ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 41

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

 

第9週、ブラウンズ戦の後。

QBブランドン・アレンがプロ初先発で初勝利しています。

 

 

 

QBブランドン・アレンがこのまま勝ち続けたら、今シーズンは新人QBドリュー・ロックが出てこない可能性もある?

 

まず最初に言っておきたい。アレンはトレーニング・キャンプが終わってからチームに合流したにも関わらず、プロ初先発でチームを勝利に導き、多くの予想を超える活躍を見せた。これは大いに称賛されるべきだろう。

また、アレンの活躍によって、ロックの出場プランが狂わされたことも認めざるをえない。しかし、それでも12月にはロックがいくつか先発するだろうと思っている。

その理由は、1) この後はバイキングス、ビルズとのアウェイ連戦になっており、どちらも勝つのは厳しい。そして、2) アレンの活躍は対戦相手のブラウンズに助けられた幸運も少なくなかった点がある。

アレンの最初のTDパスは(WRコートランド・サットンの見事なキャッチがなければ)INTされてもおかしくなかった。また、ブラウンズの攻撃は、ブロンコス陣内で40スナップをプレイしながら19点しか決めることができなかった。

ブロンコスの守備を褒めるべきか? もちろんだ。しかし、ブラウンズの攻撃は今シーズンずっと苦戦している。なので、若いアレンを称賛しつつも、彼を持ち上げすぎるのもやめよう。

 

 

OLBボン・ミラーはファンジオの守備に合ってないだけなのか、それとも衰えてきているのだろうか?

 

これは今シーズンのブロンコスにおけるもっとも重要な質問だ。ボン・ミラーはどうなってるのか? 彼は優れたフットボール選手だ。今季もサック数以上の活躍をしている。しかし、あなたの疑問は完全に正しい。ミラーはファンジオの守備システムで成功できていない。

ミラーの数字が落ちているのは彼自身のせいなのか、それともシステムのせいなのか。私の考えでは、ミラーはベストよりも少し軽い体重でプレイしていると思う。そして、もしかしたら彼は30歳を超えて少しずつ少しずつ衰えてきているのではないかと私は恐れている。彼はもはやブロンコスでベストの守備選手ではない。現在この守備でベストの選手はFSジャスティン・シモンズになる。

 

 

レイブンズのQBラマー・ジャクソンはリード・オプション(QBがRBにボールを渡すか、自分でキープするか、相手守備の動きを見てから判断する)を駆使してペイトリオッツを破った。ブロンコスの攻撃にも導入できると思う?

 

ブロンコスの攻撃はRPO(ラン・パス・オプション)を使ってはいないが、QBアレンにいくらかのリード・オプション要素を導入することは可能だ。

たしかにレイブンズはリード・オプションを駆使してペイトリオッツ守備を切り裂いた。しかし、あれは攻撃システムによる結果ではない。あれはQBラマー・ジャクソンに(若いころのQBマイケル・ヴィック以来となる)恐ろしいほどのランニング能力があったおかげだ。

 

 

ブラウンズ戦は、QBトレバー・シーミアン(元ブロンコス)を見ているかのようだった。なぜ彼を放出したのかを思いださせた。

 

おそらく君はまさにシーミアンを見ていたと思う。アレンはシーミアンよりも優れたランナーではあるが、どちらもキャリアの序盤で活躍できるだけのフットボール的な賢さを備えている。

しかし、シーミアンはブロンコスを去ってから成功できていない。そして正直に言うと、やがて時間が経過すれば、アレンもこのチームにとって長期的な答えではないことが明らかになるだろうと思っている。

とはいえ、アレンがこの後も数試合で活躍できたなら、この先も長くリーグで生き残り、お金を稼ぐことができるだろう。それもけして悪くはない。

 

 


 

  

第9週、ホームのブラウンズ戦は24対19で勝利。

成績は3勝6敗になりました(ドラフト順位は9位)

 

前半はQBアレンが2TDパスを決めてリードし、守備は相手をFG 4本に抑えて粘る。後半はRBフリィップ・リンジーのTDランで追加点を決めて、守備がそのリードを守り切る。ブロンコスとしては勝つならこのパターン(リードしてランを出し守備が粘る)という流れになったのかなと思います。

 

この試合は、新先発QBブランドン・アレンがどれくらいやれるのか注目されましたが、12/20回(60.0%)、193ヤード、2TD、INTなし、レイティング125.6と手堅い活躍だったですね。

初先発ながら落ち着いていましたし、足で動くこともでき、プレイアクションが上手い、投げ捨ての判断が良い、サックされてもボールを守る、チェックダウンに頼り過ぎないで奥に投げ込めるとこなんかも好印象でした。

先週は批判されたOCスキャンガレーロのプレイコールも、器用さがあるアレンが入ったことでいろいろやりやすくなって、機能するようになってる感じがしました。

アレンはキャンプを経験してなくて、シーズン中も先発レシーバーとの練習をしていなかったという話なので、短い準備期間でよくやってくれたと思います。

 

ただ、この試合は展開に恵まれた部分もあったので、アレンがパスを投げまくるような苦しい展開になった時にどれだけやれるのか、というのはありますね。ラッシュが迫ると顔が下がって、フィールドが見えなくなってるシーンもあったので、あまり無理はさせたくないかもしれません。

 

ブロンコスの攻撃は、QBジョー・フラッコが8試合で6TD、5INTと苦戦していたので、まだ1試合だけとはいえ、アレンが2TDパスを決めただけでも「ようやく攻撃が仕事をしてくれた」感がありますね。TEノア・ファントのビックプレイなんかも、これまでは見られなかったですし、これで試合を見る楽しみが増えたかなと思います。

 

今週はBYEで休み。次はアウェイのバイキングス戦です。

 

 

QBアレン全スナップ

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試合ハイライト 

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