ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

AFC 決勝プレビュー

NFL公式の試合プレビュー動画を紹介。

AFCチャンピオンシップ、タイタンズ対チーフス戦です。

(日本時間の月曜 AM 5時05分~)

 

 

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タイタンズ(6位)は(2010年のパッカーズ以来となる)ワイルドカード6位からのスーパーボウル進出を狙う。

チーフス(2位)は第4回スーパーボウル以来となる大舞台を目指す。

 

 

タイタンズのラン攻撃

この両チームは第10週に対戦しており、この時はホームのタイタンズが35対32で勝利している。この試合でRBデレク・ヘンリーは188ヤード、2TDの活躍だった。

今シーズンのタイタンズは、RBヘンリーが100ヤード以上走った試合は8勝0敗ですべて勝っている。これこそがタイタンズの魔法の数字だ。

RBヘンリーは先週のレイブンズ戦でも30回で195ヤード(平均6.5ヤード)を走り、攻撃の中心選手として勝利に貢献している。

RBヘンリーの走路を開ける巨漢たちについても語っておこう。PFFタイタンズの攻撃ラインをリーグ8位にランクしている。

しかし、強いのはラインだけではない。RBヘンリーはコンタクトされた後に1,268ヤードを稼いでおり、これはリーグ1位の記録だ。

 

チーフスのラン守備 

対するチーフスの守備はミスタックルの数がリーグ17位タイとなっている。

しかし、チーフスは相手攻撃のラン回数が上から17番目(ランが少ない)だったので、RBに対してタックルする能力はそれほど必要とされていなかった。

そして、チーフスのラン守備は、1回平均で4.9ヤード(28位)、1試合平均で128.2ヤード(26位)を喪失しており、第10週でRBヘンリーにやられた以外にもほとんどの試合で走られている。

ファンも知っているとおり、チーフスのラン守備は今シーズンだけではなく、この数年ずっとリーグの底辺に位置している。

先週はテキサンズにも21回で94ヤード、1回平均で4.5ヤードを走られてしまった。

この試合ではチーフスがリードを広げたため、テキサンズは追いつくためにパスを投げることを強いられ、(特に後半は)ランの回数が減っていた。

そして、これこそがチーフスの勝利パターンとなっている。

 

チーフスのパス攻撃

もしチーフスのパス攻撃を止められなければ、通常はリードされる展開になり、対戦相手は(QBパトリック・マホームズと仲間たちを相手に)点の取り合いをして追いかけることを余儀なくされる。

そして、その結果は先週のテキサンズ戦のようになる。

QBマホームズテキサンズ戦で25/35回、321ヤード、5TD、レイティング134.6という素晴らしい活躍だった。

この試合では、TEトラビス・ケルシーも10回で134ヤード3TDと活躍し、大爆発した攻撃の中心人物となった。今シーズンは97回で1,229ヤード、5TDを記録し、今年もプロボウルに選ばれている。

 

タイタンズのパス守備  

タイタンズのパス守備はタイトエンドに対して特に強いとは言えない。今シーズンはタイトエンドに60回(22位)で916ヤード(26位)をやられている。なので、数字的には弱点と言えるだろう。

第10週で対戦した際、チーフスのTEケルシーは7回で75ヤード、1TDを記録している。

この試合でQBマホームズは36/50回、446ヤード、3TD、レイティング119.2という成績だったが、WRタイリーク・ヒルが11回、157ヤード、1TDと終始活躍した。

さらに、タイタンズの守備は先週のレイブンズ戦でトータル500ヤード以上やられており、そのうちパスで345ヤードを喪失している。

なので、タイタンズセカンダリーは(チーフス自慢のパス攻撃に対して)弱点になりそうに見える。

 

