2019年のドラフト候補について調査した6回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。
今回は攻撃ラインの後編です（前編はこちら）
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com
39位 OT グレッグ・リトル
Greg Little / 身長6-5 2/8 体重310 腕長35 2/8 / ミシシッピー大学 / ジュニア
充分に鍛えられ、腕の長さもあり、NFLに求められる体格をしている。パスプロでは足の素早さは平均並みだが、スライドと方向転換はとても流動的。膝を曲げる能力を見せているが、プレイで身体が高い時がある。パンチが遅くワイドになることが多々あるものの、パワーラッシュに対抗できるだけの安定したアンカーがある。エリートのスピード・ラッシャーと対戦する際、素早くキックアウトしてカバーするのに苦戦する時がある。アサイメントの理解がある。ラン攻撃ではダウンブロックで動きを生み出すだけのパワーがあり、プルする時にはLBを飲み込む。時に突っ込みすぎることがある。全体としていくつかの欠点はあるものの、彼のボディ・タイプ、判断力、アンカーを気に入っている。ライトタックルで先発できる能力がある。
2018年のAll-SECに選出。フレッシュマンから5試合に先発していて、OTラレミー・タンシル（ドルフィンズ）の後任としてレフトタックルで計29試合に先発しています。
40位 OT タイタス・ハワード
Tytus Howard / 身長6-5 体重322 腕長34 / アラバマ州立 / RSシニア
このポジションとしては理想的な身長と腕の長さがある。大学ではレフトタックルとライトタックルの両方でプレイ経験がある。パスプロではスタンスから飛び出し、スピードラッシャーを簡単にカバーする。手をタイトにキープし、比較的容易に相手を操縦する。ブルラッシャーに対して即座にアンカーを固定する。手を叩き払われてもすぐに戻せる。ラン攻撃ではバックサイドでカットオフできる足のクイックネスとバランスがあり、常に相手と密着する。相手を圧倒するほどのパワーはあまりないが効果的にプレイする。疑問があるとすれば、弱い相手としか対戦していない点だ。シニアボウルでの出来が評価を左右するだろう。
シニアボウルでは体重を322ポンドに増量していたそうですが、クイックな動きを見せていて高評価だったようですね。
41位 C ギャレット・ブラッドベリー
Garrett Bradbury / 身長6-2 7/8 体重306 腕長31 6/8 / ノースカロライナ州立 / RSシニア
ややサイズは小さいが、素晴らしいクイックネス、バランス、判断力がある。とてもミスの少ない選手で、 ブロックを失敗したりポジションを失うことは滅多にない。パスプロでは素早い手があり、簡単にスライドして相手の正面に相対し、膝の曲げも見せている。体勢が整う前にパワーラッシャーから少し押し込まれてしまう。とても判断力が高い。ラン攻撃ではそのクイックネスで一貫して相手にリーチしてカットオフする。良いアングルで2列目まで上がり、スペースで調整することができる。パワーのあるモーラーではないが、アサイメントに忠実にプレイする。彼は安定した頼れる先発になるだろうし、リスクがとても小さい選手だと見ている。
2018年はリミントン賞（最優秀センター）を受賞していて、All-Americanにも選ばれています。
このトップ50には入っていないですけど、カンザス州立のOT ダルトン・ライズナー（Dalton Risner）は、コロラド出身ということもあって「ブロンコスでプレイできたら最高だ」と語っているそうですね。
センターとライトタックルで先発経験があり、内側も外側もできる万能な選手で、今のところ2日目（2~3巡）くらいの指名予想が多いかなと思います。
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