2020年のNFLドラフト候補を紹介する10回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。
コーナーバック編の2回目、下位の4人です。
- 05位 CB ジェフ・オクーダ(オハイオ州立)
- 23位 CB C. J. ヘンダーソン(フロリダ)
- 27位 CB ジェイロン・ジョンソン(ユタ)
- 32位 CB A. J. テレル(クレムソン)
- 38位 CB クリスチャン・フルトン(LSU)
- 42位 CB デイモン・アーネット(オハイオ州立)
- 43位 CB ジェフ・グラッドニー(TCU)
- 46位 CB トレボン・ディッグス(アラバマ)
Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 1.0 - NFL.com
38位 CB クリスチャン・フルトン
Kristian Fulton / 身長5-11 5/8 体重197 / LSU / シニア
このポジションとしては良いサイズがあり、とても流動的で、頭が良く、競争心がある。プレス・カバレッジではテクニックを切り替える。たいていは我慢強くプレイするが、たまにクイックな両腕の妨害を繰り出すことがある。一流のスピードは欠いており、ダウンフィールドでジャンプボールに対応する際の跳ぶタイミングにはいくらか問題がある。オフ・カバレッジでは優れた感覚があり、ドライブする際の爆発も見せている。ラン守備ではとてもアグレッシブ。ブロックと戦い、オープンスペースでも頼れる。彼にはいくつかの欠点があるものの、目に見えない能力やタフさを評価している。
過去2年間で計24試合に先発。2019年は32タックル、1個のINT、13回のパス防御を記録しています。2017年は薬物検査で能力向上薬が検出され1年間の出場停止。
1巡指名の活躍を見せていましたが、先月の全米王者決定戦でクレムソン大学のレシーバーたち(WRティー・ヒギンズなど)に派手にやられ、いくらか評価を落としてしまったようです。
40ヤード4.46秒。1~2巡評価
42位 CB デイモン・アーネット
Damon Arnette / 身長5-11 5/8 体重195 / オハイオ州立大学 / RSシニア
アグレッシブなコーナーバックで、サイズ、スピード、ボールスキルの優れたコンビネーションがある。プレス・カバレッジではとてもフィジカルで、縦のルートで相手に付いていくだけの十分なスピードもある。アンダーニースでヒップをフリップさせ転換する際にいくらか硬さが見られる。オフ・カバレッジではボールにブレイクする機敏さがる。ボールを見つけてプレイにからむ能力にはまったく問題はない。ラン守備にとても積極的でタックルの勝率も高い。全体として彼にはやや硬さがあるものの、プロでもゾーンとマンどちらのスキームでもプレイできる。
通算で53試合に出場し38試合に先発。2019年は35タックル、1個のINT(96ヤードのリターンTD)、8回のパス防御を記録しています。
オハイオ州立大学には優れたパスラッシャーが多いので、その恩恵を受けていたという評価もあるようです。少しキャラクターの懸念があるという話も。
40ヤード4.56秒。2巡評価
43位 CB ジェフ・グラッドニー
Jeff Gladney / 身長5-10 2/8 体重191 / TCU / RSシニア
理想的なサイズ・肉体は欠いているが、素早さと積極性のブレンドで活躍する。アウトサイドとインサイドでプレイしている。オフ・カバレッジでもっとも活躍できる。クイックで流動的なバックペダルがあり、自分よりも前に投げられたボールにドライブする。無駄なステップがない。常に良いポイジションに位置しているが、大きなワイドアウトには壁を作られてしまう時がある。プレス・カバレッジでは通常2ヤード離れて位置し、手を低く下げて相手をとらえルートを妨害しようとする。ボールに対する全般的な認識はとても良い。ランナーをタックルする前にうまく体勢を整え、ブリッツでも効果的。全体としてもう少し強くなる必要があるものの、スキームの万能性やタフさを気に入っている。
4年間で44試合の先発経験あり。2019年は31タックル、1個のINT、14回のパス防御を記録しています。
スピードでマンカバーできるCBですね。コンバインで評価を上げてきそうな選手という感じがあります。
40ヤード4.48秒。2巡評価
46位 CB トレボン・ディッグス
Trevon Diggs / 身長6-1 3/8 体重205 / アラバマ大学 / シニア
エリートなサイズ、運動能力、ボールスキルがある。アラバマ大学ではレシーバーとキックオフのリターナーも経験している。プレスでは転換してレシーバーを追いかける前に片手で効果的に妨害する。大きなコーナーバックにしては流動的。一流のリカバリー・スピードは欠いているため、レシーバーと同調し離されないようにすることが重要になる。オフ・カバレッジではWRを通してQBのパスを読み、ルートに割り込む優れた感覚でプレイを決める。WRステフォン・ディッグス(バイキングス)の弟であることを考えれば、期待どおりの素晴らしいボールスキルがある。スペースでのタックルは向上する必要がある。まだ成長が必要な部分はあるが、WRマイク・エバンス(バッカニアーズ)やWRコートランド・サットン(ブロンコス)みたいなレシーバーとマッチアップできる大きなCBを探しているチームには魅力的だろう。
2019年は12試合で37タックル、3個のINT、8回のパス防御を記録。テネシー大学戦では100ヤードのファンブル・リカバーTDも決めています。
最初の2年間は控えで出場し、レシーブやリターナーもやっていました。2018年から先発に昇格しましたが、6試合で足を怪我してシーズンエンドになっているので先発経験がやや少ないです。どちらかと言えばゾーン向きとも言われています。
2巡評価
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