ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

5巡 LB ジャスティン・ホリンズ

オリジナルの5巡(148)は49ersに放出。

この5巡(156)は昨年QBトレバー・シーミアン(+7巡)をトレードで放出した際にバイキングスからもらった指名権になります。

 

 

 

エルウェイホリンズはでかくてアスレチックなLBであり、インサイドもアウトサイドもプレイできる。その運動能力はスペシャルチームでも貢献してくれるだろう」

 

ブロンコスは1巡でのILB指名も予想されていましたが、1日目も2日目も指名はなく、5巡でようやくLBの指名となりました。3-4守備のパスラッシャーが本職になりそうですが、インサイドもやれる万能性があるという話ですね。

 

 

5巡 18位(156)

LB ジャスティン・ホリンズ

Justin Hollins / 身長6-5 体重248 / オレゴン大学 / Rシニア

 

テキサス州の高校では3つ星の有望選手と評価され、いくつもの大学からオレゴン大学を選んだ。

 

2014年は主にキックオフのカバーで出場した。トゥルーフレッシュマンとして計100回のスナップでプレイしている。

2015年はチーム事情によりレッドシャツに登録された。

2016年はOLBからDEに移動して12試合に先発。守備ラインでトップの51タックルを記録。サック数とロスタックル数はチーム2位だった。

2017年からLBに戻り、13試合のうち12試合で先発。チームでトップタイ、Pac-12で2位となる3回のファンブル誘発を記録している。

2018年は全13試合に先発した。8試合でキャプテンを務めている。

Pac-12でトップ、全米で2位タイとなる5回のファンブル誘発を記録。FBSで1シーズンに5回以上のサック、5回以上のファンブル誘発、1回以上のINTを記録したのは2000年以降で19人目だった。2018年のAll PAC-12に選出されている。

 

2017年と2018年の2シーズンで計8個のファンブルを誘発させており、この期間では全米トップの数字だった

最後の17試合で19個のロスタックルを記録している

East-West Shrine Game(シニア選手のオールスター戦)では計10タックル、3ロスタックル、2サックを記録して守備MVPに選ばれた

 

腕長 33 3/8インチ 

40ヤード 4.5秒(Edge/LB 5位)、ベンチプレス 25回(6位)、垂直飛び 36.5インチ(12位)、立ち幅跳び 119インチ、3コーン 7.06秒(15位)、20シャトル 4.4秒

 

Year GP Total Loss Sack INT PD FF FR
2014 14 10 1.0 0.0 0 0 0 1
2016 12 51 9.5 3.0 0 2 0 1
2017 13 59 11.5 3.5 1 1 3 0
2018 13 64 14.5 6.5 1 8 5 1
    184 36.5 13.0 2 11 8 3

 

 

 

指名予想:6巡~ドラフト外

似た選手:Obum Gwacham(2015年6巡)

 

概要

3年間の先発経験があり、エッジに求められる運動能力と長さを備えている。これまでずっと成長を見せており、時にエブリダウンでやれるポテンシャルをのぞかせているものの、攻撃性と力強さの不足が活躍を制限している。最初はスペシャルチームで出番を得ることになるだろうが、チームの育成能力しだいではパスラッシャーとしての才能が開花するかもしれない。

 

長所

狭いところでもオープン・フィールドでも、優れた運動能力とムーブメント・スキルでプレイする。上半身と下半身の敏捷性とルーズさにより捕まりにくい。最初のブロックを超えてバックフィールドまで見てプレイする。ボクサーのような素早い手でパンチし、その手を使ってエッジ・ブロッカーの周囲をまわる。守備範囲の広さと加速でコーナーをまわるRBを追いかける。必要であれば下がってパスをカバーする。パスラッシュでボールを狙いファンブルを誘発させる。一瞬でインサイドに切り込む動きはもっと洗練されれば危険な武器になる。パスラッシュでの優れた発進がある。ユニークな三段跳びストライドがあり、その3歩目でパスプロに下がる攻撃タックルをかわすことができる。

 

短所

もっとプレイに激しさが望まれる。アタックのポイントにおいてブロッカーに付いていくのではなく、立ち向かってブロックを外す必要がある。プレイの力強さは平均以下。手のスキルを向上させ、もっとスムーズにエッジをまわる必要がある。ラッシュのトップにおいて上半身をターンできれば、もっと効率的かつタイトにQBへと迫ることができる。試合が進むにつれ存在が消えてしまう傾向がある。

 

 

ハイライト動画(11番)


Justin Hollins 2018 Official Oregon Highlightsᴴᴰ

 

 

指名評価

 

A Walter Football

ブロンコスがボン・ミラーとブラッドリー・チャブの控えになる選手を指名するのは理にかなっている。ホリンズインサイドもプレイすることができるので、チームはその万能性も気に入ったのだろう。彼には優れた運動能力があり、伸びしろもはっきりと分かる。もっと体重を増やす必要はあるが、間違いなくポテンシャルはそこにある。彼はキャラクターも優れているので、チームのためにすべてをささげ、確かな選手になれるだろう。素晴らしい指名だ。

 

A Chris Trapasso(CBS Sports) 

なめらかでバネのようなエッジ・ラッシャーであり、優れたパスラッシュのプランと、コーナーバックに張り付く能力を備えている。彼には試合でのスピードがあるので、プロでやるためにあとは体重と強さを増やす必要がある。これで控えの層が厚くなった。

 

C+ Mike Tanier(Bleacher Report

オレゴン大学では5シーズンを過ごしている。チームにエッジの選手が多くいたため、2年目はレッドシャツに登録された。過去2年間で10サック、8個のファンブル誘発を記録している。彼にはコーナーをまわってQBに迫る爆発的なバーストがあり、ゾーンでカバーすることもできる。彼が試合でやれるのはそれくらいだが、これは5巡指名であり、当面はボン・ミラーを見て学ぶのが仕事になるだろう。