2019年のドラフト候補について調査した12回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。
今回はRBの2人です。
- 6位 RB ジョシュ・ジェイコブス(アラバマ大学)
- 32位 RB デビン・シングレタリー(FAU)
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com
6位 RB ジョシュ・ジェイコブス
Josh Jacobs / 身長5-10 体重220 / アラバマ大学 / ジュニア
今年のドラフトにおいて、もっとも評価するのが楽しい選手のひとり。分厚くコンパクトな体格をしており、彼のパワー、捕まらなさ、万能さのコンビネーションを気に入っている。ラン攻撃では優れた視野、バースト、細かい動きを備えている。方向転換の敏捷性は並はずれている。私が確認したどの試合でも低い重心で走り、パワーでタックルを抜けていた。周囲をまわるスピードがあり、ワイルドキャットでQBの位置に入ったり、スロットからフライ・スィープで走る時には武器となっている。パス攻撃ではキレのあるルートを走り、ナチュラルな手を備え、スペースで相手にミスさせるスペシャリストだ。パスプロは向上する必要がある。ブロッカーとしてのバランスが必要で、ブリッツに対して突っ込まないようにする必要がある。全体として彼にはスペシャルな能力があり、大学であまりキャリーしてない(3シーズンで251回)こともマイナスではなくプラスに評価されるだろう。
2018年は120回、640ヤード(平均5.3)、11TDを記録。 アラバマ大学ではダミエン・ハリス(Damien Harris)、ナジー・ハリス(Najee Harris)といったRBたちと一緒に出ていたので、キャリー数は少なくなっていますね。スペシャルチームでも貢献していて、キックオフ・リターンの活躍もあります。1巡下位予想。
32位 RB デビン・シングレタリー
Devin Singletary / 身長5-7 4/8 体重203 / フロリダ・アトランティック大学 / ジュニア
電撃的なクイックネス、視野、バランスを備えているサイズの小さいランニングバック。インサイドのランではフルスピードで穴に突っ込む前に、プレイが完成するまで我慢することができる。狭いところでの捕まりにくさがあり、彼のジャンプカットは傑出している。アウトサイドのランでエッジを回るだけの充分なスピードはあるが、一流のトップ・スピードは欠いている。パス攻撃ではキレのあるアングル・ルートを走り、キャッチ後はつるりと逃げるスタイルにより地面に倒すのが難しい。パスプロではあまり使われていないが、出番があればパスラッシャーにアタックして相対する意欲を見せている。極めてルーズでダイナミックなランナーであり、パスキャッチャーとしてのとてつもない伸びしろがある。
2018年は261回、1,358ヤード、22TDを走って、C-USAの最優秀選手賞に選ばれています。2017年にはFBS(Division I)でトップとなる162得点(27TD)を記録。3年間の通算で4,287ヤード、66TDという数字を残しています。今のところ2日目あたりの指名予想が多いようです。
このトップ50だとRBは2人だけですが、他のランキングでは以下の選手なども入っていますね。今年のRBクラスは2~3巡あたりの選手が豊富のようです。
- アイオワ大学のデビッド・モンゴメリー(David Montgomery)
- メンフィス大学のダレル・ヘンダーソン(Darrell Henderson)
- アラバマ大学のダミエン・ハリス(Damien Harris)
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