとすれば(イライラさせられる先発)LTギャレット・ボールズの競争相手になるレフトタックルを指名できなかったことだ。それでも、ドラフトした新人たちとトレードで獲得した経験豊かなベテランを合わせれば、今年の評価は盤石な「A」になる。ブロンコスのロスターは大きく向上した。
目標:まだ経験の少ないQBドリュー・ロックのまわりに戦力を補強する。パスプロを向上させる。WRサットンを補完するスピードのあるレシーバーも必要。移籍したクリス・ハリスの代わりになるCBも見つけなければならない。
結果:GMのエルウェイは私が投降したモックドラフトを見たに違いない。エルウェイは多くの指名権を使って、ロックのまわりにタレントを集めた。
そのヘッドライナーとなったのは1巡のWRジューディーだった。彼は今年のトップ・レシーバーでありながら15位で指名された。さらにブロンコスはスピードで脅威となるWRハムラーを2巡で指名し、4巡で指名したTEオクエブーナムもロックにとって嬉しいボーナスになった。
ブロンコスはパスプロの向上にはそこまでエナジーを消費しなかったが、3巡でC クッシェンベリー、6巡でOGムーティという確かな攻撃ラインマンを加えている。クッシェンベリーは即先発できる可能性があり、ムーティは6巡指名のスティールだった。彼には2巡指名の能力がありながら、怪我歴により指名順位が下がってしまった。
いくつかの守備選手の指名(3巡のCBオージェイムーディア、3巡のDTアジーム、5巡のLBストルナード)は好きになれないが、ブロンコスはロックが成功するチャンスを最大限にするというゴールは達成している。
全体的に評価が高い!(汗
名前が難読の選手が多い!(カタカナ表記が難しい!)
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