ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ドラフト候補 QB 1

2020年のNFLドラフト候補を紹介する1回目。

ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト候補となる選手たちの評価を確認します。

 

クォーターバック編の1回目、上位の3人です。

  • 03位 QB ジョー・バロウ(LSU)
  • 06位 QB トゥア・タンゴバイロア(アラバマ
  • 20位 QB ジョーダン・ラブ(ユタ州立)
  • 21位 QB ジャスティン・ハーバート(オレゴン
  • 47位 QB ジェイコブ・イーソン(ワシントン)
  • 50位 QB ジェイク・フロム(ジョージア

 

Daniel Jeremiah's Top 50: 2020 NFL Draft prospect rankings 1.0 - NFL.com

 

 

3位 QB ジョー・バロウ

Joe Burrow / 身長6-3 4/8 体重221 / LSU / 23歳 RSシニア

このポジションとしては確かなサイズがあり、多くのエリートな資質を備えている。ショットガンの位置からLSUのスプレッド攻撃を指揮し、極めて正確、能率的、本能的だった。ドロップ(ステップ)がスムーズで、素早くフィールドを読む能力がある。レシーバーがオープンになるのを予期してパスを投げ、守備カバーの手前と奥に投げ分けることができる。サイドライン際(数字より外)に投げる時のトップクラスの肩の強さはない。彼のパスはタイミングとタッチに頼っている。ダウンフィールドで投げるターゲットを見つけた時は、プレッシャーが迫っていても怯まない。時間を稼ぐ必要がある場面では、優れた感覚によってポケットでスライドし、前に上がることができる。ポケットを脱出する際のバーストがあり、充分に走れるランナーでもある。全体として一流の肩の強さこそないものの、彼の落ち着き、正確さ、タフさのコンビネーションはとても魅力的だ。

 

2019年はチームを大学王者に導き、527回投げてパス成功率76.3%、5,671ヤード、NCAAレコードの60TDとレイティング202.0を記録してハイズマン賞(大学最優秀選手)も受賞しているスター選手ですね。

2018年にオハイオ州立大学から転校してきたものの、今シーズン前まではドラフト3日目くらいの評価だったそうですが、わずか1年で評価を爆上げ。ドラフト全体1位でベンガルズから指名されるのは確実とも予想されています。

長所:正確さ、タッチ 短所:肩の強さ、年齢、1年だけの活躍

 

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6位 QB トゥア・タンゴバイロア

Tua Tagovailoa / 身長6-0 体重217 / アラバマ大学 / 21歳 ジュニア 

QBとしての理想的なサイズはないものの、 素早い足と目とリリースがある。主にショットガンの位置でプレイしているが、センターの後ろでもスナップを受けている。セットアップがキビキビしていて急速。しっかりとした土台からスピンのかかったボールを投げる。スラントとクロスにおいて常に適切なペースで投げる。ものすごい肩の強さはないものの、タイトなところにパスを決められる。視線でセーフティーを騙しコントロールする方法を理解している。RPO(ラン・パス・オプション)で優れた判断ができる。良いランナーだが(走るよりも)ラインの後ろで時間を稼ぎ、パスを投げることを好む。レッドゾーンに入るとアンダーニースの守備選手を見つけるのに苦戦することがあった。股関節の重度な怪我から回復中なので、そこは評価に関係してくる。全体として、彼は究極のポイントガードだ。もし健康でいられるなら、NFLで大活躍できる可能性がある。

 

2018年に先発の座を奪うと43TDを投げて大活躍。NFLファンからは「トゥアを指名するために負けろ(ドラフト順位を上げろ)」とまで言われ、2019年も9試合で33TDを投げていましたが、股関節を負傷してシーズンを終えました。

選手生命にも関わる重症だったので、もう1年大学に残るという話も出ていましたが悩んだ末にプロ入りを表明。今のところ1巡5位の指名予想が多いです。これまでの怪我歴も含め、チームが健康状態をどう評価するのかが注目されますね。

長所:正確さ、フットボールIQ 短所:サイズ、左投げ、怪我歴

 

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20位 QB ジョーダン・ラブ

Jordan Love / 身長6-3 6/8 体重224 / ユタ州立大学 / 21歳 RSジュニア

理想的なサイズ、肩の強さ、運動能力がある。ショットガンでプレイしており、セットアップがとても流動的でスムーズ。さまざまな体勢や腕の角度からパスを投げている。手からボールが飛び出す。スキニーポスト(浅い角度で内側に切り込むディープパス)やオーバーザトップのディープパスをもっとも得意としている。今シーズンは判断能力にかなりの懸念があった。密集に無理投げすることがあまりにも多く、けして投げ捨てないため。結果は失敗に終わる。チームメイトに恵まれなかったせいもあるが、それでも悪い癖が出過ぎていた。その運動能力によって脱出しプレイを継続させるが、前に上がって足をリセットするのに失敗することもあった。全体として、彼はまだ未熟な選手であり育成の時間が必要になるだろう。リスクはあるが、大きな報酬も期待できる。

 

2018年は32TDを投げる活躍で、チームをユタ州立大学記録となる11勝2敗の成績に導き注目されましたが、2019年は17個のINTを喫するなどミスが多く乱調。

ただ、前年からヘッドコーチと攻撃コーディネーターが変わり、オフェンスの先発選手も9人が抜けてしまうといった事情があったそうです。

身体能力と強肩は1巡級。今のところ1巡評価が多いですね。

長所:サイズ、運動能力、強肩 短所:判断、読み

 

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ブロンコスには2年目のQBドリュー・ロックがいるので今年のドラフトは関係ないですが、同地区のチャージャーズは1巡6位でのQB指名も予想されているので、どうなるのか気になるところですね。

 

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