プレシーズン2週目、アウェイの49ers戦です。
結果は、33対14で勝利。
前半は49ersが4個のターンオーバーで自滅。ブロンコスは有利な位置から攻撃を開始して、FG3本を含む、計20得点を決めた。
後半の49ersは、新人QB C.J.ベサードのTDパスで反撃。しかし、ブロンコスは5個目のターンオーバーを奪い追加点を決める。最後は49ersにキックオフ・リターンTDを決められたものの、オンサイドキックは阻止し、時間を使って試合終了。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
---|---|---|---|---|---|
DEN | 7 | 13 | 3 | 10 | 33 |
S.F | 0 | 0 | 7 | 7 | 14 |
ハイライト動画
前半 | 後半 | ||
---|---|---|---|
DEN | Punt 続 | S.F | TD(パス) |
DEN | TD(ラン) | DEN | FG |
S.F | Punt | S.F | Punt |
DEN | Punt | DEN | Punt |
S.F | ファンブル喪失 | S.F | Punt |
DEN | FG | DEN | Punt |
S.F | INT | S.F | Punt |
DEN | FG | DEN | FG |
S.F | ファンブル喪失 | S.F | ファンブル喪失 |
DEN | TD(パス) | DEN | TD(ラン) |
S.F | 時間切れ | S.F | TD(リターン) |
S.F | オンサイド失敗 | ||
DEN | ニーダウン |
第1Q
- RB C.J.アンダーソンの1ヤードTDラン
第2Q
- QBシーミアンからWRジョーダン・テイラーへの19ヤードTDパス
第4Q
- RB ジュワン・トンプソンのTDラン
主な欠場選手
- 控 QB チャド・ケリー(手首)
- 控 RB デボンテ・ブッカー(手首)
- 控 RB ジャマール・チャールズ(膝)
- 控 RB バーナード・ピアース(ハム)
- 先 WR エマニュエル・サンダース(肩) → WR ベニー・ファウラー
- 控 WR コーディー・ラティマー(膝)
- 控 WR カルロス・ヘンダーソン(親指)
- 先 C マット・パラディス(ヒップ) → C コナー・マクガバン
- 先 DE デレク・ウルフ(足首) → DE ザック・カー
- 先 DE ジャレッド・クリック(背中) → DE アダム・ゴトシス
- 先 OLB ボン・ミラー → OLB カシム・エデバリ
- 先 OLB シェーン・レイ(手首) → OLB ボンタリアス・ドラ
- 控 OLB シャック・バレット(ヒップ)
- 控 OLB デマーカス・ウォーカー(ヒップ)
- 先 ILB ブランドン・マーシャル(肋骨)→ ILB ゼイアー・アンダーソン
- 先 ILB トッド・デイビス(肩) → ILB コーリー・ネルソン
- 先 SS T.J. ウォード(ハム) → S ジャスティン・シモンズ
この試合もボン・ミラーはお休み。
守備は先発7人が欠場し、フロント7はほぼ全滅となっていましたが、ラン守備は頑張っていたように見えました(パスラッシュは全然でしたけど)
QB パクストン・リンチ
9 / 13 回(69.2%)、39ヤード、0TD、0INT、Rate 72.3
先発して、パント、TD、パント、パント、FG、FGという結果。ランでも3回で27ヤードを稼いでいます。
はっきり言って、かなり残念な内容だったと思います… 得点した3つのドライブも、相手のターンオーバーで有利な位置から攻撃できただけで、リンチが活躍したわけではありませんでした。
パス成功率が高いのは(プレイコールのせいもあるとは思いますが)、安全な短いパスを投げているからで、ランでヤードを稼いでるのは、最初のターゲットが空いていないとスクランブルで走っていたからですね。
タッチもリズムもない。フィールドも見えてない。褒められるのは、ターンオーバーを犯していないことくらいで、まだまだ準備ができていないように感じました。
この試合は「リンチにとって先発の座をつかむ最後のチャンスになるかもしれない」とも言われていましたけど、これで先発争いはシーミアンで決着したのではないかと思います。
QB トレバー・シーミアン
8 / 11 回(72.7%)、93ヤード、1TD、0INT、Rate 128.1
2番目として前半の終わりから出場。TD、FG、パントという結果でした。控え守備が相手ではありましたが、シーミアンが入ると攻撃にリズムが出ていましたし、リンチとの差は明らかだったように思います。
解説のグリーシーも言ってましたけど、控えOLのパスプロで怪我でもされたら困るので、早く下げればいいのにーとやきもきしていたのですが、(おそらく予定よりも早く?)出番を終えて下がりました。
QB カイル・スローター
7 / 7 回(100%)、50ヤード、0TD、0INT、Rate 96.4
第3Qの終わりから登場して、パント、FG、TD、ニーダウンという結果でした。
FCS(旧I-AA)のノーザン・コロラド大学で1シーズンしか先発していないドラフト外新人ですが、ここまで結果を出していて、着実に評価を上げていますね。この試合も良かったと思います。密かに期待大です。
攻撃ラインの先発
- LT ギャレット・ボールズ(ドラ1新人)
- LG マックス・ガルシア(3年目)
- C コナー・マクガバン(2年目の控え)
- RG ロン・リアリー(カウボーイズから加入)
- RT メネリク・ワットソン(レイダースから加入)
先発センターのマット・パラディスは欠場。次の試合から出るようですね。
