ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第7週 テキサンズ戦

第7週マンデーナイト、ホームのテキサンズ戦です。

移籍したQBオスワイラーとの初対戦になりました。

 

 

  Q1Q2Q3Q4OT 
HOU (4-2) 6 0 3 0   9
DEN (4-2) 0 14 7 6   27

 

 

前半 14 - 6

  • DEN  パント、パント、パント / TD、TD、終
  • HOU* パント、パント、FG、FG / パント、パント

両チーム連続パントの後、HOU攻撃がFGで先制。ランで前進してFGを追加。

DEN攻撃は75ヤード進み、最後はRBアンダーソンが7ヤードのTDランを決めて逆転。次の攻撃ドライブでも68ヤード進み、最後は3rd&ゴールでWRトーマスに4ヤードのTDパスを決めて追加点。前半終了。

DEN守備はランで12回77ヤード走られたものの、パスは9/17回の46ヤード、1stダウンは4回に抑えた。攻撃はランで13回96ヤード稼いだ。OLの反則3回が痛かった。

 

 

後半 27 - 9

  • DEN* パント、パント、TD / FG、パント、FG、終
  • HOU  FG、ファンブル / ファンブル、パント、ギャンブル失敗×2回

DEN守備の反則で侵入され、29ヤードFGを決められる。5点差。さらにQBスクランブルで侵入されるも、DEN守備はRBブルーのファンブルを誘発してボールを奪う。そこからDEN攻撃はWRサンダースへの31ヤードパスでゴール前に迫り、新人RBブッカーがプロ初TDランを決める。12点差。

QBオスワイラーのすっぽ抜けパスがファンブルと判定されターンオーバー。DENは相手ゴール前25ヤード地点から攻撃権を得る。FGを追加。残り5分、DEウルフがパスを叩いて、HOU攻撃のギャンブルは失敗。ランで時間を使ってFGを追加。終了。

 

攻撃はQBシーミアンがミスせず、ランが出て27得点。守備はTDを許さず、ターンオーバーを奪い、ギャンブルを阻止して9失点。

ラン守備でやられることがあったのと、前半のOL反則は気になりましたが、ブロンコスとしては、ほぼ理想的な試合ができたのかなーと思います。

 

 

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欠場選手

  • 控 QB Austin Davis
  • 控 WR Cody Latimer(脳震盪)
  • 控 OG Connor McGovern
  • 控 OL Billy Turner
  • 先 OLB DeMarcus Ware(腕)
  • 控 CB Lorenzo Doss
  • 控 FS Shiloh Keo

脳震盪のOTオクーンは先発。先週欠場していた控えのOTサムブライロ、2年目のTEハイアマン、新人のFSシモンズも出場。

OLBウェアはまだ欠場。クエスチョナブルのWRラティマーも欠場。ベテランのFSケオ、契約したばかりのOLターナーも登録されず。

 

 

 

QBトレバー・シーミアン

14/25回、56%、157ヤード、1TD、0INT、Rate 88.3

先発6試合目。数字はたいしたことないですが、パス守備2位のテキサンズ相手に最低限の仕事はしてくれたと思います。この試合は被サックもターンオーバーもなし。先週は50回も投げてましたけど、ランが出ると、無理しなくて済みますね。

先発1年目QBとしては、ここまでパス成功率63.6%、INT率1.70%、レイティング91.8はなかなか良い方かなと思います。パス1回平均6.8ヤード、TD率4.55%は、少し物足りないでしょうか。もうちょっとビックプレイを決めてほしい気もしますね。

 

 

ラン攻撃

  • C.J.アンダーソン 16回 107ヤード 1TD
  • デボンテ・ブッカー 17回 83ヤード 1TD

ラン攻撃は計190ヤードを記録。アンダーソンは1回平均6.68ヤードの活躍でした。これだけランが出たのは久しぶりですね。これでアンダーソンが85ヤード以上走った試合は10勝0敗になるそうです。

新人のブッカーは試合ごとに出場スナップ率が増えているという話ですが、この試合もキャリー数、獲得ヤードともにキャリアハイ。プロ初TDも記録しました。

 

 

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3rdダウン問題

2連敗の時から、攻撃不振の理由として「3rdダウンで長いヤードが残る」問題が指摘されておりました。

先週のチャージャース戦では、ランが出ない、サックされる、攻撃ラインの反則で下がる、といった要因で、3rdダウンに長い距離が残り、QBシーミアンの短いパスで更新できずにパント、というパターンが何度も見られました。