しかし、これらの数字はどれもタイタンズ守備の強みを表してはいない。先週はレイブンズのQBラマー・ジャクソンから2個のインターセプトを奪っている。

今シーズンのパス守備はどの分野でもそれほど高い順位ではないものの、テイクアウェイは10位タイ、インターセプト数は8位タイになっている。

さらに先週はレイブンズ攻撃の4thダウン・ギャンブルを4回とも止めているが、これはターンオーバーを4回奪ったのと同じようなものだ。

タイタンズは3rdダウンの阻止率が8位、4thダウンの阻止率も8位にランクされており、これも守備の強みとなっている。

守備が3rdダウンの更新を阻止して相手にパントを蹴らせるため、今シーズンはレッドゾーンに侵入された回数がリーグ9位タイの少なさになっている。

レッドゾーンに侵入されないということは、失点が少ないということでもある。今シーズンは1試合平均で20.7失点(12位)だった。

タイタンズの守備はテイクアウェイと3rdダウンの阻止によって、相手チームの攻撃機会を減らすというドミノ効果に頼っており、それは上手くいっている。

 

タイタンズのパス攻撃 

QBライアン・タネヒルは、プレイオフで勝利した2試合どちらも100ヤード以下しか投げていない。これは驚きでもあり、タイタンズ攻撃のアプローチを象徴する数字でもある。

QBタネヒルは12試合に先発しているが、 そのうち5試合でパスを20回以下しか投げていない。今シーズンは1試合平均で228.5ヤードしか投げておらず、これはリーグ25位にあたる少なさだ。

しかし、パスを20回以下しか投げなかった5試合の中に、第10週のチーフス戦の勝利も含まれていることは覚えておくべきだろう。 

この試合でQBタネヒルは13/19回、181ヤード、2TD、レイティング133.9を記録しており、今シーズンはこの活躍によって注目されるようになったとも言える。

 

タイタンズの攻撃は主役こそRBヘンリーであるものの、QBタネヒルも他のエリアでは活躍している。

QBタネヒルはレイティングが117.5でリーグ1位、パス成功率も70.3%を誇っている。しかもパス1回の平均獲得ヤード(YPA)が1位、平均パス成功ヤード(YPC)も1位となっている。

つまり、この数字はただパスが良いというだけでなく、ディープに投げるパスも優れてることを示している。

 

チーフスのパスラッシュ

しかし、チーフスもパス守備は強みとなっている。

先週のテキサンズ戦では4サックを決めており、DEフランク・クラークやDEクリス・ジョーンズたちの活躍により、シーズンで計45サック(11位)を記録している。

ちなみに第10週でタイタンズと対戦した際は、DEジョーンズが欠場していた。

 

タイタンズのパスプロ  

対するタイタンズの攻撃ラインはランブロックが強く、パスプロはあまり良くない。今シーズンは56サックもやられており、これはリーグ30位の成績だ。

サック数が多いのはロングパスを投げるせいでもある。ロングパスを投げるには長い時間パスプロをしなければならず、それだけサックされやすくなってしまう。

 

チーフスのパス守備 

チーフスのセカンダリーは、先週のテキサンズ戦でQBデショーン・ワットソンに388ヤード、2TDを投げられ、レイティング95.7という数字を許している。

しかし、これにはテキサンズが後半はほとんどパスを投げていたという事情もある。

今シーズンのパス守備は、1回平均の喪失ヤード(8位)、相手QBのレイティング(5位)、20ヤード以上のパス数(8位タイ)と優秀だ。 

この中でもロングパスに対する優秀さ(8位タイ)は、タイタンズのQBタネヒルとの対戦において重要になるだろう。 

 

過去の対戦 

タイタンズは2017年のワイルドカードでチーフスに勝利(22対21)している。この時は後半に18点差を逆転しての勝利だった。

1993年にはQBジョー・モンタナ率いるチーフスがディビジョナル・ラウンドでタイタンズ(当時はヒューストン・オイラーズ)と対戦し、28対20で勝利している。

 

 

予想

MJD K.C 35-24

Daniel Jeremiah K.C 34-28

Adam Rank K.C 31-17

Colleen Wolfe TEN 31-28

Dan Hanzus K.C 37-30

Nick Shook K.C 31-20

 

 

試しに翻訳してみたらいつもより文章量がかなり多かったので雑になっています・・・