デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。
第8週、コルツ戦の後。
消極的な試合プランに対する批判、迫るトレード期限、フラッコの負傷欠場、いろいろ話題がありますね。
コルツ戦は前半最後のぬるいプレイコールと、第4Q最後3rdダウン5ヤードのつまらないプレイコール、どっちが酷かったと思う?
この試合の敗戦によって、攻撃コーディネーターのリッチ・スキャンガレーロはファンから叩かれている。敗戦の後、私はスタジアムの記者席から降りる際、とても無口なスキャンガレーロと一緒になった。そして、QBフラッコが会見でプレイコールが消極的すぎるという不満を語っているのを聞いた。
スキャンガレーロを雇ったのは(またエルウェイの)失敗だったのかという議論もあるだろう。しかし、より問題なのはこの古い攻撃スキーム(シャナハン系のウエストコースト・オフェンス)は、今の大学フットボールをやっているQBにとって相性が良くないという点だ。
プレイコールも好きにはなれないが、私にはこのチームがなぜ21世紀のフットボールを頑なに拒否する(古いフットボールに固執する)のか理解できない。
なんでQBフラッコにRPO(ラン・パス・オプション)をやらせないの? 彼はコルツ戦で何度か走ってヤードを稼いでいた。
フラッコは足が遅く、RPOをやるには年をとりすぎている。コルツ戦では(走ったせいで)首も負傷している。試合後のロッカールームでは着替える時に痛みを感じていた。ファンがどれだけ望んだとしても、フラッコはラマー・ジャクソン(レイブンズの走れるQB)にはなれない。
フラッコはなんでもっと素早くパスを投げないの?
フラッコは動きがスローで、素早くパスを投げるには年をとりすぎている(おっと、前の質問と同じ答えをしてしまった)
では別の答えをしてみよう。若い頃のフラッコは強肩が武器であり、守備を読む能力が優れていたわけではない。そして、ブロンコスのレシーバーたちは(WRコートランド・サットンを除くと)守備のカバーをセパレートする能力に優れていない。
なぜチームはRBフィリップ・リンジーをスロットで起用しないのか。せめてホイール・ルート(Wheel Route)でLBと1対1になる状況を生み出すとか、なぜやらないのかは私には分からない。
CBクリス・ハリスはトレードされてしまうと思う?
コルツ戦の後、ロッカールームでLBボン・ミラーは「これがクリス・ハリスと一緒にプレイする最後の試合になると思うか?」と質問された。彼は涙をこらえ、悲しそうな目をサングラスで隠していた。なので、ミラーは明らかに「ハリスはトレードされる可能性がある」と考えているのだろう。
エルウェイにとってハリスをトレードするのは、多くの人が考えているよりも大変だろうと私は思っている。それは、ブロンコスのCBは層が薄いから出せないという理由ではない。来年FAになる30歳のCBを獲得する対価として、1巡か2巡指名権を出す相手を見つけるのは難しいという意味だ。
(クリス・ハリスはトレードされませんでしたー)
なぜOCリッチ・スキャンガレーロは解雇されてないのか?
スキャンガレーロを解雇したとしても、LTギャレット・ボールズのブロックが改善されるわけではない。ブロンコス攻撃の問題は、ブロックできない攻撃ラインから始まっている。そのせいでフラッコは必死に逃げ回るはめになっている。
CBクリス・ハリス以外でトレードされる可能性があるのは誰?
DEデレク・ウルフもいちおう可能性はあるが、彼は来年FAになるので(トレードで満足できる対価をもらえるほどの)市場価値はないだろうと予想している。
(ブロンコスは期限前に誰もトレードしませんでした)
来年のドラフトは QB、CB、OLが豊作に見える。良かったね!
そのとおりだ。問題は、もしブロンコスがトップ10の指名を獲得したとして、QBを指名するのか?という点だ。私はそうすべきだと思っている。
QBフラッコは次の試合を欠場するの?
そうだ。HCヴィック・ファンジオが月曜の記者会見で発表した。フラッコはコルツ戦で首を負傷したため、今週のブラウンズ戦はQBブランドン・アレンが先発する。
試合後のロッカールームでフラッコが私服に着替えている姿は、見ていてとても痛々しかった。なので、欠場はそれほどの驚きではない。とはいえ、こうなるとフラッコがこの先ブロンコスであと何試合くらい先発するだろう?という疑問は持たざるを得ない。
(フラッコは首のヘルニアで怪我人リストに入るという話も出ていますね。その場合はシーズンエンドになります…)
QBドリュー・ロックはいつ頃になったら先発できる? チームはアレンの方がロックよりも優れていると思っているのだろうか?
フラッコは首の怪我からいつ復帰できるのかまだ分からない。ブロンコスは、しっかりと準備ができるまではロックを出場させたくないと考えており、彼はずっと怪我人リストに登録されていたので、この判断は納得できる。
なので、ロックは今週のブラウンズ戦は2番目QBではないが、その後はBYEになるので、休み明け(アウェイのバイキングス戦)にはロックが先発できるようチームは全力を尽くすはずだ。
第8週、アウェイのコルツ戦は13対15で逆転負け。
これで成績は2勝6敗になってしまいました(現在ドラフト順位は7位)
攻撃はわずか13得点。第4Qにパントを連発し、大事なところでダウンを更新して試合を決めることもできず、またしても最後に逆転FGを決められて負けるという残念すぎる結果でした(今季3回目?)
試合後にはQBフラッコが攻撃プランに対する不満を語るなど、コーチ批判も出ていましたが、次戦から先発QBが交代することになるので、何かしらの変化を期待したいところですね。
ということで、QBジョー・フラッコが首を負傷したため、次のブラウンズ戦は控えQBブランドン・アレンがプロ初先発することになりました。
ブロンコスは本来、ドラフト2巡で指名した新人ドリュー・ロックを控えにする予定でしたが、ロックはプレシーズン3戦目に親指を負傷して、復帰可能な怪我人リストに登録されてしまいました。
そのため、チームは(開幕ロスターカットでラムズからウェーブされていた)4年目のQBブランドン・アレンをクレームして、ここまで控えにしていました。
なので、フラッコが欠場するのであれば、本来はロックが先発ということになるはずですが、チームは「ロックはずっと練習していないので、まだ準備ができていない」として怪我人リストから復帰させず、アレンを先発に指名したため、ちょっと複雑な状況になっていますね。
QBブランドン・アレンはアーカンソー大学出身。2016年ジャガーズの6巡指名。
身長が低く、肩も強くはないですが、パスの正確さがあり、プレイアクションを得意とするプロスタイルのQBという評価で、2017年と2018年は(ブロンコスの攻撃システムと近い)ラムズに在籍していました。
プロでの先発経験はないですが、プレシーズンでブロンコスと対戦した時はなかなか活躍していたので、無理をさせなければ意外とやってくれるかも?と思っています。