ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 28

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

 

ブロンコスの新HCには、ヴィック・ファンジオ(前CHIのDC)が就任。

新OLコーチはマイク・マンチャック(前PITのOLコーチ)と契約し、新DCにはエド・ドナテリ(前CHIのDBコーチ)も決まりました。

 

 

 

GMエルウェイは認めたくないかもしれないけど、チームは再建期に入っている。今年のドラフトはQBが不作なので、DB、OL、TE、LBを指名し、2019年シーズンは捨てて、2020年にQBを指名したら良いと思う。

 

レーニングキャンプが始まる前から、そのシーズンを捨てるというような考え方をエルウェイがするとは思えない。私が思うに、もし今年のドラフトにチームが「これだ!」と信じるQBがいるのなら、トレードアップしてでも指名するべきだ。なぜならトップ10指名のジャガーズジャイアンツもQBを必要としているからだ。

もし今年のドラフトに「今後10年このチームで先発するQB」がいないのなら、2巡以降でQBを指名すればよいだろう。その場合、1巡10位の指名をどうするか。私がいつも言っているようにセオリーがある。1巡では絶対にニーズで指名するな。1巡ではポジションに関わらず、プロボウル級になる選手を指名するべきだ。 

 

 

OTギャレット・ボールズの指名は失敗だったよね…

 

ボールズはライト・タックル向きの選手だが、チームの事情によってレフト・タックルをやっている。彼こそ「1巡はニーズで指名するな」を体現している存在だろう。彼はホールディングの反則をやらかして15ヤード罰退する。反則の責任はボールズにあるが、ドラフトの責任はエルウェイにある。 

 

 

ゲイリー・クービアックがチームを去った件で、新HCヴィック・ファンジオが自分らしい判断をしたことは評価したい。彼の影響力はドラフトにも波及するだろうか。シカゴではMLBにロクアン・スミスがいた。スピードと運動能力に優れたLB、たとえばLSUのLB(Devin White)がいれば守備の助けになると思う。

 

私の理解では、クービアックがチームを去ることになった理由は、GMエルウェイだった。ファンジオはクービアックが攻撃コーディネーターとして残ることに問題はなかった。しかし、エルウェイは攻撃を新しい方向へと変える必要があると考えた。この判断は評価されるべきだろう。

ILBについてだが、ブロンコスは長年にわたってこのポジションが弱点だった。私はずっと守備の2列目にランを止められる選手を獲得すべきだと進言している。なので、ILBを補強するという意見ならどんなものであれ歓迎だ。

 

 

攻撃コーディネーターと守備コーディネーターが決まる前に、 ポジションコーチの人選が決まるのって変じゃないの? コーディネーターにも自分の要望があると思うんだけど…

 

ファンジオは守備コーディネーターでもある。なので、彼がどんな順番で守備サイドのコーチを選ぼうとも、私にはなんの問題もない。

一方で攻撃サイドだが、チームはマイク・マンチャック(OLコーチ)と契約できるチャンスを逃すことはできなかった。彼はリーグでもベストのOLコーチだ。どんな攻撃コーディネーターでも、マンチャックがOLコーチをやってくれるならハッピーだろう。そして、エルウェイとファンジオはなんとしてでも正しい攻撃コーディネーターを選ばなければならない。

(守備コーディネーターは元ベアーズのエド・ドナテルに決まりました。攻撃コーディネーターは、49ersのQBコーチ Rich Scangarelloが有力になっていますね) 

 

 

FAでは誰を狙うべき?

 

ブロンコスのFAでは、DLシェルビー・ハリスとの再契約を望んでいる。彼は素晴らしいシーズンを過ごしたし、会話がとても楽しい人物でもある。

他チームのFAに関してはまだ希望リストができていないが、私としては大型契約よりもバーゲン契約に傾きつつある。たとえば、コルツはTEエリック・エブロンと2年13ミリオンで契約したが、保証額はわずか6ミリオンというバーゲン契約だった。彼は落球もあったが、66回で750ヤードを稼いでいる。もしブロンコスにこんなタイトエンドがいたらどうだろう? QBケイス・キーナムも私の意見には賛成してくれるはずだ。

 

 

ゲイリー・クービアックが攻撃コーディネーターに就任するだろうと、多くの人たちに憶測させてしまったのは、エルウェイのミスだった?

 

前HCにヴァンス・ジョセフを就任させたことや、QBケイス・キーナムと契約したことに比べれば、クービアックの件などなんの害もないことだ。もし、クービアックを攻撃コーディネーターに就任させ、古臭いオフェンスをさせていたら、そちらの方がエルウェイのミスとなっただろう。クービアックは35年以上にわたってエルウェイの盟友だった。思うに、チームが外から新しい攻撃コーディネーターを探すことにしたのは大きな決断だった。

 

 

 

新ヘッドコーチのファンジオさん