今週の試合でも、第1Qに3回連続でパントを蹴りましたが、3rdダウンで10ヤード、10ヤード、18ヤードが残っていて更新できませんでした。このうち2回はLTラッセル・オクーンの反則で下がったのが原因でした。

第2Qからはランが出て、攻撃ラインの反則も減ったので、攻撃が進むようになりましたね。

 

 

第3Qのターンオーバー 

ブロンコスの攻撃は今シーズンまだ第3QにTDを決めておらず、この試合も後半から3&アウトを連続し、テキサンズに5点差まで迫られていました。

そんな場面で飛び出したRBアルフレッド・ブルーのファンブルロスト。TJウォードとダリアン・スチュワートが両サイドからタックルし、こぼれたボールをILBトッド・デイビスが確保しました。

ブロンコスの攻撃はこのターンオーバーから第3Q最後にTDを決めて、リードを12点差に拡大。試合の流れを変える大きなポイントになりましたね。

 

 

 

QBブロック・オスワイラー

22/41回、53.6%、131ヤード、0TD、0INT、Rate 60.1

40回以上パスを投げたQBの獲得ヤードとしては、131ヤードは史上2番目に少ない記録になるそうですね。ちなみにワースト記録は2003年ジャイアンツのQBジェシー・パーマー(43回で110ヤード)だそうです。

この敗戦でけっこう叩かれていますけど、アウェイのブロンコス戦はかなりやりにくかっただろうと思います。テキサンズはこの先レイダース、チャージャースとの対戦も残っていますし、ここから奮起してほしいところです。

 

 

審判のファンブル判定

第4Q頭、QBオスワイラーがパスを投げようとしてボールがすっぽ抜け、CBクリス・ハリスの前に落ちました。CBハリスはボールを拾ってプレイ終了。しかし、審判の笛は鳴っておらず、反則の黄旗も出ていました。

審判は「ファンブルブロンコスのボール。反則はなし」とアナウンス。その後に自動レビューが行われました。映像では、QBオスワイラーの腕は前に動いていて、ボールも前に飛んでいたので、判定が覆ってパス失敗になるかと思いましたが、ファンブルはそのまま、ブロンコスが攻撃権を獲得する結果になりました。

リーグのルール解説者は「パス失敗はボールを完全にコントロールした状態の手が前に動く必要があり、このプレイでは手が動き始めたと同時にボールがこぼれている。判定を変えるだけの十分な根拠がない」と説明していました。

あと、このファンブルで、QBオスワイラーにサックが記録されていますね。

 

 

 

気になったこと1

  • WRノーウッドの足
  • WRデマリアス・トーマスの落球
  • TEフィリップスがパスプロで青天くらっていた
  • CBタリブが飛び出してFGブロック&反則で取り消し(3回目?)
  • カバーチームでCBウェブスター、LBネルソンが目立っていた
  • LBワットソンが相手パンターに接触しかしボールに触れていた
  • この試合も第1Qに得点なしのスロースタート問題が継続
  • ラン守備は計140ヤードやられた
  • LBシェーン・レイのラン守備はやや気になる
  • LBボン・ミラーの連続サック記録が7試合で終了
  • HOUのWRホプキンスを5回36ヤードに抑えた

 

ボン・ミラー「連続サック記録? そんなの知らなかったよー。今日はサックを決められなかったけど、サックよりも勝利。試合に勝てばそれで良いんだ」

 

 

気になったこと2

  • オッズはブロンコスが9ポイント(最初は6.5ポイント)有利だった
  • HOUのQBオスワイラー登場でブーイング
  • ブロンコス攻撃も第1Qの連続パントでブーイング
  • Kイーラム、Sジョン・リンチ、LBサイモン・フレッチャーのチーム殿堂入り
  • HOUのRTニュートンが膝の怪我で退場、代役はクリス・クラーク
  • HOUのRBラマー・ミラーもロッカーに下がっていた(復帰)
  • 元HOUのRBアリアン・フォスター(現MIA)が引退を表明
  • 試合後にWRホプキンスとLBボン・ミラーがジャージ交換
  • ゲームボールは復帰したHCクービアックに
  • 今シーズンのAFC西地区は大変そうですねえ・・・ 

 

 

 

 

とりあえず連敗は脱出!

 

 

ということで、次はホームのチャージャース戦です。

 

第6週の木曜ゲームではHCクービアックが欠場し、13対21で敗れてしまいましたが、今回はホーム開催。勢いのある強敵とはいえ、もう負けられません。

そろそろデマーカス・ウェアも戻ってきそうなので期待しましょう!