ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 CB 1

2020年のNFLドラフト候補を紹介する9回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

コーナーバック編の1回目、上位の4人です。

  • 05位 CB ジェフ・オクーダ(オハイオ州立)
  • 23位 CB C. J. ヘンダーソン(フロリダ)
  • 27位 CB ジェイロン・ジョンソン(ユタ)
  • 32位 CB A. J. テレル(クレムソン)
  • 38位 CB クリスチャン・フルトン(LSU)
  • 42位 CB デイモン・アーネット(オハイオ州立)
  • 43位 CB ジェフ・グラッドニー(TCU)
  • 46位 CB トレボン・ディッグス(アラバマ

 

Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 1.0 - NFL.com

 

 

5位 CB ジェフ・オクーダ

Jeff Okudah / 身長6-1 1/8 体重205 / オハイオ州立大学 / ジュニア

このポジションとしては理想的なサイズ、腕の長さ、機敏さ、競争心を備えている。プレス(スクリメージで相手を妨害する)とオフ(離れてカバーする)どちらのカバレッジでも快適かつ効果的。プレスでは我慢強く、身体を転換させる時にとてもスムーズで流れるように動く。縦のルートではレシーバーのトップに留まり、ダウンフィールドでボールを見つけることができる。アンダーニースで相手にミラー(正対)できる機敏さがある。オフ・カバレッジでは飛び出しの爆発があり、オープンフィールドで頼れるタックラーでもある。彼はとてもクリーンな選手であり、失敗する可能性が低く、伸びしろも大きい。

 

3年間で41試合に出場。2019年から先発に入ると、28タックル、3個のINT、9回のパス防御を記録し、満票のAll-Americanに選ばれています。

オハイオ州立大学は多数の1巡指名CBを輩出している名門校ですね。ちなみにOkudahはナイジェリアに多い名前らしいです。

40ヤード4.48秒。1巡トップ5評価

 

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23位 CB C. J. ヘンダーソン

C.J. Henderson / 身長6-0 6/8 体重204 / フロリダ大学 / ジュニア

極めて爆発力がありアスレチックな選手。確認した試合ではアウトサイドとインサイドどちらもプレイしていた。プレス・カバレッジではとてもフィジカルで、一貫して両手で相手を妨害する。転換する時に極めてルーズかつ流動的で、フィールド全面で相手に張り付く。相手に離されることは滅多になく、まずい時でもリカバーできるスピードがある。オフ・カバレッジでも同じような爆発が見られ、ボールは彼よりも手前に投げられる。しばしば振り返るのが少し遅い時があり、ダウンフィールドでボールを見つける能力は向上する必要がある。彼のもっとも大きな懸念はタックルだ。あまりにもミスタックルが多いので、そこは向上しなければならない。彼にはいくつかエリートな資質があり、今年のドラフト組でトップ評価のCBに浮上するかもしれないが、タックルに関しては対処が必要になる。

 

3年間で30試合に出場。2019年は怪我で3試合を欠場し、33タックル、11パス防御、1サックを記録。通算では6個のINTを決めています。

スピードとボールスキルのある選手ですが、近年のフロリダ大学出身CBはハズレが多いということで、そこは少し不安かもしれません。

40ヤード4.39秒。1巡評価

  

5番 / 1番

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27位 CB ジェイロン・ジョンソン

Jaylon Johnson / 身長5-11 7/8 体重193 / ユタ大学 / ジュニア

魅力的なサイズとスピードのコンビネーションがある。press-bail technique(プレスするように見せてそのまま奥に下がる)を頻繁に使っているが、両手でしっかりと相手を邪魔する能力も見せている。流れるように転換し、縦のルートで走る長距離のスピードもある。スロットの位置でも活躍できる。確認した試合では、ダウンフィールドで(相手QBから)チャレンジされることは滅多になかった。2018年は多くのインターセプト(4個)を奪っており、2019年は相手がボールを投げて来なかった。ラン守備はとてもアグレッシブ。タックルの体勢に入る前に素早く間合いを詰め、確かなタックルを決める。とても才能があり、アウトサイドですぐに先発できるはずで、スロットもやれる可能性がある。

 

3年間で38試合に出場、29試合に先発。2019年は36タックル、2個のINT、11回のパス防御を記録。通算で7個のINTを決めています。

フィジカルなプレス・コーナーという評価ですね。相手をつかみがちなのでプロでは反則をとられるかもという懸念があるようです。学業優秀。

40ヤード4.50秒。2巡評価

 

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32位 CB A. J. テレル

A.J. Terrell / 身長6-1 1/8 体重195 / クレムソン大学 / ジュニア

長身で細いコーナーバック。いろんなカバレッジやテクニックでの強力な実績がある。プレスではターンして展開する前に、効果的な片手の妨害を使う。スピードで縦のルートを守ることができるが、ギアを落としてカムバックしないといけない時には少し粘着きがある。オフ・カバレッジでは素早くバックペダルするが、ドライブする際に短い一時停止がある。ボールに対して優れた感覚がある。頼れるタックラーであり、CBの位置から素晴らしいブリッツを決める。全米王者を決めるLSU戦では苦戦したが、それ以外の試合では安定していた。全体としていくらか硬さがあるものの、とてもしっかりとした選手で、ドラフトされたチームで素晴らしいナンバー2のコーナーバックになれるはずだ。

 

1年目は控えで14試合に出場。2018年から全30試合に先発。2019年は39タックル、2個のINT、7回のパス防御を記録しています。

2018年シーズンの全米王者決定戦では、アラバマ大学のQBトゥア・タンゴバイロアから44ヤードのINTリターンTDを決めて勝利に貢献しています。

40ヤード4.42秒。2巡評価 

 

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ブロンコスのCBはクリス・ハリスJrがFAになり、怪我のブライス・キャラハンも計算できないので、即戦力の補強が必要になりそうですね。

ただ、トップ評価のCBジェフ・オクーダを除くと、1巡15位で指名するほどの選手がいるのかは分かりません…

 

 

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