2019年のドラフト候補について調査した2回目。
ダニエル・ジェレマイア氏の「トップ50」から、ドラフト指名候補の評価を確認しています。
今回はCBの前編で以下の4人です（後編はこちら）
- 30位 CB デアンドレ・ベイカー（ジョージア大学）
- 31位 CB ロック・ヤシン（テンプル大学）
- 33位 CB バイロン・マーフィー（ワシントン大学）
- 34位 CB グリーディ・ウィリアムズ（LSU）
Daniel Jeremiah's top 50 prospects for 2019 NFL Draft 1.0 - NFL.com
Deandre Baker / 身長5-11 体重193 腕長32 / ジョージア大学 / シニア
タフで気骨のあるCBで、そのサイズよりも大きくプレイする。プレス・カバレッジではクイックな手があり、効果的にレシーバーのルートを邪魔する。ターンする時やバックペダルから転換する時に流れるように動くことができ、縦のルートに付いていくだけのスピードもある。ギアを落としてカムバックやカールに対応する時に少しもたつく。ボールを奪う活躍は少ないものの、ダウンフィールドで抜かれてプレイを決められることは稀である。ラン守備においてチェックされてない時はとても活躍できるが、ブロックされると捕まってしまうことがある。とても競争心があり、いろんなスキームで活躍できる万能さがある。
2018年のジム・ソープ賞（最優秀DB賞）を受賞しています。メル・カイパーのモック1.0だとブロンコスの指名になっていますね。
40ヤード4.52秒。 ベンチ14回（13位）。立ち幅跳び118インチ。
31位 CB ロック・ヤシン
Rock Ya-Sin / 身長5-11 6/8 体重192 腕長32 / テンプル大学 / シニア
理想的なサイズ、スピード、タフさ、ボールスキルを備えている。オフ・カバレッジではとてもクイックな足があり、ターンする際やバックペダルから転換する時に流れるように動ける。無駄なステップを踏まずにドライブでき、急いで接近する。プレス・カバレッジではもっと手の使い方を向上する必要があり、時おり上手いレシーバーにやられてしまうことがある。空中のボールを見つけ、多くのボールに手をかける。ラン守備ではとてもアグレッシブで、スペースにおいて頼れるタックラーでもある。NFLで優秀な先発になれるだけの競争力と運動能力を備えている。
2017年までPresbyterian Collegeでプレイしていましたが、同大学がフットボールの奨学金を廃止することになり、2018年からテンプル大学に転校しています。
40ヤード4.51秒。ベンチ18回（2位）。垂直飛び39.5インチ（5位）。立ち幅跳び120インチ。3コーン7.31秒。20Ydシャトル4.31秒。
33位 CB バイロン・マーフィー
Byron Murphy / 身長5-10 6/8 体重190 腕長30 1/8 / ワシントン大学 / RSサーフモア
CBとしては平均的な身長で、細いスレンダーな体格をしている。主にアウトサイドに位置していたが、スロットも経験している。彼は bail technique（ゾーン守備でバックペダルせずに守る）を多用しており、QBから目を離さず、素早く反応してボールへとドライブする。優れた本能とボールスキルがある。とても流動性のあるアスリートで、素晴らしいクイックネスがある。しかし、ディープのスピードに関しては少し懸念がある。ラン守備ではアグレッシブな force defender（エッジをセットする）だが、ダイブしていくつかタックルをミスすることがある。理想的なサイズとスピードは欠いているが、ものすごく本能的な選手で、ゾーン・カバーを多用するチームには魅力的だ。
PAC-12のチャンピオンシップでは66ヤードのINTリターンTDを決めて、試合のMVPに選ばれています。ブロンコスの指名予想もちらほらありますね。
40ヤード4.55秒。ベンチ14回（13位）。垂直飛び36.5インチ。立ち幅跳び120インチ。
34位 CB グリーディ・ウィリアムズ
Greedy Williams / 身長6-1 7/8 体重185 腕長31 4/8 / LSU / RSサーフモア
背が高く細いCBで、鍛えられたスピードとボールスキルがある。プレス・カバレッジでは手を突き出さないが、するするとしたストライドで相手にマッチしてカバーする。オフ・カバレッジではあまり効果的ではない。身体が高くなりがちで、飛び出しや発進を欠いている。アラバマ大学のWR Jerry Jeudyと対戦した時に苦戦していた。正しいフェーズにある時はボールの位置を把握し、ボールに対して上手くプレイする。ラン守備では相手をくるんで引き倒す未熟なタックラーで、時に強さの不足が見られる。評価が難しい選手。サイズとボール認識は気に入っているが、短い距離のバーストと肉体的な強さには懸念がある。
2018年のAll-Americanです。通算34試合に先発して計10INTを記録。トップ10で指名されてるモックドラフトも多いです。40ヤード4.37秒（2位）。
CBもブロンコスのニーズになっていますね。
新HCヴィック・ファンジオの守備スキームはゾーン・カバーが多くなり、あるていどのサイズがあるCBを起用しているという話です。
ドラフト候補紹介
