ブロ研 [ブロンコス研究所]

NFL DENVER BRONCOS について独自研究を行うブログ

第5週 ファルコンズ戦

第5週、ホームのファルコンズ戦。新人QBリンチが初先発しました。

 

 

  Q1Q2Q3Q4OT 
ATL (3-1) 10 3 7 3   23
DEN (4-0) 0 3 0 13   16

 

 

前半 3 - 13

  • DEN パント、パント / FG、パント、パント(終)
  • ATL* TD、FG、パント / パント、FG

ATLがゴール前1ヤードでギャンブルして先制TDランを決める。ふたたび侵入されるもFGに抑える。

DENはQBリンチのパスが決まらずFGに終わる。ATLが2度目のギャンブル成功。残り2分でFGを追加。

守備は立ち上がりに失点したものの、その後は粘った。ATLに80ヤード走られた。攻撃はわずか24プレイ計76ヤードに終わった。 

 

 

後半 16 - 23

  • DEN* パント、INT、パント / FG、TD、FG
  • ATL  パント、TD、ファンブル / FG、ギャンブル失敗、終

パントリターンでミスし、自陣1ヤード地点から攻撃開始。直後のロングパスをINTされる。そのドライブでTDパスを決められ17点差。守備は第3Q最後にTJウォードが相手陣内でボールを奪う。

攻撃はチャンスを活かせずFGに終わる。残り8分半、FGを決められる。攻撃は残り3分でQBリンチがTDパスを決めるも10点差。オンサイドキックは失敗。残り19秒で55ヤードFG成功。2度目のオンサイドキックを狙うが失敗で試合終了。

最後に13得点したので、スコアは7点差になっていますが、内容的には点差以上に圧倒された印象でした。 

 

 

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欠場選手

  • 先 QB Trevor Siemian(左肩)
  • 先 TE Virgil Green(ふくらはぎ)
  • 控 OG Connor McGovern
  • 先 RT Donald Stephenson(ふくらはぎ)
  • 先 OLB DeMarcus Ware(腕)
  • 控 CB Kayvon Webster(ハム)
  • 控 FS Justin Simmons

先発QBシーミアンが欠場。控えQBはオースティン・デイビス。CBウェブスター、FSシモンズが欠場し、CBドス、FSケオが出場。

 

 

敗因を考える

  • ブロンコスの貧攻(第4Qまで3得点)
  • 初先発の新人QBリンチが苦戦
  • 攻守ともにラインが負けていた
  • 攻撃はランが出なかった
  • 3rdダウン1を更新できなかった
  • パスプロが良くなかった(被サック6個)
  • ライトタックルが最悪だった
  • 攻撃がサックと反則で下がった
  • 攻撃がすぐに終わって、守備が休めなかった
  • 守備はATLの速いテンポの攻撃で消耗してしまった
  • ATLのRBコンビにランとパスでやられた
  • 守備はミスタックルが多かった(後半は改善)
  • スペシャルチームのリターンも良くなかった

 

この試合は「ファルコンズ攻撃とブロンコス守備の対決」が注目されていたと思いますが、ファルコンズのゲームプランは見事で計372ヤードを獲得。

ブロンコスの守備も23失点と頑張りましたけど、「ブロンコスの攻撃」が苦戦して得点できず、結果的にそれが敗因になったのかなと思います。

 

 

ブロンコス守備

先週300ヤードの大爆発だったWRフリオは抑えたものの、スピードのあるRB2人にミスマッチを突かれ、ランで計119ヤード、レシーブで計167ヤードやられてしまいました。

QBマット・ライアン

15/28回(53.6%)、267ヤード、1TD、0INT、Rate 98.4

WRフリオ・ジョーンズ

2回 29ヤード(前半はレシーブなし)

RBデボンテ・フリーマン

ランで23回 88ヤード 1TD、レシーブで3回 35ヤード

RBテビン・コールマン

ランで6回 31ヤード、レシーブで4回 132ヤード 1TD

 

 

QBパクストン・リンチ 

  • 前半:3/8回(37.5%)、45ヤード、0TD、0INT、Rate 56.7 被サック2
  • 後半:20/27回(74.1%)、178ヤード、1TD、1INT、Rate 88.2 被サック4
  • 合計:23/35回(65.7%)、223ヤード、1TD、1INT、Rate 81.0

シーミアンが怪我で欠場。今年の1巡新人リンチが初先発しました。投げるまでが遅くて、リズムが悪く、ポケットでモタモタして、6回サックされ、2回ファンブルスクランブルの判断もいまいちでしたね。

特に前半は(本人によると)初先発の緊張もあったそうで、ボールが浮いてパス失敗が目立ちましたが、投げる時の足がきちんとしておらず、コントロールが乱れている点も指摘されていました。

この試合は良くも悪くも新人といった感じで、(先週は良かっただけに)残念な内容ではありましたけど、パスプロはやられ、ラン攻撃も助けにならず、点差が開いてパスを投げまくる苦しい展開になってしまいました。プレイコールも冴えなかった印象で、ファルコンズの守備も良かったと思います。

次の木曜ゲームには、シーミアンが先発に復帰できそうという話でしたけど、どうなるでしょうか。

 

 

ライトタックル問題

先発には(スティーブンソンの欠場で)、この試合も2年目のタイ・サムブライロが入っていましたがボロボロでした。

途中からサムブライロを下げて、RGのスコフィールドがRTに移動していましたが、こちらもやられまくり。2人で4サック(ビック・ビーズリーに3.5サック)くらい許しています。スコフィールドは反則も多かったですね。

サムブライロは怪我もあってずっと苦戦していた印象で、スコフィールドもRTでは失格の烙印を押されている選手という、層の薄さが露呈してしまいました。次の試合には、ドナルド・スティーブンソンが復帰できそうかなーと思います。

 

 

 

反省点

  • LBゼイアー・アンダーソンのフェイスマスク反則
  • WRラティマーのキックオフ・リターン判断
  • WRノーウッドがパントをリターンせずボールが自陣1ヤードまで転がった
  • 2nd&19でTDパスを決められた(たぶんボン・ミラーが下がっていた)

  

 

気になったこと

  • オッズはホームのブロンコスが6.5ポイント有利だった
  • FBジャノビッチのランでギャンブル更新
  • LBシェーン・レイが地面を這ってサック
  • 元DENのOGベン・ガーランドがATLの守備ラインに入ってサックしていた
  • ファルコンズのパスプロが良かった
  • 両チーム合わせてギャンブル7回で6回成功
  • オンサイドキック成功がオフサイドの反則で取り消しに
  • 高地でのプレイが心配されていたRBコールマン(鎌状赤血球形質)は活躍
  • 昨年から続いていた連勝が9でストップ

 

 

試合後、HCクービアックが病院に運ばれる

地元紙によると、クービアックは試合後の会見を終えた約10分後、待機してあった救急車で病院に運ばれたそうです。チームからは「(試合前から)インフルエンザのような症状が出ていたので、予防のために病院に行った」という情報が出ています。

クービアックは2013年にも試合中に(軽度の脳卒中で)倒れて病院に運ばれているので心配ですが、今後の情報に注目したいと思います。

 

 

 

ということで

次はすぐに木曜ゲーム、アウェイのチャージャース戦です。

 

今シーズン最初の同地区対決。

先発の怪我人も戻ってきそうですし、期待しましょう!

(しかしクービアックの体調は大丈夫なのか・・・)