ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 21

デンバーポストのMark Kiszla氏がファンの質問に答えている記事。

ラムズ戦の後です。

 

Do the Broncos lack accountability and is Vance Joseph to blame?

 

 

WRエマニュエル・サンダースは好きな選手だが、それでも彼はベンチに下げられるべきだ。なぜHCバンス・ジョセフはこんなにもソフトなのか?

 

ラムズ戦は20対23で負けた。この試合でサンダースは馬鹿な反則をもらったせいで(TDがFGになり)4点を失った。彼はやっつけた相手選手を指さしたが、それは明らかにトーンティングの反則だった。そして、彼の言い訳はクッキーを盗もうとして母親に見つかった子供の様だった。

私はサンダースの情熱とスキルを気に入っている。この2つはブロンコスに必要なものだ。しかし、彼はディーバ(歌姫のようなキャラ)でもある。まあ、多くのレシーバーはディーバだ。彼らは「おまえには俺を止められないぜ」というエゴをたまに試す必要がある。

それはコーチの仕事だ。はっきり言って、HCジョセフはサンダースに対して仕事をしていなかった。サンダースをベンチに下げる? そこまでは必要ないだろう。ここはNFLだ。小学校ではない。しかし、コーチによる叱責はあってしかるべきだ。

それなのに、ジョセフはサイドラインで自制心の欠如など何でもないかのようにサンダースを迎えた。そして試合後、ジョセフは「何が起きたか見ていなかった」と語った。フィールドは大きいし、選手の出入りも多いことは理解できる。しかし、あまりにも頻繁にジョセフは問題を矮小化し、手遅れになっている。

 

 

HCバンス・ジョセフを解雇したとして、後任候補には誰がいる?

 

ラムズ戦には9000人の観客がスタジアムに来なかった。これは(あなたや私がどう考えるかに関係なく)ジョセフが職を失うであろうというサインだった。ファンを失うことは、経理の問題よりも深刻だ。

空いているコーチ? 私は前HCのゲイリー・クービアックを推した。彼は第50回スーパーボウルに勝利し、今はチームのフロントにいる。たしかに彼には健康面の不安があるので、その点は問題だ。

ジョセフの配下にいる現コーチ陣の中には、確かなヘッドコーチ候補はいない。しかし、アシスタントのうち数人はその流れを変えられるかもしれない。

もしブロンコスが次の木曜、カーディナルス戦で負けたら、エルウェイはジョセフをクビにすることを考えなくてはならないだろう。来年もドラフトでトップ5指名権を獲得したいなら、ジョセフをそのまま残して負け続けるという選択肢もある。

 

 

引退しているマイク・シャナハン(元ブロンコスのHC)はどう? 

 

シャナハンはブロンコスの歴史において、もっとも優れたヘッドコーチだ。しかし現時点では、シャナハンはサイドラインよりもチームの殿堂入りの方が似合っている。

 

 

ブロンコスのもっとも大きなニーズはどこだろう? QBあるいはCB?

 

NFLではQBがすべてだ。チーフスにはQBがいる。ブロンコスにはいない。ペイトン・マニングが引退して以来、このチームのもっとも大きなニーズはQBだ。

 

 

エルウェイが殿堂入りの選手であることに疑いはないが、チームのGMとしては過大評価されているとは言えないだろうか?

 

エルウェイはフロント・オフィスに激しい競争の炎をもたらした。彼はインパクトのあるフリーエージェントを獲得する手腕に優れている(もちろんQBケイス・キーナムは別として)。2018年のドラフト組も期待できそうだ。スーパーボウルに2回出場し、1回勝利しているGMを過大評価だと言うのが適切だとは思わない。

しかし、エルウェイデンバーのレジェンドであり、これまでずっと彼のやることは何でも正しいと考えられてきた。その考えはブロンコスが1敗するたびに変わりつつある。この現実に適応することは、エルウェイ自身にとっても、ファンを含めたチームに関係する全員にとってもタフなことだ。

 

 

OCビル・マスグレイブはもっと批判されるべきではないだろうか? オフェンスには優れたスキルを持つ選手もいるのに酷いありさまだ。攻撃ラインのパスプロに不安があるのならば、なぜもっとスクリーンパスを使ったり、QBキーナムをポケットの外にロールアウトさせたりしないのだろう。マスグレイブはQBの助けになっていない。

 

マスグレイブはこれまでも(酷くはなかったが)優れた攻撃コーディネーターでもなかった。チームは最初、QBキーナムに多くを期待しすぎていた。その後、キーナムは有能なQBではあるがそれ以上ではないことに不本意ながら気がついた。今やチーム、特にマスグレイブは、オフェンスをどうしたいのか見失っているように見える。

 

 

ペイトン・マニングは優れたヘッドコーチになると思う。エルウェイは前のようにまたマニングをこのチームに連れて来られるだろうか?

