ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 31

ブロンコス公式のAndrew Mason氏がファンの質問に答えている記事。

ドラフトに関する質問が多いです。

 

Mason's Mailbag: Tight end still in play for the draft?

 

 

  

もしドラフトでトップのTEを指名したとして、現在チームにいる3人のTEが怪我から回復して活躍した(しかしトレードで高く売れるほとではない)場合、チームは4人ものエキサイティングで若いTEを抱えてどうするのだろう?

 

全員をキープしてローテーションで起用するべきだろう。3番目、4番目のタイトエンドはスペシャルチームでも貢献できる。もしブロンコスがタイトエンドを上位指名するならば、アイオワ大学のT. J. ホッケンソンとノア・ファント、アラバマ大学のアーヴ・スミス、テキサスA&MのJace Sternbergerといったプレミアムなレシーバーを狙うかもしれない。

ブロンコスのタイトエンドは怪我人だらけだったことを忘れてはいけない。昨年はジェイク・バット、トロイ・フマガリ、ジェフ・ハイアマンの3人が怪我人リストでシーズンを終えている。怪我なしで過ごしたのは3年目のTemarrick Hemingwayだけだ。

ハイアマンとフマガリはすでにフルスピードであり、フマガリはウエイトルームで体重を10ポンド増量した。バットは過去5年で3度目のACL断裂からリハビリ中で、トレーニングキャンプまでは戻ってこれないと予想されている。

タイトエンドは最低でも3人が必要になる。4人いるのが余剰に見えたとしても、1人が怪我するだけで状況は変わってしまう。

 

 

みんな守備選手の指名ばかり話しているけど、攻撃はどうするのだろう? チームはこれまで守備を強化し続けてきた。ドラフトではもっと攻撃を補強して、新QBジョー・フラッコを助けるべきではないだろうか?

 

最近は守備選手よりも攻撃選手の指名の方が話題になっているように思う。FAでDBカリーム・ジャクソン、CBブライス・キャラハンと契約して、セカンダリーの穴は埋めることができた。守備ではILBの指名もささやかれているが、攻撃はTE、C/OG、WR、QBなどが指名候補に挙げられている。

とはいえ、HCヴィック・ファンジオはリーグ・ミーティングの場で、オフェンスのタレントについて以下のようにコメントしていた。

「私の考えでは、オフェンスは人々が思っているよりも良くなれる可能性がある。私がここに来る前に認識していたよりも(実際には)優れた選手が多い」 

QBジョー・フラッコとRTジャワーン・ジェームスの加入は、これらのポジションを良くするはずだ。しかし、それだけでなく、若い選手たちの成長にも期待することができる。

たとえばWRコートランド・サットン(2018年2巡)を例に挙げよう。彼は新人年にレシーブで700ヤード以上、平均15.0ヤード以上、4TD以上を記録しているが、これは過去14シーズンで14人目の記録だった。過去に同じ数字を残している13人のうち9人はその後プロボウルに選出されており、1人を除いて1シーズンに1,000ヤード以上のレシーブを記録している。同様に、2年目のWRデイショーン・ハミルトン(2018年4巡)も成長が期待できる。

RBロイス・フリーマン(2018年3巡)も怪我するまでは素晴らしいペースで走っていた。今シーズンはもっと活躍が期待できる。若い攻撃ラインマン、たとえば昨年の6巡指名C/OGサム・ジョーンズも出番が増えるかもしれない。

ブロンコスは間違いなく今年のドラフトでオフェンスを補強する必要がある。しかし、オフェンスの強化はチームにいる若い選手たちの成長が大部分になる。すでに挙げた選手だけでなく、OLコナー・マクガバン、OLイライジャ・ウィルキンソン、WRティム・パトリック、TEジェイク・バット、TEトロイ・フマガリといった選手たちだ。

 

 

ドラフト最悪のシナリオ。10位までにLBデビン・ホワイト、DLエド・オリバー、DLクイネン・ウィリアムズがすべて売り切れ、トレードダウンもできない。もしこうなったら誰を指名する? TE T. J. ホッケンソン? QBドリュー・ロック? QBドゥエイン・ハスキンズ? あるいはさらにエッジラッシャーを指名する可能性もある?

 

あなたは「最悪のシナリオ」と言うかもしれないが、私としては「まだたくさんの素晴らしいオプションが残っている」と言いたい。まずはタイトエンドに注目してみよう。新QBジョー・フラッコがレイブンズで活躍していた時、まわりには多くの優れたタイトエンドが揃っていた。

このシナリオでは、T. J. ホッケンソンとノア・ファントはまだ残っている。ファントはホッケンソンほどのブロッカーではないが、249ポンドの体重で40ヤード4.5秒を記録している。また、ファントはわずかにキャッチの範囲(腕の長さ)が広く、マッチアップでも有利になれる。

ミシガン大学のLBデビン・ブッシュもまだ残っているだろう。彼はLBデビン・ホワイトと比べて身長は1インチの差しかなく、40ヤードは0.1秒遅いだけであり、どちらも素晴らしい活躍を見せている。この2人は(3番目以下の)他のILBと比べて明らかに能力の差がある。

もしブロンコスが(あなたの言うように)エッジラッシャーを指名することになった場合、 ニック・ボサとジョシュ・アレンはどちらも消えているはずだ。しかし、ミシシッピー大学のモンテズ・スウェット(私にはシニアボウルでベストの選手に見えた)は残っているかもしれない。

あるいは、ここで攻撃ラインを指名することもできる。アラバマ大学のOTジョナ・ウィリアムズはトップ10指名の可能性があり、インサイドに移動してガードをプレイすることもできる。

この「最悪のシナリオ」では、QBドリュー・ロックとQBドゥエイン・ハスキンズがまだ残っており、どちらも指名の候補になる。また、この場合はどちらかのQBを欲しがっているチームに、ブロンコスの10位指名権を高く売ることもできる。トレードダウンできれば、全体20位から50位あたりの指名権(今年のドラフトにおける良い位置)を増やして、チームのニーズを埋めることもできるはずだ。