この試合も先週と同じ5人が先発。先発組は前半まるまる出場していた(LGにはアレン・バーブリーも交互に入っていた)ようです。
新人LTのボールズは、ホールディングの反則を3回、フォルス・スタートを1回やらかしていました。予想されていたことではありますが、やはりミスが多く、今後もミスが出るんだろうと思います。
第1Q、ゴール前残り1ヤードからランを2回止められ、3回目になんとかTDランを決めました。昨シーズンも残り1ヤードをランで更新できずに苦しんだので、ここはちょっと気になりました。
Preseason ¯\_(ツ)_/¯ #DENvsSF pic.twitter.com/i2NXYncFBD
— San Francisco 49ers (@49ers) 2017年8月20日
珍事 1プレイで5個の反則
第3QBの終わり、49ersがパントを蹴った際に、両チーム合わせて5個の反則が発生する珍事がありました。審判も1つ1つ確認しながら反則をコールしていましたが、えらい長いので途中で笑っていましたねw
ブロンコス側はパントリターンで、ホールディング2個、イリーガル・ブロック、アンエセサリーラフネスの反則をとられ、49ers側もホールディングの反則。結果はオフセットで帳消し、パントの蹴り直しになっています。
しかし、その蹴り直しパントでも、ブロンコス側にホールディングの反則があり、10ヤード罰退しています。
先週のベアーズ戦でも気になりましたけど、STのカバーは良くないですね。この試合でも、第4Qに104ヤードのキックオフ・リターンTDを決められてしまいました。
ターンオーバー5個
1個目は、49ersの選手がパントリターンでボールに触れてしまい、そのボールをDBのウィル・パークスがリカバーしました。
2個目は、49ersのQBホイヤーがパスを投げる時にファンブルし、そのボールをDEのシェルビー・ハリスがリカバーしました。
3個目は、49ersのQBホイヤーが投げたパスを、WRグッドウィンが確保できず、CBクリス・ルイス・ハリス(先発のクリス・ハリスとは別人)がボールを奪い取ってインターセプトを決めました。
4個目は、49ersのRBハイタワーがランでファンブル。ドラフト外新人DBのダイモンテ・トーマスがリカバーしました。
5個目は、49ersのQBバークリーがハンドオフでファンブル。DEのシェルビー・ハリスがこの試合2個目のリカバーを決めました。
DE シェルビー・ハリス
身長6-2、体重320、26歳、イリノイ州立大学出身。2014年レイダースの7巡指名。PS(練習生)とロスター登録を行き来しながら、2年間で8試合に出場して14タックル、1サックを記録しています。
2016年5月に解雇されると、ジェッツと契約したものの、ロスターには残れず。昨年の12月にカウボーイズとPS契約して1月に解雇。その後にブロンコスとフューチャー契約していました。
先週のベアーズ戦でも、PFFの評価でブロンコスのトップになっていたのですが、この時は「プレシーズンのPFF評価にどれくらいの信憑性があるんだろう?」と思っていたくらいでした。
しかし、この試合でもファンブル・リカバー2個、パス叩き1回という活躍で、2試合連続のトップ評価(記事)。たしかに目立っていたと思います。
まったくのノーマークだったんですけど、層の薄くなっている守備ラインで生き残るかもしれないですね。
K ブランドン・マクマナス
この試合は45、 51、42、 40ヤードのFGをすべて成功。ほとんど真ん中に決めていたと思います。
ちょうどハードノックスで、バッカニアーズのキッカー、 アグアヨがFGやPATを外して解雇されるシーンを見ていたので、信頼できるキッカーがいるありがたさを感じました(アグアヨはイップスなんですかねえ…)
気になったこと
- 新人RBヘンダーソンがランとレシーブでかなり目立っていた
- 反則でRBヘンダーソンのTDレシーブが取り消された
- ベテランRB リドリーも頑張っていた(14回 40ヤード)
- TE A.J.ダービーがランでFBの位置に入っていたような
- TE ジェフ・ハイアマンが2キャッチで16ヤード
- 新人WRアイザイア・マッケンジーのパントリターンは不発
- 第4QにWRハンター・シャープもパントリターンしていた
- 2試合連続でサックなし(先発は出てないですけども)
- 49ersのRBカプリ・ビブス(元DEN)が出ていた
- ブロンコスの選手がホールディングの反則をした後、スタジアムでビートルズの「I Want To Hold Your Hand」が流れていた
- 出番の終わったシーミアンとリンチが笑顔で談笑していた
- ドラフト外新人DBジャマール・カーターが膝(打撲)を怪我
HCバンス・ジョセフの試合後会見てきとう訳
「リンチは足でプレイを決めていた。シーミアンはソリッドだった。優れた判断とボールプレイスメント、シーミアンには満足している」
「先発QBは、いつ決めるかではなく、正しく決めることが大事。今週かもしれないし、来週になるかもしれない。まずは試合のテープを見てからだ」
「次のパッカーズ戦は先発組が多く出る。その前に先発QBを決められれば、たしかに理想的だ」
「2試合連続で反則が多すぎる。改善が必要だ」
「49ersのゾーン攻撃システムは我々が経験してこなかったものでタフだったが、控えのDEアダム・ゴトシスと、DEザック・カー、ラン守備はよくやっていた」
「DEシェルビー・ハリスはベテラン選手で、練習でもコンスタントだった。なので、活躍していることには驚いてはいない」
あと、新人RBヘンダーソン、WRジョーダン・テイラーなども褒めていました。
次はホームでパッカーズと対戦。
守備が怪我人だらけなので、ボコられそうな気もしますけども、開幕に向けて良い試合をしてほしいですね!
カジノでジャックポットを4回当ててコインがざくざくですw