 

母校のテネシー大学、NFL、どこであれ、もしマニングがフットボールのヘッドコーチになることがあったら、私はショックを受けるだろう。私が思うに、マニングは映画の主役にはなりたくないはずだ。彼は映画を製作、指揮したいだろう。コーチ業は彼には軽すぎて役不足だ。もしマニングがブロンコスで夢を実現する姿が見たいなら、エルウェイの後任としてチームを指揮するという夢を見るべきだ。私はそれを望んでいるわけではないが、マニングの話をするのであれば、それくらい大きな夢を見た方がいい。

 

 

2勝4敗になったけど、FAにいるQBコリン・キャパニックを獲得すべき?

 

キャパニックはキーナムよりも優れたQBだ。しかし、そう思っているのは私だけだろう。そして、エルウェイはキャパニックに(キーナムに与えたような)契約を与えようとはしなかった。すべてはビジネスだ。しかし、そこには少し政治も混ざっているかもしれない。

 

 

OLBブラッドリー・チャブはパスカバーに下がることが減って、よりOLBの仕事に専念していた。今週から守備のスキームが代わったように見える。もしそうであるなら、なぜ1巡5位で指名した選手のポジション(DEからOLB)を変更させ、パスカバーさせるようなことをしていたのだろうか?

 

ブロンコスは今週の試合でチャブを(DE、OLB、ポジションに関わらず)より純粋なエッジ・ラッシャーとして起用していた。それは良い動きだった。こうなるまで、なぜこんなに長い時間がかかったのかは不思議だ。

ドラフトでチャブを指名した時、私はブロンコスの3-4守備にフィットしない、そしてチャブを新人として大きく活躍させるのはかなりのチャレンジになるだろうと書いた。その意見は馬鹿げていると言われたが、それから半年が経過し、私は見た目ほど馬鹿ではないことが証明された。

 

 

ブロンコスのミドルLBは軽すぎるうえに遅すぎだと思う。ラン守備でILBブランドン・マーシャルとILBトッド・デービスは相手を3ヤードで捕まえ、さらに数ヤード押し込まれてしまう。これではランは止められない。新人のILBジョジー・ジュエルとペアを組める選手がFAにいるだろうか?

 

素晴らしい指摘だ。私も同じことをずっと言い続けてきた。ブロンコスのLBは軽すぎる。おまけにマーシャルはオフに体重を減量してさらに軽くクイックになった。思うに、そろそろ新人のジュエルに50%以上のスナップを与えるべきだろう。シーズンが終わるまでにジュエルが先発になっていなかったら驚きだ。

私はマーシャルを人として尊敬しているし、これまでの貢献も素晴らしかったと思っている。しかし彼にとって、これがブロンコスでの最期のシーズンになるだろうと予想している。そして、チームはラン守備のできるLBを来年のFAかドラフトで補強する必要がある。

 

 

QBキーナムが来年もチームに残る可能性はどれくらいある?

 

来年? もしチームがこのまま負け続けたら、キーナムはサンクスギビングまでに先発の座を失っているかもしれない。

 

 

ラン守備は何が問題なのだろう?

 

ブロンコスラムズ戦で相手のパス攻撃を止めることを重視し、その代償としてラン守備を犠牲にした。その結果、ブロンコスの守備はQBジャレッド・ゴフをスローダウンさせ、ラムズの攻撃を23得点に抑えることに成功した。

しかし、DCジョー・ウッズには選択する必要があった。彼はラムズのRBトッド・ガーリーを自由に走らせることを選んだ。そして、ガーリーは200ヤード以上走っただけでなく、第4Qに長い攻撃ドライブで時間を消費することにも成功した。