NFL第6週、アウェイのブラウンズ戦が行われました。
結果は延長戦で、26対23の辛勝となりました。
欠場
- 控 QB Trevor Siemian
- 控 RB Juwan Thompson(ハムストリング)
- 控 OG Shelley Smith
- 先 OT Ty Sambrailo(肩)
- 控 NT Darius Kilgo
- 先 OLB DeMarcus Ware(背中)
- 控 CB Lorenzo Doss
先発LTサムブライロは3試合連続のアウト。先発OLBウェアも怪我で欠場し、OLBマクレイが試合登録された。RBトンプソンも欠場で、PSから昇格したばかりのRBビブスが登録。控えWRラティマーとDEアヌニキが怪我から復帰。新人NTキルゴは外れた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
DEN | (5-0) | 3 | 7 | 3 | 10 | 3 | 26 |
CLE | (2-3) | 0 | 0 | 7 | 16 | 0 | 23 |
前半 10-0
- DEN* INT、FG / パント、パント、FG失
- CLE G失 / INT(被TD)、パント、パント、パント、終
マニングがいきなりINTされる。 しかしCLEはギャンブル失敗。攻撃はそこから8分使ってFGを決める。しかし第2Qの51ヤードFGは失敗。前半最後にCLEがヘイルメアリーパスを投げるも決まらず。相手を0点に抑えて折り返す。
後半 23-23
- DEN パント、パント、FG / FG、INT(被TD-2P失)、TD、パント、パント、パント
- CLE* TD、パント、FMB、パント / TD、パント、FG、INT、終
後半最初のドライブでCLEにTDパスを決められ3点差に追いつかれる。守備はOLBバレットのサックでファンブルを誘発、ボールを奪うがFGに終わる。第4Qの攻撃もFG止まり。そこからCLEに再びTDパスを決められ2点差になる。さらにマニングのINTからリターンTDも決められ、2ポイントは阻止するも16対20と逆転されてしまう。直後、マニングが75ヤードの一発TDパスを決めて再逆転、意地を見せる。しかし、残り1分半にCLEのFGで同点にされ、さらに残り1分で自陣内に進入される。終わったか。しかし、SブルートンがパスをINTして生き延びる。そこからタイムアウトなしで相手陣内に攻め込むが、WRサンダースへのロングパスが失敗と判定され得点できず。延長戦に突入。
延長 26-23
- DEN* INT、FG(終)
- CLE パント
先攻。マニングが3個目のINTを投げる。次に得点した方が勝利。終わったか。しかし、守備が連続サックで相手をFG圏内から追い出す。CLEはパント。最後の攻撃は自陣12ヤードから72ヤードを進んで、34ヤードのFGを決めて勝利。やっと終わった。
こちらの自滅と、相手の自滅、何度も負けを覚悟した試合でしたが、またも守備の奮闘に救われました。延長戦、疲れた・・・
DEN | CLE | |
---|---|---|
トータル | 442 | 298 |
パス | 48 - 290 - 1TD | 39 - 189 - 2TD |
ラン | 33 - 152 - 0TD | 33 - 109 - 0TD |
1st ダウン | 21 | 20 |
3rd ダウン | 4/18 (22%) | 6/15 (40%) |
守備サック | 4 | 0 |
守備INT | 2 | 3 |
ターンオーバー | 3 | 3 |
FG | 4 / 5 | 1 / 1 |
反則 | 8 - 81 | 6 - 30 |
時間 | 36:44 | 33:20 |
QBマニング
26/48回(54.2%)、290ヤード、1TD、3INT、Rate 53.3
マニングが今シーズン苦戦しているのは、攻撃ライン(被サック12個)と、低調なラン攻撃(リーグ31位?)にも原因があると言われていました。
しかし、この試合は被サックなし、ラン攻撃も155ヤードと良い仕事をしました。そのうえブラウンズ守備は先発CBジョー・ヘイデン、FSギブソンなどの欠場もあり、けして前評判は高くありませんでした。にも関わらず、マニングは3個のINTを喫するなど、今シーズンでもっとも乱調という結果になってしまいました。
ブラウンズはLBダンスビー、LBミンゴ、CBデサーなどの活躍もありましたけど、全体的な印象としては、相手守備に苦しめられたというよりは、マニングのパフォーマンスの悪さが目立っていたように感じました。
