ブロンコスのドラフト評価を確認にしておきたいと思います。
こちらは後編になります。前編はコチラ
巡 | 位 | POS | PLAYER | HT | WT | COLLEGE |
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1 | 5 | DE | Bradley Chubb | 6-4 | 269 | NC State |
2 | 8 | WR | Courtland Sutton | 6-3 | 218 | SMU |
3 | 7 | RB | Royce Freeman | 6-0 | 229 | Oregon |
3 | 35 | CB | Isaac Yiadom | 6-1 | 190 | Boston College |
4 | 6 | LB | Josey Jewell | 6-1 | 234 | Iowa |
4 | 13 | WR | DaeSean Hamilton | 6-1 | 203 | Penn State |
5 | 19 | TE | Troy Fumagalli | 6-5 | 247 | Wisconsin |
6 | 9 | OG | Sam Jones | 6-5 | 305 | Arizona State |
6 | 43 | ILB | Keishawn Bierria | 6-0 | 230 | Washington |
7 | 8 | RB | David Williams | 6-0 | 224 | Arkansas |
A Ian Wharton(Bleacher Report)
ブロンコスはリーグでベストのドラフトをしたかもしれない。ほとんどの人は5位でDEブラッドリー・チャブが残っているとは予想していなかった。ここでQBを指名することもできたが、控えQBを指名しても今年の戦力にはならなかっただろう。
2日目の指名には素晴らしいバリューがあった。2巡でデマリアス・トーマスのクローンであるWRコートランド・サットンを指名し、3巡でアスレチックかつ生産性の高いRBロイス・フリーマンと、DBの層を厚くするCBアイザック・イアダムを獲っている。指名の上から5人までは今年の先発になれる可能性がある。
GMエルウェイは、伸びしろのあるLBジョジー・ジュエル、WRデイショーン・ハミルトン、貢献が期待されるTEトロイ・フマガリを指名して層を厚くした。ハミルトンは贅沢なバリュー指名だったが、それ以外はニーズを埋める指名になった。不明なままのポジションは、ライトガードだけになっている。
A Vinnie Iyer(Sporting News)
GMエルウェイはトレードダウンもQB指名も拒否し、それは良い結果になった。1巡のDEチャブはスティールで、なおかつWRサットン、RBフリーマン、TEフマガリといったオフェンスの武器も手に入れている。WRのサットンとハミルトンは現在の戦力であるだけでなく、将来の先発候補でもある。CBイアダムはアキブ・タリブの代わりとして育成されるかもしれない。ブロンコスは3-4守備のタックルする原石LBジュエルを発掘した。ニーズは埋められ、リーチな指名もない。
A- Andy Benoit(SI.com)
1巡のDEチャブは、引退したデマーカス・ウェアの穴を埋める存在になる。ブロンコスの守備には、チャブ、ボン・ミラー、シェーン・レイ、シャック・バレットという4人のダイナミックで順応性のあるパスラッシャーが揃った。
ブロンコスは3番目のレシーバーが必要だった。2巡のWRサットン、4巡のWRハミルトン、5巡のTEフマガリのうち誰かがその役割を担うだろう。3巡のRBフリーマンは激しいランナーで、RBの層を厚くしてくれる。
ひとつ奇妙な指名があるとすれば3巡のCBイアダムだ。ブロンコスは昨年も3巡でCBブレンダン・ラングレーを指名している。
B Evan Silva(Rotoworld)
ブロンコスは指名権とのトレードでLB/Sスア・クレベンスとRTジャレッド・ベルディアを獲得している。これらも評価に加えるべきだろう。
1巡のDEチャブはブライアン・オラクポを思い出させる選手で、ボン・ミラーと恐怖のコンビを形成する。2巡のWRサットンが入ることによって、穴の開いているスロットにエマニュエル・サンダースを入れることができる。3巡のRBフリーマンはワークホースで、デボンテ・ブッカーと先発を争う。3巡のCBイアダムはコーナーバックよりもガンナーで優れている。4巡のLBジュエルも最初はスペシャルチームに集中するだろうが、先発ILBの末端に入るチャンスがある。4巡のWRハミルトンはテクニシャンで多様なルートを走っている。TEフマガリ、OGジョーンズ、ILBビエリア、RBウィリアムズは控えになるだろう。
気になることがあるとしたらQBを指名しなかったことだ。5位でQBジョシュ・ローゼンとQBジョシュ・アレンをパスして、先発QBケイス・キーナムにすべてを賭けることになった。
目標:QBケイス・キーナムでスーパーボウルに勝つためには、攻撃ラインを補強し、新しいRBを見つけ、いくつか守備のニーズ(ILB、EDGE、CB、S)を埋めなければならない。新しいQBを見つけることも、ひとつのゴールになるかもしれない。
成果:ブロンコスはいくつか傑出した指名を決めている。1巡のDEチャブはA+の評価だ。彼は今年のドラフトでトップの守備選手だった。彼はボン・ミラーと素晴らしいコンビを形成する。2巡のWRサットンは即座にニーズを埋める指名ではないが、2019年からは先発することになるはずだ。
4巡でLBジュエルを獲ったのは確かな指名だった。彼は2巡あたりで消えてもおかしくない選手で、近い将来に先発として浮上してくるはずだ。同じことは4巡のWRハミルトンにも言うことができる。
チームは素晴らしい選手を獲得したものの、攻撃ラインの問題は解決されないままだった。ドラフトではひとりだけ、6巡でOGジョーンズを指名している。このままではケイス・キーナムを守ることはできない。
指名した選手は全員がB以上の評価を与えられているが、攻撃ラインを強化できなかったので、ドラフト全体としてはB評価になる。
1位 Steven Ruiz(For The Win)
ブロンコスはQBを獲りに行かず、正しい判断をした。GMエルウェイは動かずに待ち、ほとんどでバリューのある指名を決めている。1巡のDEチャブは今年のドラフトでベストの選手かもしれない。2巡のWRサットンには1巡クラスの能力があり、将来のニーズも埋めてくれる。3巡のRBフリーマンは早くから活躍するだろう。TEフマガリ、LBジュエル、WRハミルトンは将来の先発になれる可能性がある。ブロンコスは若いタレントでしっかりとニーズを埋めた。
評価まとめ
A, A, A, A, A/A-, A-, A-, B+, B+, B, B