ブロンコスのドラフト評価を確認しておきたいと思います。
巡 | 位 | 全体 | ポジ | 名前 | 身長 | 体重 | 大学 |
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1 | 20 | 20 | TE | Noah Fant | 6-4 | 249 | Iowa |
2 | 9 | 41 | OL | Dalton Risner | 6-5 | 312 | Kansas State |
2 | 10 | 42 | QB | Drew Lock | 6-4 | 228 | Missouri |
3 | 8 | 71 | DT | Dre'mont Jones | 6-3 | 281 | Ohio State |
5 | 18 | 156 | Edge | Justin Hollins | 6-5 | 248 | Oregon |
6 | 15 | 187 | WR | Juwann Winfree | 6-3 | 215 | Colorado |
目標:1巡でQBを指名できなくはないが、おそらく来年まで待つ方が正解だろう。ブロンコスは他のニーズ、たとえばLB、セカンダリー、攻撃ライン、レシーバーなどに集中するべきだ。
結果:10位で狙っていた選手が消えた後、ブロンコスは上手くトレードダウンを決めた。一部ではLBデビン・ブッシュを狙っていたという話も出ているが、それは事実ではない。10位指名の本命はTE T.J.ホッケンソンだった。彼が8位で消えたので、チームはトレードダウンを選択した。
トレードダウンは良かったが、その指名権で誰を獲るかが大事になる。1巡20位のTEノア・ファントは良い選択だった。私はライオンズのTEホッケンソン指名を貶したが、それはトップ8位の指名だったからだ。20位でホッケンソンの相棒を指名できたのは、はるかにリーズナブルだった。
チームは2巡でさらに上手い仕事をした。OLダルトン・ライズナーはハイ・キャラクターの選手で、どのポジションでも先発できる。マット・パラディスの抜けたセンターをやるかもしれない。今はQBジョー・フラッコのため、いずれは2巡で指名されたQBドリュー・ロックのためにブロックすることになるだろう。
ロックを42番目で指名できたのはスティールだった。彼を1巡で指名するのは間違いだったかもしれないが、トレードダウンでもらった2巡指名権を使って指名できたのは上手い動きだった。
驚くことに、ブロンコスは上から5人目までの指名すべてでA以上の評価を獲得している。1つだけ低かったが、それは6巡指名だ。ブロンコスは素晴らしいバリューのある選手を獲得しており、指名権を増やしつつ、ニーズも埋めている。見事な仕事ぶりだった。
A Chad Reuter(NFL.com)
1日目 A 2日目 A 3日目 A
1巡のTEファントはアスレチックなフリークで守備を広げることができる。同じ大学のTE T.J.ホッケンソンとは違い、ランブロッカーとレシーバーどちらもやれる完成された選手ではないものの、QBフラッコの武器にはなるはずだ。ブロンコスはこのトレードダウンで今年の2巡と来年の3巡を獲得した。それによりLBデビン・ブッシュを指名するチャンスは手放してしまったが、この取引きを批判することは難しい。
2巡目ではバーサタイルなOLライズナー、素晴らしいバリューがあるQBロックを指名した。もしライズナーが内側に入り、強肩のロックが2年間のうちにQBフラッコから先発の座を奪えば、このペアはこれからの10年間バッテリーを組むことになるかもしれない。3巡のDLドレモント・ジョーンズは5テクニック(3-4守備のDE)の層を厚くするだろう。
5巡のLBジャスティン・ホリンズは(チームが必要としていた)パスラッシャーの控えであり、下がってパスカバーもできる運動能力がある。
A- Andy Benoit(SI,com)
ブロンコスの最大のニーズは攻撃ラインの内側だった。なので、もし20位でCギャレット・ブラッドベリーかOGクリス・リンドストロームが残っていたら、それでもTEファントを指名していたのかどうかは興味深い。
2巡指名のOLライズナーも即戦力ではあるが、どのポジションをやるのかという問題はある。彼はどこでもやれるので、もっとも弱い位置にベストの選手を入れたいが、それには他の選手との兼ね合いも考えなくてはならない。
ライズナーはすぐに先発するだろうが、同じ2巡のQBロックはどうだろう。エルウェイが過去に指名したQBブロック・オスワイラーとQBパクストン・リンチは最初の2年間を控えで過ごしたが、どちらもデンバーでは先発になれなかった。歴史は繰り返すのか。
もしチームが6勝3敗の成績で11月のBYEウィークを迎えた場合、ロックはベンチに残ったままになるだろう。今すぐ勝負できると信じていなければ、60歳の新ヘッドコーチを雇い、フラッコのようなベテランQBとは契約しない。
誰がQBで先発するにせよ、少なくともTEファントというフレキシブルな武器はある。しかし、彼はブロックがいまいちなので、出番は3rdダウンに限定されてしまうかもしれない。ファントはまだ未熟で、ルートも向上する必要があると言うスカウトもいる。
最後に3巡のDLドレモント・ジョーンズにも触れておくべきだろう。エルウェイはこれまでにもドラフト中位で良い守備ラインを見つけてきた。そして、先発のDEデレク・ウルフ、DEアダム・ゴトシス、DTシェルビー・ハリスはみんな来年FAになる。
B Thor Nystrom(Rotowarld)
私は「QBロックは1巡指名に値しない」と言い続けてきたが、(私なら指名しないとしても)彼を2巡で指名したことは批判できない。その他の指名は良かったと思う。特に3巡のDLドレモント・ジョーンズはスティールだった。
Above Average(平均以上) PFF
1日目
TEファントはボールスキル、ハンド、キャッチ後の能力に関する懸念により、PFFのトップ32には入っていない。彼はフリークなアスリートで、水平あるいは垂直にまっすぐ走る際には守備とのミスマッチになれるが、プロでエリートのパスキャッチングTEになるにはもっと洗練される必要がある。
「彼は身体のフレームの外側でプレイを決めていない。そこは不安要素だ。若いころのジャレッド・クック(現セインツ)を連想させる」
2日目
2巡指名のOLライズナーとQBロックには素晴らしいバリューがある。ライズナーはカンザス州立大学で4年間先発しており、キャリアでの最低グレードは87.9だった。ロックはNCAAでトップとなる33回のビッグスローを記録しており、ターンオーバーの危険があったのはわずか6個だった。この2人はどちらもPFFのトップ40に入っている。
3巡のDLドレモント・ジョーンズも手堅い指名だった。彼は今年のドラフトで62位の選手であり、ローテーションのパスラッシャーとして早いうちからインパクトを残せるだろう。昨年は500回のスナップでパスラッシュしており、これはFBSでトップの数字だった。彼はサイドラインに下がることなくプレイし、それでいながら90.5のパスラッシュ・グレードを記録している。
3日目
5巡のLBジャスティン・ホリンズ(オレゴン大学)はわずかにリーチだったが、もう少し体重を増やし、いくらか動きを学んだら、将来はローテーションで頼れるパスラッシャーになれるかもしれない。彼は未熟なエッジの選手で、プロで活躍できるだけの資質を備えている。昨年は全体グレードで83.4、パスラッシュでは(キャリアハイとなる)85.3を記録している。
6巡のWRウィンフリーはPFFのトップ250には入っていない。彼は身長6-3、体重215、昨年は28回で324ヤード(キャッチ後は123ヤード)2TDの数字だった。
新しい評価が出ていたら、また続編の記事で紹介する予定です。