ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

質問と答え 15

ブロンコス公式サイトのAndrew Mason氏が、ファンからの質問に答えている記事です。

 

Mason's Mailbag: Looking for offensive balance

 

 

QBケイス・キーナムが来て、ブロンコスの攻撃はラン中心あるいはパス中心どちらになるのだろうか? また、タイトエンドで活躍するのは誰だろう?

 

攻撃はその中間になると考えるのが妥当だろう。キーナムは昨年バイキングスで14試合半に出場しているが、その攻撃スナップのうち47パーセントがランだった。これはリーグで5番目に高い割合になる。

ただし、ランの割合が高かったのは、バイキングスがリードしている展開が多かったことも関係している。キーナムが出場している時、バイキングスは試合の74.3パーセントの時間でリードまたは同点だった。ビハインドだったのは25.7パーセントだけだ。これだけ有利に試合を運べるなら、バランスの取れた攻撃を展開することもできる。

もしブロンコスが(バイキングスと違って)追いかける展開が多ければ、攻撃はもっとパスが増えるだろう。リードする展開が多ければ、ランが増えるはずだ。

しかし、ランが予想される場面だからといって、パスを投げないわけではない。昨年のバイキングスはパスを2.78回投げるたびに1stダウンを更新しており、パス1回の平均で6.77ヤードを稼いでいる。これはリーグで6位と10位の数字だった。

 

タイトエンドは、多くの選手たちが貢献することになるかもしれない。トレーニングキャンプでは、2年目のジェイク・バットがレッドゾーンで活躍を見せているが、他の選手たちもいる。

昨年、各チームのタイトエンドは平均で6.16個のTDレシーブを記録している。バイキングは9個、ブロンコスは5個(2016年はわずか2個)だった。

もしブロンコスのタイトエンドたちが(3人か4人の合計であっても)、7~8個のTDレシーブを記録できれば、満足できる結果と言えるだろう。

 

 

守備で不安があるのはどこだろう? フロント7は強力だけど、LBも含めたパスカバーはちょっと心配だ。

 

ランニングバックとタイトエンドに対するパスカバーは、ILBブランドン・マーシャルが減量したことで向上すると思う。彼は減量でよりフレッシュかつクイックになったと語っていた。

LB/Sスア・クラベンスの加入も同じように助けになるはずだが、彼は(1年休んでいるので)実質的に2年目の選手で、まだまだ成長の過程にある。

もっとも大きな懸念は、3番目のコーナーバックが誰になるかだ。ベテランのトレメイン・ブロックは怪我しており、水曜日の練習では3巡指名のアイザック・イアダムが1stチームのニッケル守備に入っていた。チームは彼がどれくらいやれるか試している。

 

 

リーグの新しいルール(ヘルメットによるヒットの禁止)についてどう思う?

 

これはスポーツにおける長期的な進化の一部だと思う。ラグビーのように頭を上げ、前を見て、身体を使ってタックルするのが普通になるだろう。

しばらくは試行錯誤もあるはずだ。特にランニングバックは頭を下げて突っ込むのに慣れている。いくらかの選手たちは、これまでの悪い癖を修正する必要があるだろうし、新ルールに慣れるまではコンタクト後の獲得ヤードは減るかもしれない。

しかし反対側では、守備選手たちも(頭と肩でタックルするのではなく)身体を使ってタックルすることに集中するため、よけいにヤードを許してしまうかもしれない。

フットボールは常に進化してきた。そして、そこには正当な懸念がある。スポーツは概して安全性の問題に適応し続けてきた。前向きに考えれば、この変化はスポーツにおける戦術的な要素を維持しながら、選手を怪我から守り、健康のリスクを減らすこともできる。

 

 

ベテランの控えQBと契約する可能性はあるだろうか?

 

ケイス・キーナムかパクストン・リンチが怪我でもしないかぎり、その可能性は低いだろう。もし控えのリンチとチャド・ケリーの両方がプレシーズンで苦戦するようなことがあれば可能性はある。しかし、リンチが攻撃を指揮できると証明し、水曜の練習で見せたような活躍ができるなら、チームはこのままのメンバーで行くと思う。

 

 

プレシーズン1試合目は、QBパクストン・リンチとQBトレバー・シーミアン(昨年までブロンコスの先発)の対戦になる? 皮肉だね

 

対戦するバイキングスにはQBカイル・スローター(昨年ブロンコスドラフト外で契約した)がいることも忘れないように。番組に届くメッセージを見ているかぎり、彼のことを覚えているファンも何人かいるようだ。