ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

ブロンコスのドラフト評価 2018(後)

ブロンコスのドラフト評価を確認にしておきたいと思います。

こちらは後編になります。前編はコチラ

 

POS PLAYER HT WT COLLEGE
1 5 DE Bradley Chubb 6-4 269 NC State
2 8 WR Courtland Sutton 6-3 218 SMU
3 7 RB Royce Freeman 6-0 229 Oregon
3 35 CB Isaac Yiadom 6-1 190 Boston College
4 6 LB Josey Jewell 6-1 234 Iowa
4 13 WR DaeSean Hamilton 6-1 203 Penn State
5 19 TE Troy Fumagalli 6-5 247 Wisconsin
6 9 OG Sam Jones 6-5 305 Arizona State
6 43 ILB Keishawn Bierria 6-0 230 Washington
7 8 RB David Williams 6-0 224 Arkansas

  

 

A Ian Wharton(Bleacher Report

ブロンコスはリーグでベストのドラフトをしたかもしれない。ほとんどの人は5位でDEブラッドリー・チャブが残っているとは予想していなかった。ここでQBを指名することもできたが、控えQBを指名しても今年の戦力にはならなかっただろう。

2日目の指名には素晴らしいバリューがあった。2巡でデマリアス・トーマスのクローンであるWRコートランド・サットンを指名し、3巡でアスレチックかつ生産性の高いRBロイス・フリーマンと、DBの層を厚くするCBアイザック・イアダムを獲っている。指名の上から5人までは今年の先発になれる可能性がある。

GMエルウェイは、伸びしろのあるLBジョジー・ジュエル、WRデイショーン・ハミルトン、貢献が期待されるTEトロイ・フマガリを指名して層を厚くした。ハミルトンは贅沢なバリュー指名だったが、それ以外はニーズを埋める指名になった。不明なままのポジションは、ライトガードだけになっている。

 

 Vinnie Iyer(Sporting News

GMエルウェイはトレードダウンもQB指名も拒否し、それは良い結果になった。1巡のDEチャブはスティールで、なおかつWRサットン、RBフリーマン、TEフマガリといったオフェンスの武器も手に入れている。WRのサットンとハミルトンは現在の戦力であるだけでなく、将来の先発候補でもある。CBイアダムはアキブ・タリブの代わりとして育成されるかもしれない。ブロンコスは3-4守備のタックルする原石LBジュエルを発掘した。ニーズは埋められ、リーチな指名もない。

 

A- Andy Benoit(SI.com

1巡のDEチャブは、引退したデマーカス・ウェアの穴を埋める存在になる。ブロンコスの守備には、チャブ、ボン・ミラー、シェーン・レイ、シャック・バレットという4人のダイナミックで順応性のあるパスラッシャーが揃った。

ブロンコスは3番目のレシーバーが必要だった。2巡のWRサットン、4巡のWRハミルトン、5巡のTEフマガリのうち誰かがその役割を担うだろう。3巡のRBフリーマンは激しいランナーで、RBの層を厚くしてくれる。

ひとつ奇妙な指名があるとすれば3巡のCBイアダムだ。ブロンコスは昨年も3巡でCBブレンダン・ラングレーを指名している。

 

B Evan Silva(Rotoworld

ブロンコスは指名権とのトレードでLB/Sスア・クレベンスとRTジャレッド・ベルディアを獲得している。これらも評価に加えるべきだろう。

1巡のDEチャブはブライアン・オラクポを思い出させる選手で、ボン・ミラーと恐怖のコンビを形成する。2巡のWRサットンが入ることによって、穴の開いているスロットにエマニュエル・サンダースを入れることができる。3巡のRBフリーマンはワークホースで、デボンテ・ブッカーと先発を争う。3巡のCBイアダムはコーナーバックよりもガンナーで優れている。4巡のLBジュエルも最初はスペシャルチームに集中するだろうが、先発ILBの末端に入るチャンスがある。4巡のWRハミルトンはテクニシャンで多様なルートを走っている。TEフマガリ、OGジョーンズ、ILBビエリア、RBウィリアムズは控えになるだろう。

気になることがあるとしたらQBを指名しなかったことだ。5位でQBジョシュ・ローゼンとQBジョシュ・アレンをパスして、先発QBケイス・キーナムにすべてを賭けることになった。

 

B Walter Football

目標:QBケイス・キーナムでスーパーボウルに勝つためには、攻撃ラインを補強し、新しいRBを見つけ、いくつか守備のニーズ(ILB、EDGE、CB、S)を埋めなければならない。新しいQBを見つけることも、ひとつのゴールになるかもしれない。

成果:ブロンコスはいくつか傑出した指名を決めている。1巡のDEチャブはA+の評価だ。彼は今年のドラフトでトップの守備選手だった。彼はボン・ミラーと素晴らしいコンビを形成する。2巡のWRサットンは即座にニーズを埋める指名ではないが、2019年からは先発することになるはずだ。

4巡でLBジュエルを獲ったのは確かな指名だった。彼は2巡あたりで消えてもおかしくない選手で、近い将来に先発として浮上してくるはずだ。同じことは4巡のWRハミルトンにも言うことができる。

チームは素晴らしい選手を獲得したものの、攻撃ラインの問題は解決されないままだった。ドラフトではひとりだけ、6巡でOGジョーンズを指名している。このままではケイス・キーナムを守ることはできない。

指名した選手は全員がB以上の評価を与えられているが、攻撃ラインを強化できなかったので、ドラフト全体としてはB評価になる。

 

1位 Steven Ruiz(For The Win

ブロンコスはQBを獲りに行かず、正しい判断をした。GMエルウェイは動かずに待ち、ほとんどでバリューのある指名を決めている。1巡のDEチャブは今年のドラフトでベストの選手かもしれない。2巡のWRサットンには1巡クラスの能力があり、将来のニーズも埋めてくれる。3巡のRBフリーマンは早くから活躍するだろう。TEフマガリ、LBジュエル、WRハミルトンは将来の先発になれる可能性がある。ブロンコスは若いタレントでしっかりとニーズを埋めた。

 

 

評価まとめ

A, A, A, A, A/A-, A-, A-, B+, B+, B, B