ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 追加 3

2020年のNFLドラフト候補を紹介する19回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」の3.0版が更新されていますので、新たにランクインしているドラフト候補3人の評価を確認します。

 

3.0版の追加選手編、下記の3人です。

  • 新44位 WR デンゼル・ミムズ(ベイラー)
  • 新48位 LB ジェレミー・チン(サザンイリノイ
  • 新49位 S アントワン・ウィンフィールド Jr.(ミネソタ

 

Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 3.0 - NFL.com

 

 

新44位 WR デンゼル・ミムズ

Denzel Mims / 身長6-2 7/8 体重207 / ベイラー大学 / RSシニア

背が高く手足の長いワイドアウト。並はずれた爆発力とボディ・コントロールがある。機敏さと爆発力でプレス・カバレッジから逃れ、縦のルートで活躍する。ナチュラルにボールを追跡し、50/50のボールで競り合いに勝利する。完成されたルートランナーになるにはまだ時間が必要になる。単純にベイラー大学のオフェンスではいろんな種類のルートを走ることは求められていなかった。キャッチ後はつるつるとして捕まりにくいが、多くのタックルをブレイクすることはない。彼はアウトサイドでビックプレイを生み出し、完成されたレシーバーに成長するための資質をすべて備えている。

 

2019年は全14試合に先発して66回、1,020ヤード(平均15.4)、12TDを記録。 

1年目の2016年から11試合に出場。過去3年間では182回、2,901ヤード、28TDという数字を残しています。競り合いに強く、難しいキャッチを決めていますね。コンバインでは40ヤードや3コーンなど素晴らしい数字を出して評価を上げています。

腕長33 7/8インチ。40ヤード4.38秒。1~2巡評価

 

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新48位 LB ジェレミー・チン

Jeremy Chinn / 身長6-3 体重221 / サザンイリノイ大学 / シニア

調べていて楽しい選手。サザンイリノイ大学のスキームではフィールドのいたるところに位置していた。サイズ、スピード、本能の優れたブレンドがある。ダウン・セーフティ、ニッケル・ラインバッカーとしてボックスにいる時にもっとも活躍できる。サイドラインからサイドラインまでプレイを決められる素晴らしい守備範囲がある。ナチュラルにボールを見つけてプレイできる(マサチューセッツ大学戦でINTを決めたプレイを参照)。スペースにおいてやや硬さはある。とてもしっかりとした頼れるタックラーである。プロではWLB(ウィークサイドのLB)をやるのが合うと思う。まさに今のNFLに求められている選手だ。

 

2019年は足底筋膜炎で2試合を欠場。10試合に先発して71タックル、1.0サック、4個のINT、7回のパス防御を記録しています。

高校時代はサイズが小さく、怪我もあってリクルートから漏れてしまいサザンイリノイ大学に進学したそうです。1年目から6試合に先発して、4年間で計13個のINTを記録しています。

スモールスクール出身のスリーパーですね。シニアボウルで注目され、コンバインでもこのサイズでトップ級の数字を出して大きく評価を上げています。今年殿堂入りするスティーブ・アトウォーター(元ブロンコスのFS)の甥になります。

40ヤード4.45秒。2日目評価

 

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新49位 S アントワン・ウィンフィールド Jr.

Antoine Winfield Jr. / 身長5-9 1/8 体重203 / ミネソタ / RSサーフモア

サイズの小さいセーフティ。優れた本能とボールスキルがある。ムーブメントスキルがとてもスムーズでバックエンドからも楽々と動ける。オーバー・ザ・トップ(レシーバーより奥)で良い仕事をする。すべて自分より前方で起こるようにキープし、チップして浮いたボールやオーバースローのボールで多くのINTを決めている。多くの時間でスロットもカバーしている。ダウンフィールドで縦のルートに付いていくだけのスピードがあり、優れたブリッツ能力もある。タックラーとしてはバランスが優れており、両足をしっかりと安定させて相手を包み込む。全体として、いくらかサイズと耐久性(2017年と2018年は怪我で休んでいる)の懸念はあるが、彼はディープミドルにおけるプレイメイカーであり、ボーナスとしてスロットでマッチアップできる能力もある。

 

2019年は全13試合に先発。88タックル、3.5ロスタックル、3.0サック、ミネソタ大学のシーズン記録となる7個のINTを記録して、満票でAll-Americanに選出されています。

ビルズやバイキングスなどで14シーズン活躍したCBアントワン・ウィンフィールドの息子ですね。サイズは小さいですが父親も同じくらいでした。2017年と2018年は足の怪我でそれぞれ4試合ずつしか先発していません。

腕長30 1/8インチ。40ヤード4.45秒。2日目評価

 

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3.0版で追加された選手は以上になります。 

また新しい選手が追加されたら紹介する予定です。

 

 

その他の選手紹介はこちら

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