デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。
第7週の木曜ゲーム、チーフス戦の後。
ひどい敗戦の後だけに、ファンの質問も減ってしまいました…
チーフス戦でQBジョー・フラッコはなにも気にしてないように見えた。彼は試合後もあんな感じなの?
フラッコは「ジョー・クール」という名で知られている。彼は興奮しない。熱くなったりもしない。私の記憶だと、フラッコは父親から「(チアリーダーではなく)ハドル内のCEOになれ」と指導されていたはずだ。
私としても、彼にはもう少し感情を出してほしいと思う。しかし、彼がなにも気にしていないと考えるのは間違っている。フラッコも(ファンジオ、エルウェイ、ボン・ミラー、そして彼よりも前からチームにいる選手たちと同じように)苛立っている。
フラッコはこの仕事を得るため、家族をデンバーまで連れて来ている。もし状況が好転しなければ、彼はこの仕事(少なくとも先発の座)を失うことになる。それは家族を持つ者にとって、苛立ち以外のなにものでもない。
WRエマニュエル・サンダースをトレード放出するという噂があるけど、そんなことしてチームは大丈夫なの?
サンダースは去る時がきた。彼は活躍してきた。ひどいアキレス腱の断裂からここまで復帰したのも見事だった。しかし、来年はチームにいないことを(彼自身も、エルウェイも、ファンも)みんな知っている。
だから今トレードすべきなのだ。そして3巡指名権をもらい、サンダースには49ersかペイトリオッツかどこか優勝を目指せるチームで活躍してもらう。
エルウェイは昨年、チームの1番目レシーバーだったWRデマリアス・トーマスをトレードで放出しており、すでに先例がある。なので、サンダースを29日のトレード期限までに放出する可能性は高いだろう。
(WRサンダースは49ersにトレードされました…)
チーフス戦でブロンコスはラン攻撃を諦めるのが早すぎたように見えた。
言いたいことは分かる。しかし私には、ブロンコスの攻撃ラインはランでもパスでもブロックできていないように見えた。
新OLコーチのマイク・マンチャックが1年目から攻撃ラインを変えるという人もいたが、私は無理だと警告してきた。このチームの攻撃ラインにおける、もっとも大きな問題はこれまでも(そして現在も)タレントの不足だ。
怪我人リストから2名を復帰できるけど、あなたなら誰を選ぶ?
1人目は新人QBドリュー・ロックだ。彼がどれくらいやれるかを見る必要がある。
もう1人はWRティム・パトリックだ。もしWRサンダースがトレード放出されたらレシーバーが必要になる。
以下、デンバーポストの Ryan O’Halloran氏がファンの質問に答えている記事。
HCヴィック・ファンジオには失望した。彼は試合でいくつかアホな選択をやらかした。
ここまで2勝5敗の成績でも、ファンジオはそれほど批判されてこなかった。だが、チーフス戦序盤での2ポイント狙いの選択(そして失敗)、さらに同じ試合でのフェイク・パントの失敗(狙いは悪くなかったと思うが、もっとマシなプレイをすべきだった)は、ファンからの指摘を受けている。
しかし(この週末、某アシスタント・コーチが私に語ってくれたように)ファンジオはこれからも新しい仕事で成長し続け、コーチとして向上するだろう。
遅かれ早かれ新人QBドリュー・ロックが先発することになりそうだけど、彼はそのための練習をしている? それとも怪我のリハビリだけ?
ロックはプレシーズンの49ers戦で親指を負傷した。彼は今週から練習に復帰できる予定だ。その後はまずアクティブ・ロスターに登録され、それから2019年の活動が始まる。怪我人リストに登録されている選手は練習に参加できない規則があるので、ロックはこれまで練習でスナップを受けてはいない。
シーズン後半はQBロックを見たいという声があるのは分かるけど、この攻撃ラインの後ろでプレイしたら正当な評価をする前に怪我をしたり、彼の自信を破壊してしまうんじゃないかと心配だ。
必ずしもそうとは思わない。 もしロックを先発させることになったら、攻撃はそれに合わせて(TEやRBをもっと相手にチップ・ブロックさせ、OLとQBを助けるように)パスプロのスキームを変更するはずだ。それに、ロックにとっては先発するというだけでも十分に意味がある。
チーフス戦の後半、なんでフラッコを出場させ続けたのだろう? 彼は明らかにやる気がなかったし、なかなかパスを投げなくてイライラした。
フラッコはどれだけサックされても(サックされ続けても)、サイドラインで攻撃ラインを非難するような男ではない。この件は、チーフス戦で解説のトロイ・エイクマンが「フラッコを批判したくはないが、もっとやる気を見せてほしい。ずっと活気がない」と発言していたことにも起因しているが、ファンジオは会見でその批判は間違っていると擁護している。
(ファンジオは会見で「それがジョーだ。良い時には冷静と評価され、悪い時にはやる気がないと批判される。いつでも彼は変わらないだけだ」と発言しています)
木曜ゲームは最悪だった。あれは熱心に応援してきたファンにとって完全に破滅的な敗戦だった。このチームの社長とGMは中途半端なQBと契約し、新人コーチを雇うという過ちを繰り返し、同じ結果を出している。それなのに(オーナー問題があるため)フロントを解雇することもできない。我々はまさに(これまで長きにわたって一流の成績を残してきた)ブロンコスが崩壊している、その真っただ中にいるのではないだろうか?
崩壊の真っただ中という文章は適切な表現だ。ブロンコスは2017年から5勝11敗、6勝10敗、そして今年は2勝5敗の成績だ。彼らは成績ほど悪くない、もっとやれるはずだと感じている。しかし実際に、もし今シーズンどん底まで落ち、3勝13敗か4勝12敗の成績になったとして、それはそんなに悪いことだろうか? そんなことはない。
社長/CEOのジョー・エリスはこの組織のトップとして決断する立場にあり、フットボール面とビジネス面において、どんな変更でも行うだけの能力がある。シーズン終了後、エリスはエルウェイにそろそろ人事的な刷新が必要だと伝えるだろうか? そうするのが賢明な道だろう。
第7週の木曜ゲーム、ホームのチーフス戦は6対30で完敗。
内容がひどすぎて、2連勝して少し復活していたファンの期待も完全に吹っ飛んでしまいました…
これでチームも(認めるかどうかはともかく)来シーズンのことを考えて動き始めることになりますね。
Broncos trade WR Emmanuel Sanders, fifth-round pick to 49ers for third and fourth-round picks. (via @MikeGarafolo) pic.twitter.com/tCCXRMkdo7
— NFL (@NFL) 2019年10月22日
Since Day 1 as a Bronco, @ESanders_10 has given us his absolute all.
— Denver Broncos (@Broncos) 2019年10月22日
For everything you’ve done in the orange & blue, #ThankYouE ⚡️ pic.twitter.com/hVjTnUxj63