長いパスが決まらない。3rdダウンでRBに短いパスを投げる(そして更新できない)。コントロールが悪い。パスの判断も冴えない。無理投げが目立つ。ターンオーバーが多い。レッドゾーンでTDを決められない。
INTされた直後の75ヤード一発TDパスは、試合の空気を変えるプレイですごかったですけど、オフェンスに関してはどうしても悲観的になってしまいますね…
QB交代論争
マニングはここまで6試合で、7TD、10INT、レイティング72.5という数字。ここ数試合はQB交代論争もぼちぼち出ていましたね。
そうはいっても、なんだかんだでチームは6連勝中ですし、マニングにはブレット・ファーヴの通算パスヤード記録の更新(残り624ヤード)も残っています。HCクービアックはテキサンズ時代に我慢してQBマット・ショーブを使い続けていたという印象もあります。現実的には、マニングほどのQBをそう簡単に代えることはできないだろうと思われます。
ただ、BYE明けのパッカーズ戦、コルツ戦などで苦戦し、点差が付くような試合展開になれば、途中でオスワイラーが出てきたりするかもしれませんね…
良かった
- RBロニー・ヒルマン(20回 111ヤード)
- CBアキブ・タリブのピック6
- パスラッシュ(計4サック)
- OLBシャクエル・バレット(1.5サック 1FF 1リカバー)
- Kマクマナス(FG4/5回成功、決勝FGを含む12得点)
- WRサンダースの75ヤード一発TD
- オフェンスライン
- Cマット・パラディスのランブロックが褒められていた
- 第4Q、守備が相手の2ポイント狙いを阻止
- 第4Q、2ミニッツで守備が相手攻撃をFGに抑える
- 第4Qのパスラッシュ→SブルートンのINT
- オーバータイムで守備の連続サック→相手パント
この試合はRBロニー・ヒルマンを多用、活躍していましたね。オーバータイムではC.J.アンダーソンもごりごりランを出していました。
怪我で欠場したOLBデマーカス・ウェアの代わりに、地元CSU出身のドラフト外2年目OLBシャクエル・バレットが初先発。この試合で9タックル、1.5サック。第3Qにはひとりでサック、ファンブル誘発、リカバーを決めるなど大活躍でした。今シーズンのサプライズ的な選手になっていますね。
悪かった
- WRデマリアス・トーマスの落球
- 相手TEバーニッジに2TDやられる(T.J.ウォードがカバーしてた?)
- DLマリク・ジャクソンの反則
- DEデレク・ウルフの反則
- WRコーディ・ラティマーのミス(マニングに怒られる)
- 前半最後、相手のヘイルメアリーパスちょっと危なかった
- 3rdダウン更新率(4/18)、レッドゾーン内TD率(0/3)
- KRノーウッドのマフ(自分でリカバーしたけど危なかった)
- パントリターン、カバーチーム
DLマリク・ジャクソンは毎試合のように反則をやらかしてますね。第4QにTDをやられたドライブも、3rdダウン9だったのに、オフサイドの反則でフリープレイから47ヤードのロングパスを決められ、更新されてしまいました。フェイスマスクの反則もありましたし、活躍しているとはいえ、ちょっとアグレッシブすぎです。
第4Q、DEウルフのレイトヒットもまったくの馬鹿な反則で、一気にFG圏内に進入されてしまいました。結果的に、この2つの反則が10失点に繋がってしまいましたね。
気になったこと
- 気温6度くらいで寒かったもよう
- マニングはグローブ着用
- なぜかプレイアクションからロールアウトやってた
- 先発OTは先週と同じLTライアン・ハリス、RTスコフィールド
- ボン・ミラー対OTジョー・トーマス(見事)
- 鳩が邪魔だった
- 結果的にブラウンズが2ポイント狙いをしてなければ1点差で負けてたかも
- RBカプリ・ビブスはランで出番なし
- 新人LBシェーン・レイの怪我は4-6週かかるらしい
- ILBネルソンが怪我で2回下がっていた
- WRサンダースの肩の怪我は大丈夫そう
- 守備は6試合で17テイクアウェイ、26サック、4TDを記録
- 全得点(139点)のうち61%(85点)を守備とキッカーが決めている
動画
第4Q、Sダンテ・ウィットナーにランブロックするQBマニング
今週はBYEなので、ゆっくりしてしまいました…
ということで、次はBYE、その次がホームでのパッカーズ戦となります。
相手もBYE明け、全勝チームどうしの対戦ですね。
怪我人も多くなってきましたし、今週はゆっくりと休んで備えてほしいです。