5人目!(やっと折り返し)
5巡 28位(全体164位)
CB ロレンゾ・ドス
- 名前: Lorenzo Doss
- 身長: 5-10 (1.78m)
- 体重: 182 (83kg)
- 大学: Tulane
- 年齢: 21歳 (1994年4月22日)
- 学年: ジュニア
- 腕の長さ: 29 3/4インチ (75.5cm)
- 手の大きさ: 9インチ (22.8cm)
- 40ヤード: 4.50秒
- 10ヤード: 1.55秒
- 20ヤード: 2.61秒
- 20ヤードSS: 4.26秒
- 3-Cone Drill: 7.20秒
- 垂直跳び: 33.5インチ (85.1cm)
- 立ち幅跳び: 9フィート 7インチ (2.92m)
- ベンチプレス: 9回
大学の成績
- 2012年 先発09試合 44タックル、5 INT
- 2013年 先発13試合 34タックル、7 INT
- 2014年 先発12試合 48タックル、3 INT
評価
概要
高校ではWRをやっていた。シニアの時に15回330ヤード、ジュニアの時に23回352ヤード3TDを記録している。陸上でも100メートル11.2秒を記録している。
2012年は先発9試合(出場12試合)でチーム・トップの5INTを記録。同大学のフレッシュマン記録を更新した。
2013年は全13試合に先発し、9個のパス防御と全米トップの7INTを記録した。
2014年は全12試合に先発。アーリーエントリーでNFL入りを表明した。
2013年はFirst-team All-Conference USAに選出されている。
長所
バックペダルからほとんど減速せずスムーズに発進する。クイックに方向転換できる。高校ではワイドレシーバーで、信頼できる手と素晴らしいボールスキルがある。可能な限りパスにアタックし、50/50のボールには滅多に競り負けない。3年間で15INTを記録、2013年には2個のINTリターンTDも決めている。ワーカホリックと呼ばれるほど練習熱心。怪我を押して出場し、滅多に練習も休まない。
広い肩幅、アスレチックで均整のとれた体格をしている。手を伸ばしてボールを掴み取り素早くコントロールする。空中にあるボールをうまく見つけプレイを決める。大学ではプレス、off-man、ゾーンを経験していて、3年間の先発経験がある。パスカバーでのバランスと制御があり、優れたルートの読みとブレイクを見せる。ラン守備での役割を理解しており、ブロッカーをかわしてボールキャリアーに迫る。
短所
ビックプレイを狙いすぎる。そのため規律を失い、テクニックが雑になる。バックペダルが高い。INTを決めるため、ハイリスクなアングルでパスをアンダーカットしようとする。おそらくプロではいつでも「大成功か大失敗」というギャンブルなCBになる。相手を掴みがち。ラトガー大学戦は酷い内容で、6回162ヤード3TDやられた。プレイのスピードとランサポートに一貫性がない。でかいレシーバーにやられる。
瞬発力というより、効率的な走りをするので、ワークアウトの数字は大事になる。アンダーニースのルートで攻撃的だが、ダブルムーブでやられた後にリカバーできる一流の爆発力はない。股関節に少し硬さがあり、方向転換が半歩遅れてレシーバーに離される。いくつかのINTはパスがアンダースローで、パスが正確だったら頭上を抜かれていた。チームメイトに汚れ役を任せて、ただ見ていることがある。
総評
細いが機能的に強いCBで、常に自分のところへ来るボールに挑戦する。その結果、3年間でパス防御33回と15INTを決めている。2014年は狙われることが少なく、長い距離のスピードがどうなのかはワークアウトで明らかになるだろうが、彼のボールスキルとビックプレイ能力は魅力的なはずだ。4-5巡指名予想。
昨年はテュレーン大学から2009年以来となるドラフト指名選手が誕生した。ドスはアーリーエントリーでその後に続こうとしている。大学通算15INTの実績、そのビックプレイ能力はスカウトの興味を引くだろう。
似たタイプの選手
- CB Buster Skrine (NYJ)
- CB Josh Robinson (MIN)
感想
ブロンコスのCBは層が厚いポジションなので、この指名はちょっと不思議だったかもと思います。7巡でも同じテュレーンのCBを指名していますね。
元レシーバーで、3年間で15INTを決めているビックプレイ・メイカーですが、あまりサイズはないので、小さくてクイックなレシーバーをカバーする、ニッケルコーナーと予想されているようです。(T.Y. ヒルトンをカバーできるかなあ)
2014年は数字が落ちていますが、それは相手が避けてパスを投げなかったからという話で、過小評価されているという意見もあれば、アーリーエントリーしたのは疑問という意見もあるようです。なんといってもターンオーバーが魅力で、多くのチームから興味をもたれていたそうですが、ギャンブル的なプレイ・スタイルは諸刃の剣という感じもしますね。
40ヤードは4.50秒くらいですが、長い距離を走るスピードに懸念があると指摘されていて、動画でもレシーバーの背中を追いかけているシーンは気になりました。
テュレーン大学の守備C(DBコーチ)は、ブロンコスに2年間(1995-96)在籍していた、元CBのライオネル・ワシントンで、インタビューでは「WRからCBに転向して成功できたのはコーチのおかげ」と感謝していました。
同じくテュレーンから7巡で指名されたCBトリアン・ニクソンとは仲良しで、陸上の400メートル・リレーではドスが3番目、ニクソンが4番目を走っていたのだとか。同じチームに指名されたことに、「すばらしいよ。ブロンコスに感謝している」と喜んでいました。
どうやらCBトニー・カーターあたりと4~5番目を争うようですが、まだ21歳と若いので、のびしろにも期待できそうですね。
評価
- B Pete Prisco(CBS Sports)
- B WalterFootball
- C bleacher report
動画 (背番号6番)
- Lorenzo Doss Highlight Reel - YouTube
- Lorenzo Doss - Tulane Football - CB - 2014 Duke Game - YouTube
- Lorenzo Doss vs. Cincinnati (2014) - YouTube
- Lorenzo Doss vs. Rutgers (2014) - YouTube
引用元
NFL.com / CBS Sports / Tulane University Official Athletic Site
- 1巡 OLB シェーン・レイ
- 2巡 OT タイ・サムブライロ
- 3巡 TE ジェフ・ホイエルマン
- 4巡 C マックス・ガルシア
- 5巡 CB ロレンゾ・ドス
- 6巡 NT ダリアス・キルゴ
- 7巡 QB トレバー・シーミアン
- 7巡 DB トリアン・ニクソン
- 7巡 DB ジョシュ・ファーマン