2019年のドラフト候補について調査した8回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。
今回はエッジ(DE / OLB)の後編、以下の4人です(前編はこちら)
- 22位 Edge クレリン・フェレル(クレムソン大学)
- 26位 Edge ジャカイ・ポライト(フロリダ大学)
- 35位 Edge ジェイロン・ファーガソン(ルイジアナ工科)
- 43位 Edge ブライアン・バーンズ(フロリダ州立)
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com
22位 Edge クレリン・フェレル
Clelin Ferrell / 身長6-4 3/8 体重264 腕長34 1/8 / クレムソン大学 / RSジュニア
素晴らしいサイズ、腕の長さ、パワーがある。パスラッシャーとしてはエリート級の発進はないものの、効果的なディップとリップのムーブがあり、手を使って相手をノックバックすることもできる。ラッシュのトップでいくらか硬さはあるが、素晴らしい奮闘があり、QBまで到達さえすれば仕留めることができる。ラン守備ではアタックのポイントでホールドし、ブロックを外すことができる。エリート級の運動能力は欠いているものの、彼のサイズ、奮闘、実績のコンビネーションを気に入っている。
2018年はACCの最優秀守備選手、2年連続でAll-Americanに選出。3年間で全44試合に先発して計27サックを記録しており、2018年は11.5サックを決めています。
26位 Edge ジャカイ・ポライト
Jachai Polite / 身長6-2 5/8 体重258 腕長32 5/8 / フロリダ大学 / ジュニア
サイズの小さいエッジ・ラッシャーで、凄まじい爆発力がある。パスラッシャーとしてはスピードによる速攻で勝ち、巧みなスピンムーブを混ぜている。ダイナミックなインサイド・カウンタームーブはあるがあまり使っていない。時に飲み込まれてしまい逃れるのに苦労する。ラン守備ではアタックのポイントでスピンすることを好み、時おり引き抜かれてしまう。理想的なサイズはないが、とても爆発力があり、2ポイントで立つパスラッシャーを求めているチームにはフィットする。
2017年は7試合に出場したところで肩の怪我によりシーズンエンド。最初の2年間は計4サックでしたが、2018年は体重を20ポンド減量したそうで11サックを記録しています。体格的にポジションが限定されるかもしれません。
35位 Edge ジェイロン・ファーガソン
Jaylon Ferguson / 身長6-5* 体重262*(公称) / ルイジアナ工科 / RSシニア
理想的な身長、腕の長さ、パワー、実績がある。2ポイントでエッジに立つことも、地面に手をついてラッシュすることも経験している。パス守備において彼は純粋なパワーラッシャーだ。凶暴なブルラッシュを備えており、それに長い腕を使ったムーブと手のスワイプを時おり混ぜている。とても重い手があり、打撃を加えると相手OTはすぐに地面に倒れる。ラッシュのトップで少し硬さはあるものの、きっちり相手を仕留める(昨年は17.5サック、通算で45サックを決めている)。ラン守備では腕の長さを利用してエッジをセットする。バックサイド(プレイが起きている逆サイド)での奮闘には向上が必要。サイドラインに下がって休むことがある。柔軟性のあるエッジではないものの、彼のフィジカルさと仕留める能力を気に入っている。NFLでもすぐに先発できるはずだ。
2018年はFBSでトップの17.5サックを記録しており、C-USAの最優秀守備選手に選ばれています。通算45サックは(テレル・サッグスの非公式記録44サックを抜いて)NCAAの新記録になるそうです。
43位 Edge ブライアン・バーンズ
Brian Burns / 身長6-4 6/8 体重249 腕長33 7/8 / フロリダ州立 / ジュニア
背が高く細いエッジラッシャーで、優秀な腕の長さと運動能力がある。パスラッシャーとしては発進の爆発力があり、ラッシュのトップで膝を曲げて回る能力がある。爆発的なインサイド・カウンタームーブもある。しかし、いったん交戦するとそこで止まってしまい、スピードをパワーに変換することができない。速攻で勝つ必要がある。ラン守備ではアタックのポイントにおいて一貫してホールドするだけの体格と強さを欠いているが、バックサイドでの奮闘ぶりは素晴らしい。もっと強くなる必要はあるものの、素晴らしい腕の長さとスピードがあり、その伸びしろはとてつもなく大きい。
2018年は10サックを記録。All-ACCに選出され、チームのMVPと最優秀守備選手にも選ばれています。1年目はパスラッシュ要員で、2年目から25試合に先発して24サックを記録しているそうです。
ブロンコスは控えのOLBシェーン・レイとシャック・バレットがUFAになりますが、どちらも再契約しないと予想されていますね。そこまで緊急性は高くないかもですが、FAやドラフトでの補強が必要になりそうです。
ドラフト候補紹介